徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本 日満華バッジ

この前、「日独伊」ならぬイタリア製の「伊独日」同盟バッジを紹介したが、あのバッジを見て思い出したのがこれ。 裏面にも何も書いてないのだが、見ての通り日満華の3国旗のバッジ。 日本国旗を中心に、向かって左に満州国国旗、右に中華民国(カイライの…

イタリア ベツレヘムの聖マリア病院騎士団勲章 ~イタリア旅行編その13~

ローマで見つけた勲章は、実はもうひとつある。 先の「イタリア共和国功労勲章」は情報が多くあっさりと正体が分かったのに、こちらはどうも調べてもよく分からなかったのである。 オリジナルケース入りで、勲章本体とミニチュアメダルが収まっている。 (箱…

イタリア イタリア共和国功労勲章 ~イタリア旅行編その12~

しつこく続くイタリア編。 今日もローマのノミの市でゲットしたブツを紹介する。 古いポストカードなどを並べている店があって、そこで見つけたのがこれ。今回の旅行における最大の収穫品。 ここまでイタリアでの収穫が全然なく、極限まで(バッジに)飢えに…

イタリア ROBERTO! 三国同盟バッジ ~イタリア旅行編その11~

久しぶりに、イタリア旅行の続きです。 この前、明日は帰国という最後のチャンスに、ローマのノミの市でやっと収穫にありついたことはすでに記した。 その収穫の一部を紹介しよう。 ローマのノミの市では、それっぽいモノがありそうなのに何となくバッジは見…

日本 「労務管理士之章」

ひと頃流行った「サムライ商法」、最近あんまり聞かないなあと思っていたが、実際には今も結構あるらしい。 つまり、「実際には公に通用しない資格を取得させたり、高額の受講料をとったりと、悪質なものを、サムライ(士)商法、資格商法という」のだそうだ…

日本 逓信省バッジ

久しぶりに日本モノを。 「小泉改革」の最大の目玉であった郵政民営化。で、その結果日本郵政株式会社が、ついに今月スタートした。 しかしまあ、私自身の実感としては、郵政事業が公社化(2003~)されて以来、サービスの向上どころか年々不便になることが…

スペイン ファランヘ党員章

仕事帰りに映画でも見て外食して家に帰る、なんて、なかなか優雅な生活だと思うのだが、このところちょっと仕事に余裕があるので、今日はそんなアフターファイブを過ごすことにした。 今日見た映画は、「パンズ・ラビリンス」。 (注:以下、ちょっとネタバ…

イタリア ローマ「ファシストどもが夢の跡」 ~イタリア旅行編その10~

またイタリア編に戻ります・・・ 先日触れたノミの市でゲットしたのがこのムッソリーニバッジ。 やっぱりイタリアの現代史はこのオッサン抜きには語れないのである。イタリアバッジにおいても、ファシスト関係モノの比重は大きい。 えー、正直なんのバッジかよ…

中国 共産党九大記念バッジ(大型毛沢東バッジ)

イタリア旅行ネタはまだ尽きないのだが、あんまり長く続けるのもなんなので、ちょっと別の話題を。 中国共産党第17回全国代表大会が今日から開幕したとニュースにあった。 5年に一度の大会だ。北京の人民大会堂が会場なのだが、壇上の飾り付けは相変わら…

イタリア Battaglia di Roma ! ノミの市に参戦!~イタリア旅行編その9~

今回は観光旅行がメインとはいえ、やっぱりイタリアのバッジを買ったりしたいよねーという思いやみがたく、そのための時間も旅行スケジュールも組み込んだのだが、事前に情報収集した目的地ではすべて空振り!行くところ行くところ、すべてダメ! それも、全…

バチカン バチカンの空に翻る青天白日満地紅旗 ~イタリア旅行編その8~

「国土を持たない国家」とも言われる聖ヨハネ騎士団についても感じることだが、「国家」というのは、実はものすごく虚構の存在なのだなあと感じることがある。 ローマ滞在中、バチカン市国は何度も訪れたのだが、その思いを強くした。 一応、独立国というこ…

イタリア 聖ヨハネ騎士団・ローマの空に翻る十字旗 ~イタリア旅行編その7~

今日は久しぶりにバッジの紹介から始める。 このバッジは、おそらくイタリア製ではなく、イギリス製かと思われるバッジだ。 「THE ST JOHN AMBULANCE BRIGADE」、直訳すれば「聖ヨハネ救急団」くらいの意か。 以前、私もお気に入りのいかにもストイックな雰…

イタリア ローマで見るイタリア近現代史 ~イタリア旅行編その6~

イタリアって国は、古代ローマを初め、中世、ルネサンスと古い歴史があまりにもまばゆい光を放っているせいか、近現代史はどうしても影が薄い。少なくともわれわれ外国人にとってなじみ深い話じゃあないのだ。 じゃあ近現代はどうなんだというと、今度はいき…

イタリア フィレンツェにて モザイク工芸の粋! ~イタリア旅行編その5~

イタリアでは、昨日も書いたように、残念ながら目を見張るような徽章文化には触れることはできなかったのだが、その他のことでは実に感心したものがある。 つまり、石の文化だ。 むろん、建築物は言うに及ばない。古代ローマ遺跡の、石造物の圧倒的な量には…

イタリア フィレンツェ銀器博物館その2 ~イタリア旅行編その4~

(まだまだ続くイタリア旅行記。・・・) 正直言って、イタリアでは期待したような「徽章文化」の一端に触れることはできなかったのだが、その代わり別によいモノを見ることができた。昨日紹介したペンダントもそうだが、今日もイタリアの宝飾品について触れよ…

イタリア フィレンツェ銀器博物館 ~イタリア旅行編その3~

さて、ヴェネチアを離れた我々が次に向かったのは、トスカーナ州の州都、ルネッサンス芸術が輝いた花の都・フィレンツェであった。 どうでもいいことのようにも思うが、「トスカーナ」、「フィレンツェ」って何とも語感がいい。のびやかで、なにか優しさを感…

イタリア ヴェネチア海洋史博物館その2 ~イタリア旅行編その2~

昨日の続き。 ヴェネチア本島には自動車の乗り入れができない(本島入り口部までは可能)ので、人の移動や物資の輸送などは今も船に大きく依存している。船から下ろした荷は、船着き場からさらに手押し車(階段の上り下りに適した形に改良されたリヤカー)で…

イタリア ヴェネチア海洋史博物館 ~イタリア旅行編その1~

先ごろイタリア旅行から帰ってきたが、観光資源の豊富さにはまったく圧倒された。有名な都市だけでなく、一般には無名の小都市も魅力にあふれている。 今回の旅は純粋な観光旅行だったのだが、そのことにまず驚いた。イタリアには「観光省」という独立した省…