徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

エスペラント!

日本 エスペラント普及会50周年バッジ(大本教)

このバッジを一目見て、「あ、大本だ」とわかった人は相当のバッジ通と言えよう。 三日月型の縁に緑の五角星、そして「E.P.A.」の文字。 E.P.A.、とはEsperanto-Propaganda Asocio、すなわちエスペラント普及会という。 大本教は日本の神道系新興宗教であり…

フランス 第10回(1914年)世界大会バッジ 幻のパリ大会

公私ともに多忙、というほかないのが現状で、こうしたブログを書こうという気になるのもものすごく久しぶりな気がする。もはや懐かしい気分すら覚える。 さて、パリで同時多発テロ事件が発生してから1か月あまり。あれは、ひどい事件だった。もし日本であん…

ポーランド 第29回(1937年)世界大会バッジ ワルシャワ

前回に引き続き、今日もエスペラントバッジの紹介だ。 まず、何のどういうバッジかを語る前に、入手に至るまでのハプニングを記しておく。 これらのバッジは、海外から一緒に購入したモノだが、実際私の手元着くまでにに恐ろしく時間がかかってしまい、その…

ドイツ 第19回ドイツエスペラント大会バッジ(1930年)

久しぶりにエスペラントバッジを紹介する。 とはいっても、これはエスペラント世界大会のバッジではなく、ドイツ国内の大会バッジである。 表面に書いてあるとおり、1930年にドレスデンで開催された第19回大会のものである。 中央にはエスペラントの国際主義…

エスペラント 第9回(1913年)世界大会バッジ スイス(ベルン)

エスペラントの世界大会は毎年世界各国の都市で開催されていて、その都度大会記念バッジが作製されていることは、当ブログでも何度も何度も紹介してきた。もっとも、戦争や動乱やその他の要因で開催できなかった年もあるので、必ずしも年1回とは限らないの…

エスペラント 第18回(1926年)世界大会バッジ イギリス(エディンバラ)

これまでこのブログでは多くのエスペラント世界大会バッジを紹介してきた。エスペラント世界大会は、現在では世界エスペラント協会(UEA)が主催し、世界の都市で毎年開催されている。 第1回大会は1905年、ブローニュ=シュル=メール(フランス)で開催され…

エスペラント イギリスエスペラント協会バッジ

ずいぶん久しぶりにエスペラントバッジを紹介しよう。 中央にエスペラントの象徴たる緑星を配し、その周囲には「BRITISH ESPERANTO ASSOCIATION」の文字。イギリスのエスペラント協会バッジである。金色の地に、緑色の星と青い縁取りが、どこかさわやかな印…

エスペラント 第27回(1935)世界大会バッジ イタリア(ローマ)

1905年以来、毎年開催されているエスペラント世界大会。戦争による中断などもあったが、2012年の第97回大会はベトナムのハノイで開催されるという。 大会ごとにバッジが作られており、特に昔のモノは大変出来が良くてリッパ。今日はそんな一枚を紹介しよう。…

製作国不明 LEA(エスペラントバッジ)

インフルエンザのピークは過ぎた、というニュースを聞いて、まあ今年も予防注射はしていたから無事乗り切ったなと思っていたら、やられた。悪寒戦慄、津痛発熱、で土曜の晩はうなされた。 それでも、処方してもらったタミフルのおかげか、予防注射のおかげか…

エスペラント 日章旗+緑星旗バッジ

日本の国旗と交叉している緑の旗は、通称「緑星旗」という。なんの旗なのか、一般にはほとんど知られていないんじゃないかと思うが、エスペラントのシンボルの旗である。1905年に制定された。 日章旗と緑星旗の組み合わせは珍しく、なんのバッジかは不明。何…

エスペラント SLEA(スウェーデン労働者エスペラント協会)バッジ

最近日本モノが続いたのでちょっと趣向を変えてみたい。 最近、エスペラントバッジが何点かまとめて入手でき、久しぶりだったのでうれしかった。 この中で、「SLEA」という見慣れないバッジがあり、正体が不明だったので調べてみた。 なんの略かと思えば、「…

作成国不明 エスペランティストバッジ

今日のニュースはチリ鉱山落盤事故の救助ネタで持ちきりだ。2か月以上地下深くの行動に閉じこめられた33人の労働者。ようやく救出坑から引き上げられる日がやってきたのだ。なんというドラマチックな展開だったことか。まるで映画を地でいくようだ。 今日昼…

製作国不明 UEA(世界エスペラント協会)バッジ

久しぶりにエスペラントバッジを紹介する。 これまでこのブログでは、世界語(国際補助語)エスペラントに関するバッジをいろいろと紹介してきた。毎年開催される世界大会バッジ、そしてエスペラント話者であることを示すためのエスペランティストバッジなど…

エスペラント 第53回(1968)世界大会バッジ スペイン(マドリード)

久々にエスペラントバッジを取り上げる。 割と最近手に入ったもので、1968年に開催された第53回大会のもの。開催地はスペインのマドリード。 おもしろいのはデザインで、描かれている2人の騎士は、は言うまでもなく「ドン・キホーテ」であろう。 愛馬ロシナ…

エスペラント チェコスロバキアエスペラント協会バッジ

最近ご無沙汰してしまったので、久しぶりにエスペラントバッジを取り上げよう。 戦後の東ヨーロッパでは割とエスペラントが流行したらしい。理由はよく分からないが、それが証拠に、東欧製のエスペラントバッジは多く見受けられる。 このバッジもそうで、チ…

エスペラント メンバーバッジ

エスペラントのバッジについてはこれまでも何度も取り上げているが、シンボルは緑の星。また、エスペラントの旗は、緑星旗という。 まあそのようなものなのだと受け止めていた私は、これまでなぜシンボルカラーが「緑」なのか、深く考えたことがなかった。 …

エスペラント SATロッテルダム大会(1957)

国際補助語の普及をはかるエスペラント組織は、政治的にはニュートラルであることをうたっている。 人類平等、世界平和を言語の立場から実現するというのがそもそもエスペラントの存在意義なのであって、そのためであれば政治的な立場にはこだわらないという…

エスペラント 第45回(1960)世界大会バッジ ベルギー(ブリュッセル)

世界のあちこちで頻発する民族問題。冷戦が終わった代わりに、それを穴埋めするかのように民族や宗教の対立が起きているというのはなんという皮肉か。 民族問題で常に問題になるのが、言語の問題でもある。 最近話題のチベット問題でも、ダライ・ラマ14世…

製作国不明 エスペランティスト・バッジ

NHKで放映中の「奇跡の映像・よみがえる100年前の世界」(BBC製作)がおもしろい。あんまりおもしろいので録画して毎日楽しみに見ている。 フランス人の実業家にして大富豪、アルベール・カーン(1860-1940)。世界各地にカメラマンを派遣し、「地球映…

ハンガリー 第51回(1966)エスペラント世界大会バッジ

2007年ももう残すところあと2週間。カレンダーを眺めては、今年もあっという間だったなあ・・・などと毎年抱く感慨を気がついたらまた繰り返している今日この頃。 でもまあ、今年は本当にいろんなことがあった。仕事の上でも、個人的にも。 そうそう、エスペラ…

製作国不明 エスペラント創始者ザメンホフバッジ

先月行われた世界エスペラント大会を見学するため、付け焼き刃のエスペラント語学習に励んだ私。 エスペラント大会終了後、次に取り組んだのが、実はイタリア語であった。 エスペラント語は、語彙の約7割をラテン言語から採用しているといわれているそうだ…

G^is revido , U.K.!  さらば世界大会 ~閉会式~

横浜インターコンチに1泊して、翌11日は今回のエスペラント世界大会の閉会式である。せっかくなので、ちょっと閉会式の様子をのぞいていくことにした。会場はパシフィコ横浜のとなり、みなとみらいホール(大ホール)。実に立派なホールである。 我々がホ…

Batalo en la Au^kcio ! エスペラント超ビギナー、オークションに参戦!

初めてのエスペラント世界大会で、その雰囲気にすっかり呑まれてしまった私。 だが、1週間の開催期間のうちで、あえてこの日(8月10日)を選んだのには、実は明確な理由があった。 今回の世界大会のサイトでずっと前から発表されていたプログラムの中で、私…

'' Donu du biletojn de taga alig^o. '' ~エスペラント超ビギナー、世界大会に参加!~

連日の猛暑だが、まさにこの時期を待っていたのは私である。このブログでも何回か紹介してきたが、第92回エスペラント世界大会が、42年ぶりに日本で開催された。開催地は横浜。 なんとしても行かねば!と、エスペランティストでもないのに一日千秋の気持…

エスペラント 1961年世界大会バッジ(イギリス ハロゲート)

今年の夏のイベントといえば・・・そう! 来月8月、ついに横浜エスペラント世界大会、La 92-a Universala Kongreso de Esperanto en Jokohamo, 2007が開催されるのである。前回日本で開かれたのは1965年のこと(第50回大会)。実に、42年ぶりにして2度目…

制作国不明 ザメンホフバッジ

先日あるイベントで資料を配布したのだが、ちょっとした遊びで各項目の日本語に並べてエスペラントを表記したものをつくったのだ。パッと見、スペイン語か何かに見えたかもしれない。でもちゃんとわかる人は分かるもので、それをズバリ指摘した人がいた。さ…

中国 EL POPOLA C^INIOバッジ

さて、前回「人民中国」誌10周年記念バッジを紹介したが、実はこのバッジもその一種といえる。 「ESPERANTO」と書かれたこのバッジの裏面には、「EPC^1950-1985」とある。 なんとなくバッジ全体の雰囲気から、中国製っぽいな・・・と感じていたのだが、「E…

韓国 1994年世界エスペラント大会inソウル

2006年の終わりも押し迫ってきたが、来年のビッグイベントといえば! そう、世界エスペラント大会が横浜で開催されるのである。初めて世界大会が開かれたのは1905年のフランスだった。 アジアでは、1965年に東京で初めて開催された。2007年…

日本 人類愛善会バッジ

断言してもいいけど、およそコレクターを自認する者で、「あの時あれを手に入れておけば・・・」とあとになって歯がみした体験を持たない者はいない。絶対にいない。 もちろん私だって一度ならずそういう体験をしてきている。夢にまで見たことがある。本当に…

フランス マルセイユ・エスペラント第42回世界大会バッジ

最近日本モノがちょっと多くなってしまったので口直し。久々にエスペラントバッジを取り上げる。 なんだかまた世界中で深刻なもめ事が頻発しているような印象だ。それも、国家間、民族間の憎しみの連鎖という形で。 ザメンホフ博士が願った世界は、21世紀…