徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ブルガリア ディミトロフ勲章

また角界の話題で恐縮だが、今度は琴欧州。ブルガリア出身でヨーロッパ人としては初めての大関に昇格。しかも、史上最速の大関昇格という記録つき。2mを超える身長と長い手足の持ち主で、ちょっと相撲取りらしからぬ体型だが、なかなか好感の持てる青年で…

モンゴル スポーツバッジ2級

これは古いタイプのスポーツバッジ。下の「2」は、2級の意味。おもしろいのは、モンゴル相撲をとる2人の人物と、弓、五角星、月桂樹の葉?なども描かれている。弓と相撲はモンゴルの伝統的なスポーツである。 スクリュータイプのバッジであり、古いタイプ…

モンゴル 北極星勲章(1970-2003年版)

こちらは、昨日のタイプの次のタイプ。中央の国章が、1970年に改訂されたものに変更された。そして、裏面がネジ留め式ではなく、ピンタイプになった。 国章の変更だが、ホースマンを囲むようにいた4頭の家畜は消え、替わって両脇の麦穂?と下部の歯車が…

モンゴル 北極星勲章(1941-1970年版)

昨日、朝青龍が前人未踏の7連続優勝を達成した。今や日本でもっとも有名なモンゴル人と言える。本名、ドルゴルスレン・ダグワドルジ。「品格」問題で取りざたされもするが、本当に強いや! モンゴルがかつて社会主義国であったことは、もはや日本人には過去…

日本 民生委員・児童委員功労章

民生委員は児童委員を兼ねることとなっているので、このような名称になるのである。厚生大臣と裏面には刻印されている。 4羽の鳩と若葉?が、八咫鏡(やたのかがみ)を囲んでいる図。中央には篆書体の「功」の字。実物を手にとって私は驚いたのだが、大きさ…

日本 民生委員バッジ

最近、凶悪事件や児童虐待事件があるたび話題になるのが民生委員という制度。民生委員は民間のボランティアで、厚生労働大臣の委嘱を受け、市町村の区域におかれる。無給で、かつ社会福祉の末端の業務を請け負う仕事なので、実際にはかなり大変な仕事だろう…

日本 反覇権・北方領土返還バッジ

ロシアのプーチン大統領が来日。おととい21日には小泉首相と首脳会談を行ったが、ここでも日露の懸案事項である北方領土問題は全く解決の糸口すら見えない。 ロシア側としても、領土の割譲等という国民受けの悪いことを敢えてするのは政権として死活問題と…

スリランカ 政党バッジ

昨日に続き第2弾。スリランカの政党バッジ。こちらも投票箱と票を投じる人の手が描かれている。 ・・・なんなのでしょうねえ、正体は。

スリランカ 政党バッジ

スリランカで、また内戦の危機が発生している。今に始まったことじゃなくて、延々とやっているのでこちらとしても「またか・・・」という感じだ。 スリランカ南部、仏教徒の多いシンハラ人と、北部のヒンズー教徒の多いタミル人。多数派のシンハラ人支配から…

アイルランド ハンガーストライカー(ボビー・サンズ)のバッジ

この女性もRAY McCREESHらと運命を共にした、反イギリスの闘士BOBBY SANDS。 どうしてわかったかというと、私は知らなかったが、この1981年のハンガーストライキで犠牲になった闘士たちは、この業界では英雄らしく、あちこちのサイトで彼らの肖像を見る…

アイルランド ハンガーストライカー(レイ・マクリーシュ)のバッジ

にこやかな笑顔を見せるこの男。「RAY McREESH」って誰じゃい・・・と調べてみたらすぐ分かった。アイルランドの反イギリス闘争でハンガーストライキを行った抵抗の英雄らしい。 正しくは「RAYMOND McCREESH」。1981年3月21日ハンストの末、10人の同志と共…

アイルランド 「イギリス軍は出て行け」バッジ

さて、プロテストバッジが続く。 以前も少し紹介したが、アイルランドの反イギリスバッジを紹介しよう。 「TROOPS OUT NOW」イギリス軍は今すぐ出て行け、というバッジだが、描かれているのは、アイルランドを棍棒で殴りつけるイギリスの図。イギリスに対す…

日本 沖縄返還バッジ

以前、職場のOBの履歴書を見ていたら「琉球政府立○○学校卒」等という記述が出てきて、一瞬ギョッとした。が、考えてみれば、1945年から1972年の沖縄は日本ではなく、アメリカの統治下にあったわけだ。「琉球政府」が存在したのは、わずか33年前…

日本 沖縄4.28バッジ

最近、基地移転問題を巡って、沖縄が揺れている。経過はともかく、要は地元の意向を無視したアメリカ案(一部修正は加えられたが)と、それを入れた日本政府に対して、沖縄が怒っているのだ。これまでも何度も何度も繰り返されてきた問題ながら、沖縄県民の…

日本 御成婚記念バッジ(1959年)

さて、今日のテレビはこればっかりなんだが、紀宮殿下の結婚式が、東京の帝国ホテルで挙行された。 晴れの日なのに、今朝は早朝の地震でたたき起こされたので私は1日機嫌が悪かった。 それにしても久々のロイヤルウェディングだ。12年前、皇太子と雅子さ…

タイ 国王・王妃バッジ

東南アジアものがちょっと続いているので、今度はタイだ。 タイのプミポン国王(ラーマ9世)と、その裏面は王妃?のバッジ。1927年生まれというから、もう今年78歳になる。愛犬家で、農業や土木工事に関心が高いという王は、政治的実権はないものの、…

カンボジア シアヌーク殿下バッジ

いまだに不思議なことがあって、シアヌークはよく生きてこられたなあ、と思う。 コロコロとした笑顔をして、いかにも童顔だ。腰が低く、常に笑顔を絶やさない。だが、まさに血を血で争う地獄絵図を目の当たりにしてきた男である。それを思うとあの笑顔もすこ…

カンボジア カンボジア解放?記念バッジ

地獄のポル・ポト政権から国を解放したのは、ベトナム軍とベトナムに亡命していたヘン・サムリンらであったが、これでめでたしめでたし、とはいかないのがカンボジアを取り巻く情勢の複雑なところだ。 カンボジア民衆にとって、ベトナムは歴史的に憎むべき敵…

カンボジア カンボジア軍帽章

こちらは軍の帽章と思われる。国章のみのシンプルなもの。 バッジを見ていると、アンコール・ワットがいかにカンボジアのシンボルとして定着しているかということを改めて実感する。

カンボジア 警察?バッジ

こちらは恐らく警察のバッジ。アルミ製で、アンコール・ワット、歯車、稲穂の国章が描かれている。同じくヘン・サムリン政権時代のものと思われる。

カンボジア 警察?帽章

いつかきっと見なけりゃいけない映画だ・・・と思いつつ幾星霜。この前も近所のレンタルビデオ屋でその存在を横目で確認しつつ、スルーしてしまったものだ。 その映画の名は「キリング・フィールド」(1985年公開)。70年代、内戦のカンボジアを訪れた…

ラオス 正体不明のメダル一級

こちらが恐らく一級。なぜかというと、メダルの本体が金色に染められているからだ。もちろんデキのほうは二級と全く同じで、う~ん・・・ ラオスのメダル自体がレアなので入手したのだが、まあ珍しいこたぁ珍しいかもしれないが、あんまりありがたい気分には…

ラオス 正体不明のメダル二級

ラオス人民民主共和国。あんまり日本にはなじみのない国だが、1972年の革命以来、人民革命党が指導する東南アジアにおける社会主義国である。国旗は赤と青の横縞に、白く太陽が染め抜かれる。 これはラオスのメダルなんだが正体は不明。文字はなにもない…

日本 勲八等白色桐葉章

今やなくなった勲八等の桐葉章。数はものすごくたくさん出ているので、骨董市などでも飽きるほど目にすることができる。デザイン自体は悪くないと思うが。

日本 勲五等旭日双光章の略綬

勲章は身に帯びるにはいろいろ規定があって、もちろんジャンパーの胸にぶら下げておくというわけにはいかない。正装につけなければいけないのだが、普段着るものではない。というわけで、略綬というものがあって、これをつけることになる。といっても、略綬…

日本 勲五等双光旭日章

日本の勲章の中で、最も長い歴史を誇るのが旭日勲章(明治8年制定)。今日は五等旭日勲章を紹介する。旭日勲章というのはちょっと独特で、本体両面に同じ七宝が施され、裏表が同型である。。一説には、騎乗中にひっくり返ってもかまわないようにとの説もあ…

日本 紫綬褒章

縁のない人にはトコトン縁がないが、春と秋は、国家公共に功績のあった人物に対して、勲章・褒章の授与が行われる。いわゆる春秋叙勲である。秋は11月3日、今日がその日となる。 今年は、俳優の渡哲也が紫綬褒章を受章したそうだ。 勲章と褒章は厳密には…

日本 エスペラントバッジ

当然日本にもエスペラント団体はあって、その名をJEI(=Japana Esperanto-Instituto、日本エスペラント学会)という。ちなみに、JEIは「ジェイ」ではなく、「ヨエイ」と読む。 JEIは、1919年設立の歴史ある団体で、1965年には東京でアジア…

製作地不明(イギリス?) エスペラントバッジ

今度はエスペラントのメンバーシップ・バッジともいうべきバッジを紹介したい。 製作地は不明だが、ツクリの特徴から見て、恐らくイギリス製ではないかと想像している。 金色の地に黒色七宝の縁、中央は透明な緑の七宝。黒の縁取りが渋さと威厳を、金色が豪…