徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2006-01-01から1年間の記事一覧

モンゴル モンゴル国立大学バッジ

大晦日にふさわしいバッジを・・・と思うが、バッジというのはあまり季節感とは関係がないものが多く、どうも適当なものが見つからないので普段の延長としよう。 モンゴル国立大学のバッジである(卒業バッジの可能性もある)。モンゴル国立大学というのは、…

日本 天理教青年会会員章

子供の頃、友達のうちの近くに天理教の集会所(布教所?)があって、そこではいつもチンドンチンドンと鉦や太鼓の音が聞こえてくるのが不思議でならなかった。初めのうちは、お祭りの準備か何かか?と思っていたのだが、いつ通りかかっても音が聞こえる。そ…

日本 救世軍バッジ

年末といえば風物詩とも言えるのが救世軍の社会鍋。近年、街で見かけると募金に協力してきた私だが、今年はタイミングが悪かったのか、見ていないのだった。 当ブログではこれまで何回か救世軍関係のバッジを紹介してきたが、イギリス発祥にして万国本営(全…

中国 毛沢東像落成大会記念バッジ

クリスマスが近づいてくると思い出すもうひとつの誕生日・・・1893年12月26日は、中華人民共和国の父、毛沢東が生まれた日である。 中国では、特に文化大革命時代を頂点として、毛沢東の政治的権威は頂点を極め、個人崇拝の熱気が最高潮に達した。そ…

中国 恭賀耶蘇聖誕佳節バッジ

今日はクリスマスイブ。昨日、今日と外出していたが、やっぱり心なしかいつもより街の人出が多いのであった。それにしても最近、あちこちでイルミネーションが流行っているような気がする。それにその装飾も進歩しているようにも思うがどうだろう。 青色LE…

日本 東京都歯科医師会会員章

今朝明け方、ふと目が覚めた。ん? 歯が・・・痛い? うっ、ちょっとまずいんじゃないのかこれ!? 結局それからは眠れず、そのまま起きる時間を迎えた。あわてて歯医者を捜して電話で予約し、勤務時間終了するや職場近くの歯医者に行った。 歯医者に行くの…

ソ連 赤星勲章

なんだかんだ言っても、客観的に見ればやはりソ連の勲章は優れていると思う。これだけの質と量と種類を揃えたソ連の勲章はすごい。ソ連の勲章は、ソ連に引き続いて誕生した社会主義国にも引き写しにされたが、それはやはりオリジナルが優れていたからだと評…

韓国 1994年世界エスペラント大会inソウル

2006年の終わりも押し迫ってきたが、来年のビッグイベントといえば! そう、世界エスペラント大会が横浜で開催されるのである。初めて世界大会が開かれたのは1905年のフランスだった。 アジアでは、1965年に東京で初めて開催された。2007年…

日本 はぐるま座訪中公演記念バッジ

最近、右から左まで振幅の激しいわがブログですが、さあ今日も開き直ってキワモノをご紹介。・・・ 「はぐるま座」と聞いて興奮する人は、最近の若者の中では比較的少数派だと思うが(笑)、ある年代というかそのスジの人たちにはたまらない響きを持つのであ…

イタリア ファシストペンダント?

塩野七生の「ローマ人の物語」がついに終わってしまった。先週、最終巻第15巻「ローマ世界の終焉」が発売。15年に及ぶ書き下ろしシリーズが終わった。このシリーズが始まってから、毎年ずっと楽しみにしてきた一読者として、感慨深いものがある。 寂しい…

カナダ カナダ共産党バッジ

もちろんカナダにも共産党はあるので、このバッジはカナダ共産党バッジ。割と新しいもののようだ。 党自体は1921年創立という歴史を持つが、今は議席もないマイナー政党であるようだ。 バッジのデザインがおもしろくて買ったのだが、COMMUNIST PARTY OF …

中国 中国人民志願軍 朝鮮戦争伝単バッジ

朝鮮戦争というのは、すぐ隣の国で起こった大戦争にもかかわらず、敗戦直後の日本はそれどころじゃなかった。明日のメシの心配の方が先で、他人の戦争になどかまっていられる状態ではなかったというのが実情だろう。 この戦争によって朝鮮半島の分断は固定化…

エルサルバドル FMLN(ファラブンド・マルティ民族解放戦線)バッジ

軍事独裁政権下で一握りの特権階級の土地の独占に不満を持つ国民との間で、70年代衝突が勃発する。ひたすら武力鎮圧で臨む独裁政権に対して反政府勢力が結成、内戦へと突入した。この反政府勢力がFMLN(ファラブンド・マルティ)民族解放戦線である。 …

アメリカ アメリカ共産党20周年バッジ

1920年前後は世界中の国で共産党が成立したが、アメリカの成立は1919年。このバッジは1939年の20周年記念バッジ。 「職、安全、平和、民主のために」というスローガン。でもこの2年後の1941年、アメリカは世界大戦へと参戦するのだ。 当…

台湾 中華民国建国70周年記念バッジ

さて、まだつづく台湾シリーズ。 以前台湾に旅行に行ったときのこと。古道具屋で店のオヤジと話していたとき、つい「これは民国時代のものか?」と言ってしまったことがある。 店を出るときになってやっと気がついた。あ、そうか、この国はまだ中華民国だし…

台湾 「従軍記念」中国反共青年救国団 バッジ

蒋経国の話題がでたついでに、このバッジも紹介しておきたい。 中国国民党というと、中国共産党の仇敵としてとらえるムキも多いと思うが、その実ともに中国の近代化を推進しようとする革命政党であり、意外なほどにソ連の影響を強く受けている。 党の青年組…

台湾 蒋経国バッジ

台湾では今も評価の高い政治家、蒋経国。 蒋介石の長男だが、顔も性格も全然似てない気がする。蒋介石亡き後、新しい台湾発展の道を切り開いた男だ。国民党独裁主義・軍人色バリバリの蒋介石に比べ、蒋経国は台湾の経済運営に心血を注ぎ、高度経済成長を実現…

日本 市議会議員章

市議会の議員章については、各市の「議員章規定」でその詳細が決められているが、具体的にどのような徽章にするかについては、「全国市議会議長会制定の議員章とする」としているのが多いようだ。 つまり、全国で共通の「市議会議員章」というのを全国市議会…

日本 熱海市議会議員章

経緯はよくわからないが、現在、都道府県や市町村の議員さんのバッジというのはそれぞれ全国共通のものが多く用いられており、一部で独自のものを制定しているという状況のようだ。まあ議員がゴテゴテ偉そうなバッジをつけているのはいかにも特権階級的に見…

中国 紅小兵の写真 ~1969年の記念撮影~

私はバッジ収集家なので、たくさんいろんなバッジを持っている。古いモノや新しいモノ、稀少なモノやありふれたモノ。 しかし、どんな逸品名品美品であろうと、それらはすべては「死んだ」モノたちに過ぎない。抜け殻なのである。 これらのモノを作せた依頼…

中国 郵便職員帽章

昨日の続き。職員証章とセットで買ったのがこの帽章だ。 「郵」の字をシンボルカラーの緑で描いたシンプルなもの。中央が大きく盛り上がり、かなり堂々とした帽章である。 そういえば日本の郵便局にシンボルカラーは赤ですね・・・理由があるのか知らないが。

中国 北平郵区職員証章

コレクターを自認する人は、「コレは何がなんでも手に入れねば!」という場面に、生きていれば必ず遭遇する。必ず、だ。 「何がなんでも」といっても程度は色々あるだろうし、そんな場面にしょっちゅう遭遇する人も、数年に一度しか出会わないという人もある…

アメリカ アンクル・サムのバッジ ~戦うサムおじさん(U.S.)!~

アメリカを擬人化したシンボル、アンクル・サム。「I WANT YOU」と見る人に指を突きつける、第一次大戦時の募兵ポスターはあまりにも有名だ。 このおじさんの起源は諸説あるようだが、通説は次の通り。 第二次独立戦争(1812)の時、ニューヨーク州に、サミ…

中国 党務指導専員弁事所バッジ ~壊されたバッジが語る歴史 ~

今日は、モノは民国時代のモノだが、文革ネタ。 ところで、中国の文化大革命について語ろうとして、いったいどこから話し始めていいか考えてしまうときが多い。 このバッジは、「冀察綏平津五省市 党務指導専員弁事所」とあって、具体的にはよくわからないけ…

イギリス メーソンバッジ

とにかくフリーメーソン関係バッジというのは、メチャクチャ数が多くて、その組織の広がりをバッジの数と種類の多さからもうかがい知れるというものだ。いやもう、それはきりがないほど。 このバッジは「1919 ROYAL MASONIC INST. FOR GIRLS」とあるので、ま…

日本 桜陰学園バッジ

学校バッジというのは、日本のバッジの中では確実に大きな位置を占めるだろう。制服とともに、学生は必ずバッジをつけることを義務づけられるからである。 そのため、ノミの市などでバッジを漁っていると最も多く見るのが学校バッジである。もっとも、あまり…

イギリス 救世軍 ブース大将記念祭バッジ

北海道佐呂間町での竜巻被害にはちょっと驚いた。私は気象関係の災害にはなんだか割と敏感な方で、台風や地震やこういう災害が発生するたび、被害者もさることながら被害の情報収集や復旧活動などに従事する人はさぞ大変だろうなあと思ってしまう。 この竜巻…

アメリカ オッド・フェローズ50年会員バッジ

不思議なことに、個性豊かな秘密結社の多いアメリカ。・・・もっとも最近ではどの組織も全体に低調傾向にあるそうで、現代文明の宿命として当然のことかもしれないが残念な気もする。 稀少な野生生物の絶滅に、なんだか寂しい気分がするのに似て。 今やアメ…

アメリカ ピティアスの騎士バッジ

これもアメリカの秘密結社バッジ。繰り返すが、秘密結社といっても反社会的犯罪組織などではないのでお間違えなく。 「The Knights of Pythias(ピティアスの騎士)」。 オッド・フェローズやフリーメーソンがヨーロッパに起源を持つのに対し、こちらは純ア…

日本 村上隆キャラ「DOB君」カンバッジ

これも村上隆キャラ・カンバッジシリーズのひとつ。 しばらく前、このキャラを巡っては、子供服メーカー「ナルミヤ」の「マウス君」が著作権侵害で訴えられ、裁判所の勧告で和解に至ったという訴訟があった。 もっとも、この「DOB君」自体がミッキーマウ…