2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
岩波新書の新刊「北朝鮮は、いま」を読んだ。韓国の北朝鮮研究会の編集で、政治・外交、経済、社会の多方面から北朝鮮の状況を分析している。項目ごとに異なる研究者が執筆しており、断片的なデータに基づく分析もあれど、ひとつひとつ集めていくと、自ずと…
自民党VS民主党の対決姿勢が強まる中、注目を集めた大阪府知事選。 フタを開けてみればタレント弁護士候補の圧勝。正直、ここまで圧勝するとは予想していなかった私にとってはかなり意外な結果。・・・大阪ってのはタレントが選挙に強いのか。それとも大阪に限…
経済の動向ってのは、本当に分からないものだ。アメリカのサブプライムローン問題で、こうも日本の株価が下落するとは。 景気がよかったときですら特にメリット感がなかったのに、景気が悪くなるとどうなることかと。 株価が落ちると、「自分は株やってない…
久しぶりにヨーロッパモノを。 第二次世界大戦で、ドイツ軍の侵攻が始まるやあれよあれよという間に占領されてしまったフランス。1940年、ドイツと休戦協定を結んだフランスは、首都をフランス中部の街ヴィシーに遷す。連合軍の反攻によりフランスがドイツ軍…
関西の人には自明のことなのかもしれないが、関東人の私にとって、琵琶湖が日本を代表する一大観光地であったということは、ちょっと意外であった。 もちろん、琵琶湖が観光地であることくらいは知っているが、戦前に外国人観光客誘致のためのポスターや施設…
これまで何度も書いていることだが、日本の徽章文化において、校章バッジというのはとても大きな地位を占めている。 正直、日本の徽章文化は低迷の一途をたどっていると言わざるをえないが、21世紀の今、それを大きく支えているのは、小中高校生たちが制服…
早いもので1月ももう後半。つい先日まで正月気分にどっぷり浸っていたはずなのに、もう年度末の雰囲気が漂うせわしなさ。早いねえ。 それなのに、私の部屋はまだ中国旅行から帰ってきてから片付けがまだ済んでいないのだった・・・。 というわけで、またまた中…
NHKで放映中の「奇跡の映像・よみがえる100年前の世界」(BBC製作)がおもしろい。あんまりおもしろいので録画して毎日楽しみに見ている。 フランス人の実業家にして大富豪、アルベール・カーン(1860-1940)。世界各地にカメラマンを派遣し、「地球映…
成都の中心地に毛沢東の巨像が今も建っていることは知っていたが、まさにここがこの街の「ミニ天安門広場」として作られていたことは知らなかった。1966年に始まる文化大革命は、ここでも熾烈を極めた。 そう、あのベストセラーにもなった「ワイルド・スワン…
四川省というところは、中華文明の中にあって、古くから独特な地域文化が育まれた土地である。 北京や上海には何度も行っている私だが、ここではまた別の地域意識が存在するのを漠然と感じたものだ。なにせ言葉からして独特で、四川方言を聞き慣れない私には…
北京を離れ、私が次に向かったのは、中国四川省の省都・成都市。四川省を訪れたのはこれが始めてだ。 理由は簡単で、なんといっても、遠かったからだ。北京からだと、最も速い列車でも、なんと26時間もかかってしまう。西隣はもうチベット自治区だ。遠い遠い…
せっかく撮ってきたので、北京の中国人民革命軍事博物館に展示されている徽章類の名品紹介といこう。 「八路軍・新四軍の徽章」 八路軍、新四軍関係の徽章は、市場ではとりわけ人気が高い。この辺なんか、売りに出たら大変な額が付くこと必至。しかも、一般…
(軍事博物館内の展示品。共産党系組織である各地の農民協会の徽章。1920年代。) 軍事博物館はもう何度も行っている私だが、その展示内容は、初めて行った時とはずいぶん異なっている。 あれは何年前だったか、コレクション仲間の中国人と北京で会ったとき…
今回の中国旅行では、北京に実質2日半くらい滞在したのだが、最終日、余った時間で中国人民革命軍事博物館(略して「軍博」)へ行ってきた。 地下鉄が全線一律料金(2元≒32円)化したのだが、おかげで便利になったなあ。 地下鉄1号線で軍事博物館下車、目…
あけましておめでとうございます。 しばらくお休みしていましたが、それは他でもない、この年末年始、中国に行ってきたため。久しぶりの中国。2年ぶりくらいか。 さて、2008年はオリンピックイヤー。ついに中国悲願のときである。まあ、端から見ている…