徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

作製場所不明 緑星旗(エスペラント)バッジ

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私は朝起きるのが遅くて自分でもイヤになるくらいなんだが、今朝ボ~ッとした頭で紅茶を飲みながら新聞を何気なく開いたら、あるコーナーに目がとまった。世界エスペラント協会名誉会員、高槻エスペラント協会長の竹内義一氏が8月に亡くなり、その生涯をしのぶ記事だった。「エスペラントに捧げた生涯」とあった。寝起きの気だるさもどこへやら、しばし粛然とした気分になってしまった。

「英語が共通語のようだが、英語はビジネス言語。エスペラントは対等な人間の関係を目指す民衆の共通言語=民際語です」が彼の信条だったそうだ。

国際人工言語として、ポーランドの医師ザメンホフ博士が生み出した「エスペラント」。エスペラントが目指した国際共通言語の地位は、もはや英語に占められているといっていい。だが、異なる言語民族間の「対等な人間関係」を築くための共通言語が、どこかの有力な民族語であってはならないというザメンホフ博士の批判は、英語全盛の今だからこそ、いっそう考えさせられるものがある。

記事では、竹内氏の棺は、エスペラントの旗=緑星旗に覆われ、仲間が「ラ・エスペーロ」を合唱したという(ラ・エスペーロはエスペランティストの聖歌とされる。ザメンホフ作詞。)。

今日の画像は緑星旗・・・の形をしたバッジ。恐らく東欧の作と思われるが詳細は不明。

未知の方だが、竹内義一氏。ご冥福をお祈りします。