徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ビルマ よく分からないバッジ(旧国旗)

ミャンマーで反政府暴動事件が発生し、日本人ジャーナリストまで殉職する事態になったのは今年9月のこと。 そのときちょうど私はローマにいて、ミャンマーで何か事件があったらしいことはホテルのニュースで見ていたのだが、もちろんイタリア語放送なのでわ…

タイ 勲二等白象勲章

タイは王国だけに勲章の種類が豊富な国だが、最もメジャーな勲章といえば、王冠勲章とこの白象勲章だろう。外国人にもしばしば授与されるので、日本人にも比較的有名かもしれない。 個人的好みから言っても、王冠勲章はあまりおもしろみを感じないので、こっ…

日本 三笠保存会「Z旗」バッジ

横須賀の三笠公園では、日露戦争の日本海海戦で旗艦として活躍した「戦艦三笠」が公開展示されている。3年前だが、ようやく行くことができて、これはそのとき撮影した写真である。 それにしてもこの戦艦のたどった運命は、紆余曲折に満ちたモノであった。 …

モンゴル 有功称号メダル

なんと訳していいのかよく分からないが、「有功称号」と、とりあえずこのようにしておく。 おそらく70~80年代の作。 モンゴル人民共和国時代、学術や芸術、文化、教育などの分野で顕著な功績を挙げた者に与えられたメダルである。制度自体はソ連に倣っ…

日本 JRU(全日本鉄道労働組合総連合会)組合員章

(鉄道博物館、館内の様子。2階から1階の車両展示を見る) 先月、さいたま市にオープンした鉄道博物館はなかなか好評のようで、私も出張のついでに寄ってみる気になった。 なお、私はまったく鉄道マニアなどではない。どちらかというと、鉄道マニアに対し…

アメリカ ティファニー製星条旗バッジ(2001年作)

目黒の庭園美術館。 1930年代に朝香宮邸として建設されたアール・デコ建築が、そのまま美術館になっているので有名だ。 ここの展示企画は、どういうワケだか私の性に合う。装飾品系の展示も多く、その手のものを見るのがわりと好きな私にとって、なかなか楽…

中国 内蒙古自治区第1回労働模範大会奨章

「労働模範」という語の響きも今となっては歴史を感じるが、昔ほどではないにせよ、今でも中国ではいろんなレベルでの労働模範表彰をやっている。 そして労働模範表彰で欠かせないのがバッジやメダルの類(奨章)である。 この種のものはずいぶん見てきたが…

日本 1級技能士章(労働省)

この前、インチキサムライバッジ、労務管理士之章を紹介したところだが、今日紹介するのはホンモノのサムライバッジ。 厚生労働省のサイトによると、 「技能検定は、労働者の有する技能を一定の基準によって検定し、これを公証する国家検定制度であり、労働…

アメリカ ノースプロップN-9M爆撃機バッジ

今年2007年6月、東京某所で行われたイベントの一幕でささやかに祝われたのが、「UFO還暦記念」であった。 赤いちゃんちゃんこを着たグレイ型宇宙人と「Happy birthday to UFO~♪」って、バカだね、どうも(笑)。 20世紀後半、世界中に大ブームを巻き起…

日本 旭日勲章の略小勲章(ミニチュアメダル)

昨日文化の日は、秋の叙勲が発表された。合計4,061人の受章が決まったという。平成15年に制度改正が行われて、等級の廃止(ただし呼称に数字を用いないだけ)、種類の簡略化などが行われてからもう5年もたつわけだが、どうもいまだになじめない私である。 …

中国 抗日戦争記念バッジ(1939年)

1937年7月の盧溝橋事件を契機に勃発した日中戦争。 日本軍は中国各地の主要都市を攻略し、傀儡の地方政権を樹立しつつ、徹底抗戦を続ける中国の切り崩しを図った。 かたや蒋介石率いる国民政府は南京陥落後、遙か内陸の重慶に首都を遷し、ついに日本の敗戦ま…