徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

日本 修養団「愛と汗」帽章

何だろうなあこれは・・・と入手した当時は首をひねったものだ。いきなり見て何のことかわかりますかこれ? 「愛と汗」。それもいきなりデカデカと、これだけ。 怪しい響きだな・・・と第一印象はまず怪訝に思ったものの、しっかりした七宝仕上げのきちんと一品で…

ルーマニア 3級労働勲章

これは私にとって懐かしい一品で、当時まだコレクターという自認もなく、気になったバッジやメダルをなんとなく買っていた頃入手したものだ。 ルーマニアのモノだということはわかったが、どういうものかは不明。臙脂色のケースに収まっており、どことなくモ…

日本 東京オリンピック・パラリンピックボランティアバッジの製作業務委託の入札結果!

先月、東京オリンピック・パラリンピック大会のボランティア用バッジの入札公告についての記事を掲載したところだ。 badge-culture.hatenablog.com 何気なく組織委員会のサイトを見に行ったら、おっ、入札結果が出てるじゃないか! ということで、まあ大した…

日本 政府派遣戦没者遺骨収集団バッジ

しばらく前に撮りためてあったNHKスペシャルを何本かまとめて見た。その中で強い印象に残ったのが「戦没者は二度死ぬ~遺骨と戦争~」であった。 日本人戦没者のものとされてきた遺骨が、骨の形状やDNA分析結果によって日本人の骨ではないと判定された…

日本 三島由紀夫追悼・記念メダル

三島由紀夫といえば今なおカルト的な人気を持つ作家である。カルト的人気作家になるには、作品そのものよりも、その人生がどう共感されるかによるのだろうと思う。 昭和45年11月25日午後12時14分。今からちょうど49年前の今日、自衛隊に決起を呼びかけるも失…

日本 東京オリンピック・パラリンピックボランティアバッジの製作業務委託情報

昨日からずっと雨が続いていて止む気配がない。面倒になったので出かけるのをやめて家でゴロゴロすることにした。まあこれはこれで休日らしい休日といえようか。 今週の職場もまたいつにも増してドタバタしていたのだが、東京オリンピックマラソンの札幌移転…

エスペラント スカウトエスペラント連盟バッジ

なんか不思議な感じ・・・と入手当時から気になっていたバッジだ。「SKOLTA E L」というのが、「SKOLTA ESPERANT- LIGO」の略であり、すなわちスカウトエスペラント連盟のバッジであると知ったのはずいぶん後だった。 ボーイスカウト創設者であるロバート・ベー…

アメリカ? フライング・スパゲッティ・モンスター(FSM)のバッジ

この奇妙な生物らしきバッジは何か、その正体がわかった人はなかなかスゴイと思う。 フライング・スパゲッティ・モンスター、「空飛ぶスパゲッティモンスター」(FSM)のバッジである。 海外ニュースなどで聞いたことのある人もいるだろう。2005年、アメリカ…

日本 大正大礼使徽章(甲種)

今日は一日雨だったので、うちで昼食をとりながらテレビをつけたら、ちょうどNHKで即位の礼正殿の儀の中継をやっていたので見ていた。せっかくの儀式が、大雨に祟られて大変そうだった。 外国人の目からすれば、古式ゆかしい、異国情緒たっぷりの儀式と映…

日本 昭和大礼記念バッジ(三重県)

明日10月22日は、令和時代の即位礼正殿の儀が行われる。 あいにく台風20号崩れとなった温帯低気圧の影響で、明日の東京は雨の一日となりそうだ。台風19号の被災者に配慮して祝賀パレードは来月に持ち越しされたのは、不幸中の幸いかもしれない(当日晴れれば…

日本 柵原鉱山 勤労報国隊バッジ

「柵原」と書いて、サテどれほどの人がこの地名の正確な読み方を知っているだろうかと思う。 岡山の人なら知っていよう。「やなはら」と読む。 岡山県の中東部に、柵原町はかつて存在した。平成の大合併で今は美咲町となっている。いまでは何の変哲もない山…

北朝鮮 金日成バッジ(旧型・軍帽タイプ)

何を紹介しようか思い付かないのでたまたま手にした金日成バッジでも紹介しよう。 以前、北朝鮮グッズのマニアの人と、金日成バッジの話をする機会があった。ところがなんだか話がかみ合わない。どうも彼の認識では、金日成バッジといえば、よくメディアでも…

中国 香港製文革期毛沢東バッジ

香港の混乱が、まだまだ続いている。香港から中国への犯罪容疑者の引き渡しを可能にする条約案に対して、市民の反対運動が高まり、大混乱に陥っている。今のところ混乱が収束する見通しは立たない。 アヘン戦争以来、イギリスの植民地化した香港。1997年に中…

日本 オリンピックミュージアムで見る2020東京大会のメダル

さて、このブログでは最近すっかりオリンピックづいているが、もう一回だけ。 先日訪れたオリンピックミュージアムは、2階が有料エリアになっているが、1階部分は無料で誰でも見られる。ここでは主に2020東京大会に関する展示物があるので、関心のある…

日本 オリンピックミュージアムで見る「幻のオリンピック」バッジ

yahooブログから移転して、はてなブログでの初めての投稿。 まだ使い勝手がよくわからないなあ・・・ たまたま別の用で千駄ヶ谷の近くに立ち寄ったので、ネットニュースで見かけた「オリンピックミュージアム」に行ってみた。9月14日に開館したばかりの施設であ…

【重要なお知らせ】「徽章はバッジにしてピン」は、はてなブログに移転します

移転先のお知らせです。 移転先:はてなブログ タイトル:「徽章はバッジにしてピン」 https://badge-culture.hatenablog.com/ よろしくお願いします。 (yahooブログさん、お世話になりました。)

テスト投稿

テスト、テスト

【重要なお知らせ】 「徽章はバッジにしてピン」の移行について

皆様。 2005年6月1日に改設以来、14年あまり運営してきたこのyahooブログにも別れを告げる時が来ました。 サービス自体が終了するのですから仕方ありません。 寄らば大樹の陰、運営会社がデカければ簡単には閉鎖されるまい、という理由だけで選んだyahooブロ…

番外編 東京オリンピック・パラリンピックにおけるメダルケースとリボン、入札結果!

2020オリンピック東京大会。先月はチケットの抽選販売が行われ、私も実は応募したのだが、あれだけたくあん応募して当たったのはたった一つ!という結果に衝撃を受けた。 しかし周りに聞いてみたら軒並み「全滅」という人ばかりで、たったひとつでもあたった…

2020年東京オリンピックのメダル発表!

まだまだ先と思っていた2020オリンピック東京大会まで、もう1年だ。来年の夏は、オリンピック一色になるだろう。ただでさえ、オリンピック期間中は独特の雰囲気がある。それが、約半世紀ぶりの日本開催である(ただし夏季大会)。 これから起きることを思え…

日本 参議院議員章

今年もまたバタバタとしている。というか、いつもバタバタしている。毎日もう、とにかくバタバタしている。 身に降りかかる火の粉を振り払うだけで精いっぱいという感じで、それ自体が本質のような錯覚さえ覚えるほどだ。 いや実はそうなのかな。 本質的な何…

日本 「剣璽等承継の儀」に見る日本の高位勲章

5月1日、宮中で新天皇即位に伴う剣璽等承継の儀が行われた。 私は見るともなしに外出先のテレビで見ていたのだが・・・ふと天皇陛下と秋篠宮殿下の勲章に目を惹かれた。 まず天皇陛下の肩から胸元にさがる金色の勲章は、わが国最高権威の勲章、「大勲位菊花章…

日本 大正大礼記念章(大正4年)

令和が幕を開けた。 平成の30年、思えばいろいろあったね。事件も災害もたくさんあった。しかし、近代日本始まって以来、初めて戦争のなかった時代でもあった。亡くなった私の祖父は、自分の生きた時代を振り返っては、「今がどんな時代だろうと、我々の時…

北朝鮮 金日成バッジに見るバッジの進化と発展

2度目の米朝首脳会談が間近に迫って、また北朝鮮関連ニュースが増えてきた。 北朝鮮の例の3代目と前代未聞のアメリカ大統領というこの組み合わせ、水と油じゃなくて、実はお似合いなんじゃないかという気がしてきたがどうなんだろう。 それはさておき。 最…

アメリカ アンチ・トランプ大統領バッジ(第2弾)

ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、韓国の文在寅大統領、北朝鮮の金正恩第一書記・・・我が国を取り巻く国々の指導者はどれもこれも筋モノぞろい・・・・と嘆息せざるを得ない。 しかし、その日本の最大の同盟国たるアメリカ合衆国の指導者がトランプ…

日本 大日本農会有功章3種(緑白綬、紅白綬、紫白綬)

過去、大日本農会の有功章を紹介してきたところだが、やっと紫白綬有功章が入手でき、3種がそろったので改めて紹介したい。 繰り返しとなるが、大日本農会について説明しよう。 大日本農会は、明治14年に設立された全国的な農業団体で、皇族を総裁に、「農…

中国 上海猟友会

今や日本で猟友会というと「害獣駆除に携わる人」のイメージが強いが、本来はそうではない。 今日のバッジは、「上海猟友会」の会員章であろう。日本国内で入手したもので、戦前、現地にいた日本人の持ち物だと思われる。害獣駆除どころか、イギリス上流階級…

国連 SDGsバッジ

当ブログでは、「製作国名+バッジの名称」を基本的にタイトルとしている。だが実際に「国名」をどうするかは、そう単純ではない。例えば先日紹介したような旧満州国や戦前の朝鮮のバッジ類の場合、日本内地で製造されているケースも多く、その場合は「日本…

日本 帝国愛蘭会徽章

選挙の時期になると決まって登場するのが胡蝶蘭。開店祝いなどでも飾られているのをよく見かける。 いかにも高価そうな雰囲気がめでたい場で必要とされているものか、妙な風習もあったものである。洋蘭栽培業者にとっては、選挙の年はカキイレ時だそうだ。 …

モンゴル 牧畜模範メダル

最近はすっかり日本モノばっかりで、「世界の徽章文化が云々」などといっているこのブログのスタンスもどうなんだとも思うが、別に誰のために運用しているブログというわけでもなく、何がどう偏ろうと気兼ねはする必要はないかもしれない。というより誰も見…