徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 1964年東京オリンピック、1998年長野オリンピックメダル

先日、北京オリンピックのメダルを紹介したが、今度は日本で作られたオリンピックメダルを紹介しよう。参加選手たちが命に替えても欲しがるメダルが一体いかなるモノか、その実物を見てみるのも当ブログならではのネタかな、という気もするし。

などといっても、実はオリンピックメダルに元から強い関心があるわけでもなく、これまでの歴代大会のメダルにどんなモノがあったか詳しくは知らないし、ネットで検索すればそれなりに情報は収集できるのだろうがそこまでしようという気も起こらないので、手持ちの画像から紹介することにする。

一昨年の秋、駆け足で見学した大阪造幣局博物館。そこには貨幣だけでなく、造幣局で作られた様々なメダル、金属工芸品なども展示されていたのだが、オリンピックメダルも造幣局製なのであった。見学記録はすでに当ブログで紹介したので詳細は割愛。

さて、日本初のオリンピックとなった1964年の東京大会。この時に作られたメダルがこれ。
イメージ 1

(左は金メダルの表面。右は銅メダルの裏面。デザインは各メダルとも同じ)
ギリシャ彫刻風デザインで飾られたメダルである。オリンピックカラーである五色のリボンがアクセントになっている。うーん、幻のオリンピックとなった1940年東京大会が開催されていたら、一体いかなるメダルが登場したことだろう。

つぎ、実は札幌オリンピックメダルは写真を取り損なったので、1998年の長野冬季大会のメダル。
イメージ 2

(左は金メダルの表面。右は銅メダルの裏面。デザインは各メダルとも同じ)
前回のトリノ大会ではドーナツ型のメダルが登場したが、冬季オリンピックの方が斬新なデザインが多いようである。この辺、オリンピック憲章によるらしいが詳細は知らない。

好みの問題だが、改めて見ても今回の北京オリンピックのメダルが格段に優れているという感じはしないなあ。
長野オリンピックのメダルはかなり凝ったツクリで、このメダルを賞賛する人も多いように思うが、確かに相当にコストはかかっていそうではある。ただまあ、私個人としては、だからといってそこまで絶賛する気にもならないのだなあ。

の古いメダルやバッジの感動的なまでに素晴らしいモノがあって、一度そういうモノに触れてしまうと最近のメダルなどには大して心を動かされなくなってしまうのである。
一体このような優れたモノを作った職人は誰なのか、と思いを馳せずにはいられないバッジやメダル。このブログでもそういう古くて優れた作品を紹介していければ、と思っている。