徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

イギリス 第22回エスペラント世界大会バッジ

エスペラントバッジは、私は好きで集めているのだが、主に2種類に大別される。 ひとつはメンバーシップ・バッジともいうべきもので、自分がエスペランティスト=エスペラント話者であることを示すために普段つけるもの。シンボルの緑の星をモチーフにした、…

中国 抗美援朝(朝鮮戦争)バッジ

これはまたストレートなデザインのバッジで、中国と朝鮮の旗をバックに、中国人民志願軍の兵士が朝鮮半島の一画に銃剣を突き刺している図だ。よく見ると、突き刺そうとしている先には、小さく「美(=アメリカ)」の文字が。要するに、アメリカ侵略軍を朝鮮…

中国 抗美援朝(朝鮮戦争)バッジ

朝鮮戦争というのは、日本のすぐ近くで勃発した世界史的大事件だったというのに、日本人にとってはなんだか縁の薄い戦争だったような気がする。まあ日本は当時、社会の大変革期でもあったし、脱軍国主義の中で積極的に関与することもなかった。まあ正直言え…

中国 中朝永久互愛バッジ

今日28日、中国・胡錦濤主席の北朝鮮訪問のニュースが報じられていた。中国首脳の北朝鮮訪問は4年ぶりという。空港に胡錦濤主席を迎えた金正日総書記は、熱い握手のあと、互いに肩を抱き合った。もちろん、朝鮮と中国の親密ぶりのアピールを十分に計算し…

ザメンホフ博士の肖像

ちょっと想像してみてほしい。そこは英語の代わりに、エスペラントが普及した世界だ。 海外に出かけて、当然日本語などは通じなくても、エスペラントを話す人々がそこここにいる。アジアだろうとヨーロッパだろうとアフリカだろうと、現地語が全く分からなく…

作製場所不明 緑星旗(エスペラント)バッジ

私は朝起きるのが遅くて自分でもイヤになるくらいなんだが、今朝ボ~ッとした頭で紅茶を飲みながら新聞を何気なく開いたら、あるコーナーに目がとまった。世界エスペラント協会名誉会員、高槻エスペラント協会長の竹内義一氏が8月に亡くなり、その生涯をし…

ユーゴスラビア チトーバッジ

ユーゴスラビアのバッジが続きます。 左にレーニン、右にマルクス、そしてその中央はチトー大統領。ソ連から弾劾されようと、その他の共産主義諸国から批判されようと、独自の路線を行ったユーゴスラビアだが、我々こそが真の共産主義の後継者、という自負を…

ユーゴスラビア チトーバッジ

「ユーゴスラビア人」の創生を目指したチトーだが、彼の亡き後、国内諸民族間で血を血で洗い、憎しみが憎しみを生む内戦が勃発。あの悲惨さを思うと、こうして書いていても胸の中が真っ黒になるような感覚を覚えるくらいだ。 そして、改めてチトーの苦労と絶…

ユーゴスラビア チトーバッジ

ユーゴのチトーという人物は、実に興味深く、印象的な男だ。社会主義国の最高指導者というと、どうにも非人道的な独裁者というイメージがあるが、チトーの人生はとても魅力的なエピソードに彩られていて、関心をそそられる。 現クロアチアに労働者の息子とし…

ソ連 共産主義国友好バッジ?

「モスクワ、1979」以外の文字はよくわからない・・・まあ共産主義友好国の何らかのイベント記念バッジであろう。 並んだ国旗は、上段左から、キューバ、東ドイツ、ハンガリー、ブルガリア、下段はチェコスロバキア、ソ連、ルーマニア、ポーランド。ユー…

モンゴル レーニン・スヘバートルバッジ

こちらはモンゴルのバッジ。モンゴル革命の父スヘバートル(日本語表記ではスフバートルとも)とレーニンを描いたバッジで、「友好」という意味のことが書いてあるようだ。 レーニン像から放射線状に光線が発せられていて、レーニンの道を我らも進む、という…

ソ連 レーニン・スターリンバッジ

レーニンと並んだスターリン像。ごく小さいもので、ごくおとなしいデザイン。周辺を囲む青い七宝が全体に洗練された雰囲気にしている。スターリンバッジは、レーニンバッジほど多くはないが、スターリンが完全に否定された現在でも、残されている数はそれで…

ソ連 レーニンバッジ

こちらはもう少し古いタイプのレーニンバッジ。演説をするレーニンの全身像。労働者大衆に決起を訴える、おなじみのポーズだ。 レーニンバッジは本当に数が多くて、新しいものは二束三文だが、古くてレアなタイプは数百ドルするモノも珍しくない。

ソ連 レーニンバッジ

この前新聞で、ロシア政界でレーニンの遺体を埋葬すべきかどうかの議論がわき起こっているというニュースを興味深く読んだ。この議論、実はこれまでも何回も何十回も行われてきた議論で、目新しい話じゃないんだが、今さらながらこの問題がホットな議論を呼…

北朝鮮 3級国旗勲章(旧タイプ)

1級、2級と来て、今日は3級国旗勲章を紹介するが、ちょっと今までのものとは違う。作成時期により、さまざまな型があるのだが、今日のはスクリューバックタイプの古いものである。50年代のものと推定する。(先に紹介した1,2級はピンバックタイプで…

北朝鮮 2級国旗勲章

こちらは、2級の国旗勲章。ソ連と同じで、北朝鮮でも勲章は3階級(単一階級もある)が基本となっていて、1級は金・金、2級は金・銀、3級は銀・銀の組み合わせとなっている。 2級は1級より遙かに発行数が多く、3級はさらに多くて、濫発ぶりがしのばれ…

北朝鮮 1級国旗勲章

北朝鮮の勲章で、もっとも早く制定されたのが国旗勲章。ナショナルカラーである赤青と五角星を基調とした勲章で、いかにも北朝鮮らしい雰囲気のある勲章だ。1972年に金日成勲章が制定されるまでは最高位の勲章であった。軍服の佩用位置から見ても、今で…

北朝鮮 金日成バッジ

金日成バッジには色んな種類があって、後で機会があったらまとめて紹介しようかと思っていところだが、とりあえずこれは紹介しておこう。 一昔前、金日成バッジといったら丸型の、下に花模様の飾りのあるタイプがよく知られていたが、最近ではあのタイプのバ…

北朝鮮 10月10日の金正日

10月10日は、朝鮮労働党の設立記念日でもある。しかも今年は60年目の節目の年で、25年ぶりの党大会も開催される。・・・で、何かおもしろい情報がないかと国際ニュースを注視していたが、なんだか特に目新しい情報もなし。注目の後継者についてもなんの…

アメリカ 双十節記念バッジ(華僑バッジ)

紐英崙、というのは、アメリカのニューイングランドのことだろうか(新英倫、紐英倫、等の表記もある)。 アメリカらしいカンバッジタイプ。書かれている文字は「双十国慶 三三周年 紐英崙華僑救国会」、そして建国の父たる孫文先生肖像。 「華僑救国会」の…

中国 孫文バッジ

今日10月10日は、中国では「双十節」、アジア初の共和国・中華民国の建国記念日となっている。中華民国の建国記念日ではあるが、大陸(中華人民共和国)でも一応この日はめでたい日である。 というわけで、このめでたい日にちなんで、孫文先生のバッジを…

パキスタン 「インド粉砕」バッジ

昨日発生した地震、パキスタンを中心に大きな被害となっている模様だが(死者1万人超)、発生地がカシミール地方というのが、またなんとも困ったところだ。 カシミールは、1947年のパキスタンの分離独立以来、インドとパキスタンが領有権を巡って延々と…

パキスタン ジンナーバッジ

パキスタンで大規模な地震があったようだ。 今年はなんだか大規模災害が多いような気がするが、以後の情報に注目。日本人にも被害者が出た模様。だいぶ被害となりそうな情報もある。 しかも発生地がカシミール地方?こりゃまた微妙な・・・

中国 ソ連10月革命40周年記念バッジ

今日は10月革命の記念日、ということでこのバッジ。 ソ連のではなく、中国製の10月革命記念バッジだ。レーニンの頭像と「慶祝十月革命 四十周年」の文字。 10月革命から40周年の記念といえば、これが発行されたのは1957年の10月なのだろう。 …

ソ連 レーニンバッジ

ソ連時代のバッジは、本当に量も種類もたくさんあって、集める気がしなくなるほど。個人的好みとしては、あんまり惹かれないというのが正直なところ。この辺、やっぱり合う・合わないというのがあるんだよなあ、コレクションというのは。 ・・・が、それでも…

ソ連 革命30周年記念バッジ

さて、金親子のバッジの原型として、ソ連のバッジがある。ソ連では、革命の父レーニンのあとをついだスターリンはレーニンの権威を最大限に活かすため、自らとレーニンの肖像を並べて描せた。 この革命30周年記念バッジもまさにそうで、レーニンと軍服を着…

北朝鮮 金日成・金正日バッジ(フェイク)

前回と同じバッジだが、実はこちらはフェイク。比べてみると分かるが、大きさや全体的な形はそっくりなものの、やはり細部はかなりいいかげんな作りである。 特に肖像は細かいところがぼやけてしまい、色も不鮮明。また周囲にも隙間が見えるなど雑な感じが漂…

北朝鮮 金日成・金正日バッジ(実物)

北朝鮮ウォッチャーの視線が、ここに来て急に熱を帯びてきている。 というのは、来週の10月10日は北朝鮮労働党の創立60周年の記念日なのだが、金正日がついに後継 者を発表するのではないかと目されているからだ。 実は、朝鮮労働党大会は、1980年…

中国 国慶節記念バッジ(10周年)

中国国慶節バッジは色々あるのだが、今日は建国10周年のバッジを紹介する。 上に描かれているのは平和の鳩、中央は国章。下には「1949-1959」とある。小ぶりなバッジだが、白地に赤の七宝と金メッキのコントラストが全体として柔らかいイメージを…

中国 国慶節記念バッジ

ちょっと中国モノが続いていますね。 今日10月1日は、中華人民共和国の建国記念日。今年で56回目になる。 1949年10月1日、中国共産党主席の毛沢東は、北京の天安門上から中華人民共和国の成立を宣言したのであった。もっとも、大勢は決したとは…