徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本 叙勲制度復活記念章

戦争が起こると、国家は勲章を濫発して戦意の高揚を図るものだが、かつての日本でもその事情は同じであった。ところが、戦争が終わるや叙勲制度は事実上停止されてしまった。 しかも日本では、勲章は天皇の名において授与されるものである。新しい国家のあり…

モンゴル 牧畜指導者章

社会主義になってもモンゴルという国の主要産業は遊牧業であって、それが国の文化の元にもなっており、そのためソ連や中国に挟まれながらどこか独特のムードのバッジが生み出されてきた、ような気がする。 今日のバッジは、モンゴルの牧畜指導者章。50~60年…

日本 造幣局東京支局見学記 ~勲章のできるまで~

(造幣局東京支局構内の様子。左の建物が見学コース) この間、長年の懸案であった、池袋にある造幣局東京支局の工場見学に行ってきた。工場見学は平日でしかも事前申込みが必要なので、これまでなかなか行くことができないでいたのだ。 場所は、池袋サンシ…

日本 「せんとくん」バッジ

(左:イベント記念バッジ、右:せんとくんバッジ) 平城遷都1300年祭というイベントが来年行われるのだが、「ナント(710)立派な平城京」から1300年経つのだね。 奈良県の大イベントになりそうだが、イベント自体以上に有名になった(というか物議を醸した…

日本 「日本七宝の輝き」と勲章、残りは個人的暴論

六本木に、泉屋博古館(せんおくはくこかん)分館、というこぢんまりした美術館があるのをご存じだろうか。私は知りませんでした。 ここで気になる展示会をやっていることを知ったので、会期末となるこの連休に見学に行ってきた。 「明治七宝展 ~世界を魅了…

北朝鮮 金日成・金正日バッジ

北朝鮮建国式典に姿を現さなかったことから、急遽浮上した金正日の健康悪化説。不明な部分も相変わらず大きいが、伝えられる情報を総合してみるに、今度ばかりは本当にやばそうにも見える。 独裁者の常として、後継者問題は実に深刻である。子供を後継者にす…

北朝鮮 祖国解放記念メダル

今日は、北朝鮮の建国60周年の記念日になるが、予定されていたはずの軍事パレードが行われなかったり、金正日総書記の姿が確認されなかったりと、最近韓国筋で流れている「金正日の健康悪化説」を裏付けているかのようにもみえる。記念行事が行われても行…

エスペラント SATロッテルダム大会(1957)

国際補助語の普及をはかるエスペラント組織は、政治的にはニュートラルであることをうたっている。 人類平等、世界平和を言語の立場から実現するというのがそもそもエスペラントの存在意義なのであって、そのためであれば政治的な立場にはこだわらないという…

日本 関東大震災10周年記念メダル(1933年)

今日9月1日は防災の日。 今から85年前の1923年9月1日、関東地方を襲った地震は、死者行方不明者14万人を超えるすさまじい被害をもたらした。同時に多数の朝鮮人や社会主義者に対する虐殺事件なども発生し、ただの自然災害を超えて、当時の日本が抱えていた…