2014-01-01から1年間の記事一覧
今年もまた大晦日を迎えた。この1年、大きなトラブルもなく、家族とも健康で平和に年の瀬を迎えられたのだから、人生これ以上望むことがあろうか。 と言っても実のところはないことはなく、もう少しよいコレクションがあったらよかったなあと、ちょっと残念…
全体の印象として、重厚でごついバッジである。舵輪と錨、波のデザインもお約束という感じの船員勤労章。あまり詳しく調べていないので、はっきりしたことは知らないが、戦時中、軍人以外にも産業など各種分野で活躍した人を顕彰する制度ができた。有名なの…
今年の年末年始は、9連休もある。といっても、長いようでいつもあっという間に終わってしまうもので、気がつけばあと残り1日か、などということになっているのも毎年のことである。そうならないように少しは有意義な過ごし方をしようなどとも思うのだが、…
久しぶりの投稿になってしまったのには理由があって、仕事が忙しかったことと、最近メッキリ欲しいバッジが手に入らなくなってしまったことだ。欲しいバッジが手に入らないというのにも理由があって、そもそもいいバッジが減っているということと、いいのが…
日本との戦いが終わって、中国は国共内戦内戦に突入した。1945年から1949年の共産党による建国宣言まで、激しい内戦は4年以上継続した(実際には、建国宣言後も各地で共産党と国民党の戦いは続いた)。 当初、兵力にも装備にも勝る国民党軍が優勢だったが、…
先日、仕事で群馬県庁へ行ってきた。 行ってみると、前橋というのは高崎線と宇都宮線の間にあって、両毛線で行かなければいけないのでけっこう行きづらい。もちろん新幹線は通っていない。高崎の方がずっと便利そうなのになあ、とは県外者の無責任な感想であ…
今日も明治の徽章を紹介したい。 桜花型に赤い日章、浅目の彫りに小型のリボン、一見して古いモノであることはわかった。 「日本橋 協和会」。 ひっくり返してみると、裏面には「明治二八年六月成」という手彫り文字があった。明治28年といえば、1895年、120…
これまで多くのバッジやメダルをこのブログでは紹介してきた。しかしまあ、書いている方としては、楽しいと思うのは、やはり歴史ある一品である。その一枚には歴史が凝縮されている。 今では見られないようなツクリをしたバッジには、作り手の気迫がこもって…
ずいぶん時間が空いてしまったので、忘れないうちに書いておこう。 9月3,4,5日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第78回東京インターナショナル・ギフトショー」。 私は、出展していたバッジメーカーのブースを見て回り、知識の吸収に努めてきたところ…
韓国の仁川でアジア大会が開幕したところだが、先日ネットで変なニュースを見つけた。 日本のホッケー選手が渡したバッジが問題になっているというのだ。 朝日新聞の報じるところによると、 「仁川(インチョン)アジア大会に出場するホッケーの日本男子選手…
ギフトショーについてはまた次回、今日はスコットランド民族党の住民投票キャンペーンバッジを取り上げたい。 今週の国際ニュースでやはり話題をさらったのが、スコットランド独立の是非を問う住民投票であった。スコットランドは300年以上イギリスの一部で…
「第78回東京インターナショナル・ギフトショー」なる展示会に(夏休み消化を兼ねて)行ってきた。もちろん初めてのことだ。始めてどころか、最近まで存在すら知らなかったのだが。 場所は東京ビッグサイト。 どんな展示会か、一言ではちょっと説明できない…
気がつけばもう8月も終わりではないか。今年の8月は日曜日が最終日、ということは、9月から2学期が始まる子どもたちにとっては、いきなり月曜日の1日からスタートという、なかなか厳しい条件だ。夏休みの宿題の片付け、せいぜいがんばってもらいたい。 …
先日、編纂に24年かかったという「昭和天皇実録」が、ついに完成したというニュースがあった。宮内庁が作製した「正史」であり、新事実があるかという点に注目が集まっている。まあ、現宮内庁が作った「正史」に、今まで全く知られていなかった驚愕の新事実…
今年の流行語大賞にノミネートが確実視されている兵庫県議会議員(野々村氏)の号泣謝罪会見。 食事中、ニュースで見ていて、あやうく口の中のものを吹き出しそうになった。ある意味衝撃的映像であった。 なんでもやり過ぎっていうのはアダになるもので、全…
運が悪いにもほどがある、としか思えないマレーシア航空に降りかかった重大事故。 今年3月8日、マレーシア航空370便は、クアラルンプールから北京への途上、突如として消息を絶った。239人の乗客乗員とともに、今も行方不明である。行方不明になった当初は、…
これまでも何度も触れてきたように、日本では徽章文化そのものが衰退の一途を辿っている。徽章文化の発達する社会というのは階級制を色濃く残した社会であって、世の中がフラットになればなるほど、徽章という社会的アイテムの役割は減少していく、と私は考…
イスラエルとパレスチナが、また荒れているなあ・・・と思っていたら何だか日に日に大変なことになってきた。停戦協定は結局双方が蹴る形になり、イスラエルはガザ地区に地上部隊を投入、対するパレスチナ側の強硬派、ハマスも徹底抗戦を叫んでいる。 パレスチ…
やっぱり最近微妙にブームなのだろうか。身近に山登りが好きという人が何人もいる。私は登山趣味は全くなく、山登りそれ自体を目的とするという楽しみ自体が理解できない。もしかして、やってみたら意外に楽しいのかな。うーん、やっぱりどうもその気は起き…
ブログも長いことやっていると、何を紹介して何を紹介していないのか、だんだん判然としなくなる。画像のメダルはもう紹介したつもりになっていたけど確認したらまだのようなので、今日はこれでいこう。 北朝鮮の労働英雄メダル。労働者としては最高の栄誉メ…
エスペラントの世界大会は毎年世界各国の都市で開催されていて、その都度大会記念バッジが作製されていることは、当ブログでも何度も何度も紹介してきた。もっとも、戦争や動乱やその他の要因で開催できなかった年もあるので、必ずしも年1回とは限らないの…
2005年からスタートした当ブログの、9回目の誕生日。奇しくも今日6月1日は「徽章の日」なのであった。 せっかくの日にチンケなバッジを持ち出してもつまらない。少し重みのある一品でも紹介しよう。 1939年、日中戦争の最中に、日本は内蒙古に「蒙古連合…
そうか、今年は日清戦争開戦120周年になるのか、と気がついた(1884年、明治27年7月開戦)。 朝鮮半島の動乱をキッカケに、朝鮮半島への影響力を巡って日本と清国の対立が先鋭化、ついに軍事衝突に至った。新生日本にとって、初めての本格的な対外戦争であ…
昨日の関連ということで紹介しよう。 これが日本郵船の社旗「二引きの旗」である。白地に2本の赤線を描いたシンプルな旗だ。 それまで激しいシェア争いを演じていた郵便汽船三菱会社と共同運輸会社が、明治18年に合併、日本郵船が誕生した。2本の赤線は…
日本の徽章は、桐箱に納めるものが多く見られ、これは日本徽章文化の特徴といっていいだろう。さらにもっと高級なモノ、例えば勲章などは、黒塗りの漆箱にうやうやしく納められる。 そんな素晴らしいバッジの箱を紹介しよう。 画像の箱には、一目惚れしてし…
赤十字関係には歴史があるだけに、関連のバッジやメダルの類も非常に多い。 その中からユニークなモノを紹介しよう。 1,2,3等揃いの篤志表章である。「篤志表章」というのがよくわからないのだが、字面からして要は支援者を表彰するモノなのだろうとい…
日本モノが続いたので、たまにはヨーロッパのバッジでも紹介しよう。 ユーゴスラビアの建国の父、チトー大統領のバッジである。以前から気になっていた一枚だ。 チトーは、米ソ冷戦時代にあって、非同盟諸国運動をリードするなど国際的にも影響力を持った。…
群馬県の富岡製糸場が、世界遺産に登録される見通しだという。世界遺産登録申請を目指しているという話は知っていたが、正直難しいかなあと思っていた。群馬県人ならぬ私もうれしく思った。 私が近代の産業遺構が好きだからというだけでなく、養蚕業そのもの…
今月16日午前、韓国珍島沖で発生した旅客船の沈没事故には、本当に驚いた。初めのニュースでは、大規模な海難事故が起こったなあくらいにしか思っていなかったのが、大惨事ではないか。 470人あまりの乗客乗員のうち、当初290人以上が行方不明とされた。とこ…
サラリーマンには悲喜こもごもの4月。この土日は新年度初めての休日となったが、とりわけ、新入社員はさぞかし緊張で疲れたことだろう。 私も駅などで新入社員らしきスーツ姿の若者を見ると、つい昔を思い出して、まぶしいような少し痛ましいような気分にな…