徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカ ダグラス社社員章

ボーイング社につづいて、これも有名な航空機メーカー、ダグラス社(Douglas Aircraft)の社員章を紹介しよう。 創業は1921年。1924年にはダグラス社製航空機(ダグラスDWC)は、世界初の世界一周旅行を175日で達成し、ダグラスの名を一躍高めたという(4機…

アメリカ ボーイング社社員章

アメリカが世界に誇る産業のひとつが航空産業で、その中でもボーイング社は歴史ある有名企業だ。(もっともこの業界は統合と分離の繰り返しが頻繁に行われていてめまぐるしい) 特に第二次大戦中、ボーイング社の開発した爆撃機B-29は日本人にとっては忘れら…

古書 「徽章と徽章業の歴史」 その2 創業者、鈴木梅吉のこと

初めて知る情報ばかりで、まったく目が開かれる思いでこの「徽章と徽章業の歴史」を読んでいたのだが、一番著者の筆に力がこもっているのが、徽章業創成期の民間経営主と職人の話についてだろう。 中でもこの業界の草分け的存在、日本帝国徽章商会についての…

古書 「徽章と徽章業の歴史」

たまには古本を漁るというのもよいもので、ちょっと探せば驚くような本に出会うことがある。 最近そんな体験をした・・・というのが、これから語る本のことだ。 その名も「徽章と徽章業の歴史」(1966、東京都徽章工業協同組合)。非売品の業界史本である。 そ…

中国 文革期毛沢東バッジ(革命領袖)

街を歩いていると、「MELS」というブランドをたまに見かける。 実は初めて気がついたときは、「まさか・・・Marx,Engels, Lenin & Stalinかっ!?」と目を見開いたものだが、もちろん違う。Made Expressly for Ladies Shopという若い女性向きのファッション…

ベトナム 抗戦勲章

昨日に引き続きベトナムものを。 今のところ、私が唯一持っているベトナムの勲章がこれ。1948年制定の歴史ある勲章であり、独立闘争におけるフランスや、ベトナム戦争におけるアメリカとの戦いで軍功をあげたり戦いを支援した兵士や部隊に授与された。 ベト…

ベトナム 国家防衛英雄バッジ

ベトナムというのはどういうわけか、勲章やメダル、記章類はいろいろとあることはあるのだが、よく言えば素朴、悪く言えばかなり安っぽいものが多い。大量生産されたバッジならまだしも、高位の勲章までえっこれが?と意外なくらい素朴だ(または安っぽい)…

日本 帝国発明協会会員章

一見つまらなそうなバッジに見えて、実はスゴイ組織のものだった、などということはよくあるものだ。表側の「顔」だけではわからない。特に会員章などのメンバーシップバッジは、一見地味で目立たないものが多いのである。 そんなときは「~会員章」とか「~…

日本 GHQ日本上陸記念メダル

1945年8月、ついに終戦。翌9月、連合軍が日本にやってきた。GHQによる占領統治は1952年4月まで継続することになる。 今のイラク情勢を見るにつけ、様々な事件はあったものの日本における占領統治がいかに順調であったか、比べものにならないくらいだ。…

モンゴル 優秀消防員バッジ

日本の消防は基本的に市町村に所属する組織なわけだが(東京都は除く)、どういうわけかメダル類が大好きで、正装時などに彼らがつけているのを勲章と誤解している人もいるようだが、言うなればあれは各組織が独自に制定しているのであり、勲章のような国家…

日本 池坊研究会バッジ

この間、仕事で花関係のちょっとしたイベントがあってバタバタしていたのだが、これが意外とおもしろかったのだ。 基本的には花にはあまり関心がもてず、花束をもらっても大してうれしくもない私だが、ユリやバラの香りに包まれて、瑞々しく鮮やかな花を眺め…

中国 毛主席記念堂建設記念バッジ

えーと、あれは1989年のことだったから、そうか、あれからもう18年もたつののだな・・・と回想に耽る今日は6月4日。 80年代末から90年代初めにかけて、ソ連・東欧社会主義国はバタバタと崩壊していって、本当にあっという間のできごとだった気がする。…

アメリカ カール・マルクス記念バッジ(アメリカ共産党)

あまりにも有名なこの肖像。ひげもじゃのおじさんといったこの男こそ、共産主義の父ともいえるカール・マルクスである。 このマルクス・バッジは珍しくもアメリカ製だが、その他社会主義国ではマルクスのバッジは数多く制作されている。 マルクスの死去は188…

ブルガリア 反ファシストバッジ

ブルガリアの反ファシストバッジ。たなびく赤旗と銃は解放と革命のシンボル。 中央の人物はゲオルギー・ディミトロフ。

日本 国民儀礼章

今日はついに当ブログの2周年記念日。 そして、偶然にもなんと、今日6月1日は「徽章の日」でもあるのだ(「気象の日」にひっかけたのだそうだ)。なんと偶然の一致。 せっかくの記念日になにか特別なバッジでも紹介しようかと思ったが、全然思いつかない…