徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中国 山東孔道会徽章

ついでなのでもうひとつ儒教関係。「山東孔道会」なる儒教組織の徽章。裏面にはシリアルナンバーが刻印されている。ツクリはなかなか良い。 縦60mm近くもあって、かなり大きい部類にはいるだろう。全体の形は、中国の古い徽章にたまに見かける吊り鐘型。描か…

中国 孔子徽章

手元に何枚か孔子関連バッジがあるので紹介しよう。 こちらはきれいに七宝で彩色されたなんだか可愛らしい孔子様。製作時代は中華民国期のものである。 「至聖先師」とは、孔子に対する尊称。 裏面には、「礼教 朝陽宣講 総会会員」とあって、中央に大きく「…

中国 孔子誕生二千五百年記念バッジ

表面には、「会員章 孔聖肖像」、裏面には「恭祝降生二千五百年 孔聖会会員章」とある。 肖像は、もちろん孔子の肖像である。なんだかヒゲだらけでシワだらけでちょっとコワイ肖像だ。こんな顔だったっけな・・・と思い出してみるが、まあ孔子を崇める人たち…

スペイン ファランヘ党メダル?

本当はまだまだファランヘ党関連バッジはあるんだが、だんだん飽きてきたのでこの辺にしておこう。そのうちまた始めるかもしれませんけど・・・ 今回は、ファランヘ党のメダルというか、ペンダントトップというか・・・きれいな銀製のシンボル。それなりに時…

スペイン ファランヘ党 被迫害バッジ

ファランヘ党に参加したスペインのファシスト達も、よその国と同様、自らの天下を取るまでは政治的迫害や圧迫を受ける立場にあったのであった。短い寿命であった左派連合政権・人民戦線側からは政治的圧迫を受けることとなった。フランコもこの時期、カナリ…

スペイン フランコ総統バッジ

これが反乱軍を率いてスペイン内戦に勝利し、大戦後も30年以上にわたって独裁政権を保ち続けた男、フランコ総統のバッジである。 驚くべきは、ドイツやイタリアと組んで反共産主義、反自由主義の体制を確立したが、1975年の死去までその体制を維持し続…

スペイン 人民戦線政府支援バッジ

イギリスのケン・ローチ監督「大地と自由」という映画は、私の好きな映画のひとつだ。スペイン内戦をテーマにした映画で、イギリス共産党員の青年が、ファシズムから世界を救うのだ!と国際義勇軍に参加してスペイン内戦を戦うのだが・・・というストーリー…

スペイン ファランヘ党員章

1479年、アラゴン王国のフェルナンドとカスティリャ王国のイサベルのカトリック両王の結婚により、イスパニア王国が誕生、のちグラナダ王国を陥落させ、イスパニア統一が完成。 この両家のシンボルがくびきと矢束であり、ファランヘ党はこれを組み合わせ…

スペイン 国章バッジ(フランコ時代)

銀製の小さな国章バッジだが、細部までよくできていてよい出来である。 スペインの国章だが、これはファシスト時代フランコ独裁政権下の国章で、現在は全然違うので要注意。 後のワシは「聖ヨハネのワシ」で、後のリボンには「偉大な自由」。ワシが持つ盾は…

中国 毛・林バッジ

ついでなので今日も毛沢東と林彪のバッジ。 1969年4月に開催された中国共産党第9回全国代表大会の写真がもとになったバッジ。直径10cmもある大型バッジで、毛沢東と林彪のツーショットなのだが・・・このバッジ、林彪がバッサリと切り落とされてい…

中国 毛・林バッジ

選挙ニュースですっかり忘れてしまったが、9月13日は、中国で林彪事件が発生した日であった。 1971年、まだ文化大革命のただ中にある中国で、1969年の中国共産党大会で毛沢東の後継者として指名された林彪(党副主席)が、毛沢東暗殺を企んで失敗…

満州国 南満州鉄道株式会社徽章

もうひとつ満州モノ。 満州といえば、南満州鉄道株式会社、通称「満鉄」なくしては語れない。鉄道会社といいながらも、鉄道の運営だけをやっていたわけではなく、炭鉱、製鉄、港湾、農業、ホテル経営までその経営範囲は恐ろしく広い。まさに満州経済の中心と…

日本 創価学会会員章

私は電車などに乗ったとき、みんなが胸につけているバッジばかりジロジロ見ている(笑)。大概はその辺の会社の社章なのだが、たまに、知ったバッジを目にするとちょっと得した気分になることもある。 この創価学会会員章も、たまにお目にかかることのできる…

日本 自由党徽章

自由党という名前は、日本では同名の党が何度も出てきて紛らわしいことこの上ない。しかも、それぞれ全然関係なかったりするのだから。 この徽章は、おそらく戦後直後から1955年に日本民主党と合併して自由民主党となった自由党の徽章と思われる。初代総…

日本 大阪市選挙管理委員会徽章

もうひとつ選管バッジを見つけたのでご紹介。 こちらは大阪市の選挙監理委員会徽章。上に描かれているのが大阪市の市章。

日本 選挙管理委員会徽章その2

こちらもまた別な選挙管理委員会徽章。 デザインをよく見ていたら、菊じゃなくてヒマワリのような気もしてきた。だとすると、権威というより公明正大を象徴するということだろうか。調べてみたけどよくわからない。

日本 選挙管理委員会徽章

ニュースではやっぱり相変わらず選挙ネタばっかりなので、こちらももう少し付きあうこととする。 選挙管理委員会の委員徽章。選挙管理委員会とは、各市町村に置かれる選挙に関する事務を執り行う、独自の組織である。 未確認情報だが、現在ではこのような徽…

日本 貴族院議員章

衆議院の議員章を紹介したところなので、次は参議院を紹介したかったけど手元に画像がないので、参議院の前身貴族院議員章を。 「貴族院とは、1890(明治23)年から1947(昭和22)年まで、衆議院とともに帝国議会を構成していた議院。皇族・華族・勅選議員・…

日本 衆議院議員章

今日は第44回衆議院選挙の投票日。1132人の立候補者のうち、当選するのは480人。 まあ選挙の行方などはニュースに任せるとして、本ブログはバッジ専門。そちらの方からアプローチをしてみよう。日本の国会議員はどこに行っても、いつでも菊のバッジ…

日本 日本共産党創立50周年バッジ

たくさんありそうで、意外にないのが、日本共産党関連バッジだ。 日本共産党は、1922年7月に誕生した、現在ある日本の政党の中では最も古い歴史を誇る。ソ連崩壊後の共産圏の脱共産主義化の流れの中でも、党名を変更しなかったのは、この歴史がプライド…

日本 民主党バッジ

野党ファンの皆さま、遅くなりましたが民主党です。 今度の日曜日は投票日。苦戦が伝えられる民主党、どこまで自民党と張り合うかがミモノ。ホリエモンまでが無所属とはいえ自民からの選挙協力得て亀井静香と闘うという選挙、民主党の影が薄いと言わざるを得…

日本 自由民主党シンボルマークバッジ

すみません、自民党が続きます。イヤ別に応援してる訳じゃないんで・・・ でもやっぱり長年政権党だっただけに数が多いんだなやっぱり。 今度のは党員章というか、シンボルマークバッジ。 明るくて可愛いマークだが、やっぱり菊の御紋章では、あまりにも露骨…

日本 自由民主党党員章

全く選挙というのは分からないもので、参議院で郵政法案が否決され、小泉首相が衆議院の解散選挙に打って出ることが決まったとき、どちらかと言えば自民苦戦、民主躍進の選挙になるかと思いきや、話題は自民党の動向に集中。やれ刺客だ、ホリエモンだ、反対…

日本 自由民主党員章

郵政民営化法案を巡って、2005年8月、小泉純一郎首相は衆議院の解散を断行。来週日曜日、9月11日に選挙が行われる。選挙関係の話題はブログでも出まくっているだろうが、ここはバッジ専門ブログ。バッジから見た日本政治?を眺めてみるのも一興かと…

ベトナム ホー・チ・ミン作戦バッジ

えーと、ベトナム関係が続きます。 ベトナム関係バッジはほかにも色々あるので改めて紹介する機会もあると思うが、とりあえず今回はここまで。 さて、アジアでの共産圏拡大阻止を目的に、ベトナム戦争に介入したアメリカ軍だが、泥沼化する戦局にアメリカ国…

ベトナム ホー・チ・ミンバッジ

ホー・チ・ミンは、若い頃フランスに働きながら留学していたことがあり、そこで共産主義思想に傾倒したという。この辺、中国の周恩来やトウ小平に似ている。彼らもフランス留学中に革命思想に触れた若者達であった。 1969年、ベトナム戦争のさなか、ホー…

イギリス アルスター・ロイヤリストバッジ

もうすこしアルスター・ロイヤリストバッジを。 これが、アルスターの旗を意匠にしたバッジ。レッド・ハンドをシンボルにした旗である。 余談だが、トールキン原作の「指輪物語」では、悪の道に落ちた魔法使いサルマンが率いる軍隊は、白い手形を目印にして…