徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

フランス 第10回(1914年)世界大会バッジ 幻のパリ大会

公私ともに多忙、というほかないのが現状で、こうしたブログを書こうという気になるのもものすごく久しぶりな気がする。もはや懐かしい気分すら覚える。 さて、パリで同時多発テロ事件が発生してから1か月あまり。あれは、ひどい事件だった。もし日本であん…

日本 大日本農会紅白綬有功章

文化の秋は叙勲を始め、各種表彰行事が盛んに行われる季節でもある。 そのせいかどうか、当ブログのアクセス分析を見ると、その関係のページのアクセス数が急上昇しているのがよくわかる。その一端なのか、なぜか2009年10月に書いた「大日本農会緑白綬有功章…

日本 日中国交回復記念メダル

経済大国となった中国と、日本もその他の周辺国も、この巨大な国の大変身に否が応でも対応するしかなくなっている。日本を含む西側陣営は、中国の共産化を脅威としてきたものだったが、資本主義化したらしたでまた脅威なのだから、皮肉である。ロシアもまた…

日本 在外同胞学生同盟バッジ・腕章

先日のユネスコの世界記憶遺産を巡る騒動は、何とも考えさせられるものがあった。 今月10日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、中国が申請した旧日本軍による「南京大虐殺に関する資料」について、世界記憶遺産への登録を発表。従来から中国側が主張する…

北朝鮮 金日成バッジ3種 ~金バッジに見るデザインの小進化?~

昨日10月10日は、朝鮮労働党創建70周年で、軍事パレードの様子などがニュースで報道されていた。この前中国での抗日戦争勝利70周年記念を見たばかりで、今度は北朝鮮。どちらにしても、相変わらずなんだなあという感じの軍事パレードであった。 金正恩体…

日本 国勢調査バッジ(大正14年)

今年は5年ごとにやってくる国勢調査の年である。わが家にも、案内の紙が届いていた。何でも今年からネット回答が可能になったらしい。ネット経由というと、いろいろとセキュリティ上の問題もありそうな気もするが、国勢調査というのは紙で書いても別のセキ…

日本 茶業組合創立30年記念(大正2年)

最近新しいバッジばかり紹介していたのに飽きたので少し古いモノを・・・。大体このブログでは、新しいバッジなどあまり目をかけていなかったのだ。ただそれだとたちまちネタに尽きてしまい、それに「徽章文化」の看板を掲げる以上、現代に息づくバッジに関する…

ブラジル リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックバッジ

白紙撤回が決まった東京オリンピックエンブレム問題。もっとも、再公募をどうするか、佐野エンブレム事件の二の足を踏まないようにするにはどうしたらよいか課題は尽きないようだ。 来年開催されるリオデジャネイロオリンピックのエンブレムでも、実は同様の…

オリンピックエンブレムのバッジ ロサンゼルス(1984年)、ソウル(1988年)、ロンドン(2012年)

白紙撤回のニュースを聞いた時は本当に驚いた。まさかと思った。 今さら語り尽くされた感があるが、今さらながら東京オリンピックエンブレム問題。例の佐野エンブレムだ。 ベルギーの劇場からの著作権侵害訴訟は、法的にはまず負けることはなかったろう。東…

日本 吉井町功労章 ~旭日勲章モドキ~

パクリだ著作権違反だと世間を騒がせている東京オリンピックのエンブレム問題。パクリ疑惑を否定するデザイナーが別の件では盗作を認めたり、デザイン選考委員が問題収拾を図るべく原案を公開するも、そもそものデザイナーの設計思想の説明との矛盾が生じた…

中国 一致抗日バッジ(在米華僑)

今日は終戦記念日。70年目の節目とあって、例年になく様々な関連ニュースが流れている。せっかくなので、戦争に関するモノを紹介しよう。 今では太平洋を挟んで、シビアな軍事的な駆け引きと、反面活発な貿易を続けるアメリカと中国の両大国。だが、大戦中の…

日本 南大東島開拓90周年記念メダル ~八丈島にて~

つかの間の夏休み、八丈島に行ってきた。伊豆諸島には大島しか行ったことがないので、もちろん初めての訪島であった。 竹芝桟橋から船で10時間。台風が接近するあいにくのタイミングだったが、島めぐりは十分に堪能でき、いろいろと発見もあっておもしろい旅…

中国 清朝黄龍旗バッジ

日本人としては、「大清帝国」というと大昔のことのように感じてしまうが、大正元年がちょうど中華民国元年なのだから、日本の明治時代は中国ではまだ清朝だったのだ。 日本も中国も、帝国主義むき出しの列強諸国とぶつかり合い、変革を余儀なくされていく。…

日本 日本オリンピック委員会公式ライセンスバッジ

まったく迷走にもほどがあるだろう、と言いたくなる国立競技場問題。 ついに白紙撤回が正式に決まったようだ。この期に及んで。 なにしろ、2020年東京オリンピックのメインスタジアム、東京五輪の「顔」となる建築物だ。これまですでにどれだけの労力がつぎ…

番外編 Yahoo!アクセス解析による当ブログの分析

アクセス数の増加など全く無視したブログ運営を続けてきて、10年が経過した。 その結果、これまで投稿した記事数は約1,100、総アクセス数は約22万、コメント数は約1,000となった。数字だけ見ると、予想どおりながら惨憺タルモノというほかない。 特にコメン…

日本 八幡製鉄労組バッジ

日本の「明治日本の産業革命遺産」が、紆余曲折の末、世界遺産に登録される見通しという。・・・明日の朝になったら実は覆っちゃいました、なんてことにはならないだろうね? 九州、山口を中心として、静岡、岩手まで含む、極めて広域にわたる一群の世界遺産で…

ポーランド 第29回(1937年)世界大会バッジ ワルシャワ

前回に引き続き、今日もエスペラントバッジの紹介だ。 まず、何のどういうバッジかを語る前に、入手に至るまでのハプニングを記しておく。 これらのバッジは、海外から一緒に購入したモノだが、実際私の手元着くまでにに恐ろしく時間がかかってしまい、その…

ドイツ 第19回ドイツエスペラント大会バッジ(1930年)

久しぶりにエスペラントバッジを紹介する。 とはいっても、これはエスペラント世界大会のバッジではなく、ドイツ国内の大会バッジである。 表面に書いてあるとおり、1930年にドレスデンで開催された第19回大会のものである。 中央にはエスペラントの国際主義…

中国 湖北省内河航輪管理局徽章

ひどい事故もあったもので、中国の長江で旅客船「東方之星」号が転覆、400名以上の乗員乗客はほとんどが死んだと見られる。事故直後は、船内に取り残された人の反応があるという報道もあったものの、救助することはできなかった。 救助を信じつつ助からなか…

日本 大阪市会議員之章

先週末に行われた「大阪都構想」の住民投票、一体どうなるかと関心を持ってみていた。これまでで最大規模の住民投票だっただけに、マスコミの注目度も高かった。 こういう住民生活に密接に関係する選挙では、多くの人は保守的な選択をするものだ。それに橋下…

日本 鉄道5,000マイル祝賀会記念バッジ(明治39年)

東京駅100周年記念があったり、北陸新幹線が開業したりと、にわか鉄道ファンがどんどん増えているような気がするが実際どうなのだろう。 明治に入るや、日本では鉄道建設が急ピッチで進められた。 明治5年に品川-横浜間の鉄道が開業を皮切りに、明治22年に…

日本 裁判員バッジ

一般国民が裁判に参加する裁判員制度が始まって、丸6年が経とうとしている。私は当初からこの制度には大いに賛成しており、様々な課題は当然のことながら抱えつつも、まずうまく機能しているのではないかと思っている。 始まったばかりの時は大きく注目され…

日本 マクドナルド「日本バラ色計画」缶バッジ(2009年)

旅行カバンの中に長いこと眠っていたバッジをつい先日発見した。そういえば、ずっと昔にマクドナルドでもらった記憶があるが・・・? 気になったので調べてみたら、マクドナルドの「日本バラ色計画」というPR記事が公式サイトで見つかった。 2009年6~7月に行…

日本 憲法公布紀念メダル(1946年)

今日は憲法記念日、戦後70年目という節目の年に当たっていること、安倍首相が憲法改正に意欲を燃やしていることなどもあって、いつになく憲法を巡る議論が加熱しているようだ。 現憲法は、1946年に制定され、以来一度も改正されることなく現在に至っている(…

ワトソン.T.ヨシモト氏のIDバッジ

4月の異動以来、私の生活は一変してしまった。これほど忙しい職場は初めてではないか。昼休みに時間になっても、ほとんど腹が減らず、深夜の残業していてもほとんど空腹感を感じなかった。緊張感のせいだろう。 おかげでこのひと月で体重が減った。 まった…

日本 1998年長野オリンピック公式ライセンスバッジ

国際ニュースを見ていると、平昌オリンピックに関する記事をたまに見かける。そのどれもが平昌五輪開催危うし、という論調である。 (・・・ところで、これ「pyonchan」と入力しても「ピョンちゃん」くらいにしか変換してくれないのが面倒だな。字面だけ見ると…

中国 中国国民党フィリピンルソン支部党員章

海洋進出が目立つ中国は、東方では日本、南方では東南アジア諸国と軋轢を強めている。おそらく、日本との尖閣諸島問題よりも、南沙諸島(スプラトリー諸島)問題の方が深刻だろう。戦後、実際に中国とベトナムの間で軍事衝突まで発生している。しかも、その…

日本 要求米価バッジ(1974年)

先日、安倍首相が施政方針演説で、経済改革の大きな柱として農協改革を取り上げた。全国農協中央会(全中)は徹底抗戦を展開するか、という予想もあったが、あっけなく政府の改革要求に屈し、5年後の一般社団法人化という方針を呑んだ。 安倍首相の圧勝であ…

日本 ESP科学研究所バッジ

一般に、GDPが高いほど国民の幸福度は高い傾向があるそうだ。 でも、例外的なのが日本。国民の幸福感は、かなりひくいのだそうだ。そんなにみんな不幸なのか?と不思議に思うのだがどうなのだろう。 貧困のせいで不幸な人には手の打ちようもあろうが、経…

日本 岡山県農業協同組合中央会 勤続30年表彰バッジ

今年は年明けからイスラム過激派関連ニュースばかりだ。おかげで、国内起こっている凶悪事件や重要な政治関連ニュースがすっかりかすんでしまっている。 その中で、私が関心を持っているのが農協改革の話である。 農協は私企業でなく、あくまで農家などから…