徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2011-01-01から1年間の記事一覧

北朝鮮 金正恩のバッジは、喪章代わりの「黒色金バッジ」??

昨日23日、NHKの「緊急報告 北朝鮮はどこへ向かうのか」を見ていて、おやっと思った映像があった。 金正日の弔問に訪れた後継者・金正恩の映像である。短いが、繰り返し流されたので、私の疑問はつのった。 金正恩は、黒い「人民服」姿で、胸におそらく金…

北朝鮮 金正日の「勲章」

金正日の遺体も父親とともに「永久保存」されるのだそうだ。レーニンから始まった社会主義国の指導者の永久保存という伝統が、流れ流れて最後には北朝鮮が継承することになったのか、と思うと感慨深い。金正日自身は、永久保存されたいと本当に思っていたの…

北朝鮮 金日成・金正日バッジ

今日のネタはこれしかないだろう、という感じ。 突然の発表には驚いた。第1報を聞いたときには、もしかしてまたデマ?とも思った。だが今度こそ、北朝鮮公式発表だ。金正日が、ついに死んだ。 さて、今後はどうなるのだろう。困難な国の舵取りを、カリスマ…

中国 李鴻章バッジ

岩波新書の新刊、岡本隆司著「李鴻章」を読んだ。日本にとっても特になじみの深い人物で、清末には、中国の軍事、外交を一手に担っていたと言っても過言ではない政治家である。 中国の伝統的教養に富むエリート進士(科挙合格者)でありながら、中国の無力を…

日本 勲章・褒章の「褫奪」

あきれたこともあったもので、オリンピック柔道で金メダル2連覇の選手が準強姦容疑で逮捕。もっとも、本人は合意の上だったとかなんとか反論しているし、まだ刑が確定したわけでもない。それでも2児の父としては、刑法上はともかく家庭内には激震が走るこ…

日本 大阪市議会議員記章

明日の今頃は、きっと大阪府知事と大阪市長のダブル選挙のネタでニュースが埋まるだろう。 大阪都構想を掲げる橋本前知事と、それに抵抗する現市長の一騎打ちはミモノだ。個人的には、大風呂敷の割には大阪都になるとどうなるのかよくわからず、一般市民には…

日本 鉄道司法警察徽章

鉄道も警察もマニアの多い業界なので、間違いを書いたらすみません。 今日の一枚は鉄道司法警察職員のバッジ。国鉄の民営化とともに消滅した制度である。 警察、とはいっても職員は警察官ではなく、あくまで国鉄職員の中からの兼任であった。 司法警察職員等…

北朝鮮 金日成バッジ(生誕50年記念)

日本の大正元年=西暦1912年は、中華民国元年でもあり、また北朝鮮の金日成の生誕年でもある。 北朝鮮では、1997年から「主体(チュチェ)暦」というものを採用したので、主体元年もまた1912年となった。つまり、今年2011年は、中華民国100年=主体100年であ…

日本 国際海洋博協賛記章(EXPO’75)

1972年の沖縄本土復帰の記念イベントとして、1975年、沖縄県本部町?b>国際海洋博覧会(EXPO'75)??鼎気譴拭F鐱椶燃?鼎気譴針鎤遒箸靴討蓮?970年大阪万博以来、2回目であった(2011年現在、5回開催されている)。 この国際海洋博を機に沖縄のインフラ整備…

日本 中川一郎・中川昭一後援会バッジ

2年前、タカ派的言動で有名だった自民党議員の中川昭一の急死が報道された。飲酒問題で大臣を辞任、その後の選挙にも落選した挙げ句の死であった。自殺だとか、アルコール中毒死などと言われていたのが、心筋梗塞と発表。私もニュースには驚き、なぜ死んだ…

中国 まさかこのバッジが中国の博物館で!?

「アメリカ軍スティルウェル公路護路隊徽章」と書かれた「キティちゃんバッジ」 すみませんが今回も特に書くことがないのでまたネタ話です。 中国の軍事系掲示板で発見したネタを、ぜひここで紹介したい。 中国の雲南省騰冲県にある「滇緬抗戦博物館」。2005…

アメリカ 反オバマ大統領バッジ

アメリカのウォール街で始まった草の根の反格差デモ「ウォール街を占拠せよ運動」は、アメリカの各都市に拡大したばかりか、今日15日に世界同時決起を呼びかけて、日本を含み、実施は世界80カ国以上にのぼったという(予定含む)。 主要スローガンは「社会格…

中国 独立勲章(辛亥革命記念章)

今日10月10日は中華民国の建国記念日双十節だが、1911年の辛亥革命から100年目を迎える特別な日である。台湾では中華民国暦を使い続けているので、変えるキッカケのないままついに民国100年となってしまい、この「元号」は当分続くのであろう。 さて、せっか…

日本 室蘭市功労章

国に勲章があれば、自治体にも功労章がある。顕著な功績を残した住民や役所、議会で活躍した人物を表彰するものである。これまでも様々な自治体の功労章を紹介してきたが、今日は北海道室蘭市の功労章を紹介しよう。 一瞬、シルエットだけ見ると驚くほど旧満…

日本 帝国電灯株式会社賞牌

10月ともなるとさすがに過ごしやすい気候で、今年の節電騒ぎも冬まではひと休み。 原発事故も、ひと頃はどうなることかと気を揉んだが、綱渡り状態ながらようやく冷温状態が実現して、これ以上の大規模汚染の心配は遠ざかった感がある。もっとも、これまで手…

日本 納税表彰バッジ

聞けば1日数万アクセスというブログも世間にはあるそうで、一体どうすればそんなことが可能なのか想像もできない当ブログの運営者です。 1日十数アクセス、少ないときはひと桁台という状態が開設以来長い間続いたので、さすがに自分でもこのブログの存在意…

中国 中華人民共和国中央人民政府成立記念バッジ(1949年)

今年もニュースで中国ネタには事欠かなかった。その割に注目されなかったのが中国の建国記念日、すなわち国慶節で、私も気がついたら過ぎていたよ。 一昨年は建国60周年記念ということで軍事パレードなどが行われてハデだったが、今年については特にどのマス…

イスラエル 国旗バッジ

昨日、パレスチナ自治政府が国際連合への加盟申請を申請し、日本でも大きなニュースとなって報じられた。当然のことながら、イスラエルやイスラエルを支持するアメリカはこれに反対姿勢をとっているが、今年の入ってからの中東各国での民主化運動といい、中…

アメリカ 社会主義労働者党バッジ

最近、欧米関係バッジの紹介が少ないのに気がついたので、今日の一枚はコレ。 個人的にシンボルマークが好きなアメリカの社会主義政党「SLP(Socialist Labor Party)」のバッジ。労働者のたくましさを表現した筋骨隆々の腕。振り上げたハンマーは、社会…

満州 協和会徽章(4枚)

気がついたら今日は9月18日、満州事変記念日。デモを抑えたり放任したり、中国当局のサジ加減もなかなか難しい今日この頃。かの国ではどんな1日だったろうか。 というわけで、せっかくなので満州モノを。 以前も紹介したことのある満州協和会の徽章を、一挙…

中国 南下工作団卒業記念章

これも私にとっては懐かしいバッジのひとつ。北京の骨董店で見つけて、予備知識は全くなかったものの、独特の雰囲気に惹かれて買った。もうずいぶん前のことになるなー。 値段は日本円で3千円強、思ったよりも高かったので一瞬購入を迷ったが、帰国も迫って…

日本 帝国飛行協会第1回飛行大会紀念章

現在の日本航空協会の前身は、大正2年に発足した帝国飛行協会である。帝国飛行協会関係のバッジや記念品はたまに見かけることができ、しかも会員バッジをはじめなかなかデキがよく、私もチェックするようにしている。 今日の一枚は、裏面に「帝国飛行協会第…

日本 山本五十六の「軍人傷痍記章」

新潟の長岡市に、山本五十六の記念館がある。この地を立ち寄ったとき、この記念館の存在を偶然知り、これはと思って見学してきた。ささやかな記念館で、ざっと見るだけなら10分もあれば足りる。 この中に、山本五十六が受章した軍人傷痍記章が展示されていた…

中国 上海日僑自治会出入証

そうか、今日は終戦記念日か・・・ということで、親戚の話でも書く。 父方の親戚には、戦前中国にいた人が何人かいる。最近、そのうちの1人から話を聞く機会があった。彼の生まれは昭和10年。 家族とともに上海に住んでいたが、昭和20年3月、戦況が危ないと…

日本 皇祖皇太神宮最高幹部之章

ちょっと変なモノを紹介したい。 「皇祖皇太神宮」、と聞いて反応する人は、なかなかの古史古伝マニアといっていいだろう。竹内文書で知られる竹内巨麿が設立した新宗教の神宮である。現在も北茨城市に社が存在(富山から遷宮されたらしい)する。 正しくは…

日本 大日本労務報国会 特能競地域大会三等会長章

1940年。大政翼賛体制の中、かつては百花繚乱の観すらあった諸々の戦前の日本労働運動は、ついに終焉を迎えた。それまでの労働組合は、大日本産業報国会に組み込まれ、労使一体となった戦時体制へと構築されることとなったのである。 しかしその実態は、労働…

中国 「8月1日の建軍記念日から新しい勲章使用」ニュース

(新たに制定された勲章、記念章) (1,2,3級奨章) 中国の高速鉄道の事故ニュースを見て、ある意味期待通りな当局の対応にあきれかえってみせるのは役立たずのテレビコメンテーターに任せておこう。注目すべきは、記者会見で責任者にくってかかる記者…

中国 ある意味衝撃的な「泉州晩報」(福建省地方紙)の掲載記事

中国福建省の泉州市で最大の地方紙「泉州晩報」に、こんな記事が載っていた(2011年7月11日版)。 それがある意味衝撃的だったので、ぜひ紹介させて欲しい。 「退役老兵のお宝探し 数百枚のバッジを収集」という見出し。 「今年68歳の元兵士、許栄源はひょん…

日本 黄綬褒章

今年の褒章受章者の発表は、例年なら4月中旬のところ、大震災の影響で約2か月遅れで行われた。今回の発表では、私の仕事関係の知人も黄綬褒章を受章することとなり、天皇陛下に拝謁してきたのだそうだ。新聞の地方欄でも掲載されており、70過ぎの高齢者に…

中国 三級解放勲章(1955年)

上海の第1回共産党大会跡記念館(2010年9月撮影) 今日は中国共産党の創設記念日。創設は1921年のことだから、今年はちょうど90年目になる。今や党員数8000万人を超える世界最大の政党となった。もっとも、独自の未来観とイデオロギーで理論武装していた頃の…