徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

2010-01-01から1年間の記事一覧

北朝鮮 金正恩バッジ、登場?

金正日の後継者として、金正恩が初めて公式に姿を見せたのが、今年10月10日の労働党創設65周年記念日。生年月日を初め経歴にはいまだ謎が多い。 北朝鮮の指導者となると、バッジにも登場する可能性も高い。 が、私は父金正日が健在であること、本人が若くま…

中国 バッジにおける人物肖像彫刻 ~40年代蒋介石バッジを例に~

ロイヤルウェディングに沸くイギリス。 ところが、先日、王立造幣局が作成したウィリアム王子とケイトさんの婚約記念コインが発売されたが、「ケイトさんの肖像が似ていない」と批難が上がっているというのだ。 これに対し、王立造幣局側は、似ているかどう…

日本 日本善行会 善行銀賞

社団法人日本善行会というのがあって、これはどういう組織だろうか。 公式サイトでは、「善行は、社会を照らすともしび。本会は、宗教、思想、政治、国境をこえて、人間愛に生き、いつでもどこでも、誰にでもできる善行と国際親善の輪をひろげ、みんなのしあ…

中国 孔子生誕2500年記念章

ノーベル平和賞を巡る中国の騒動は予想どおりとは言え、中国側が「孔子平和賞」を創設して対抗したのにはさすがにあきれた。しかも受賞者が台湾の国民党元主席の連戦というのも、何と言っていいのやらという気分になる。これ、来年は誰が選ばれるんだろうね…

日本 卓越技能者章(現代の名工)

厚生労働省で行っている表彰制度に、「現代の名工」というのがある。 名工とはいっても中身はさまざまで、機械工や建築といったいわゆる工業系ばかりではなく、理容師や料理人なども対象となるようだ。 現代の名工は、厚生労働省のサイトによると、各都道府…

中国 抗美援朝紀念章 遼西省人民贈(朝鮮戦争バッジ)

韓国ヨンピョン島への北朝鮮による砲撃事件には驚いた。今のところ、軍事衝突はそれ以上エスカレートしてはいないものの、急速に朝鮮半島における緊張が高まっている。 この事件を朝鮮戦争になぞらえて、北朝鮮が今にも南進を開始するような危機感を煽る「識…

日本 ボーリング場協会スコアバッジ

今日閉幕した広州アジア大会。いくつかの人気競技の結果がニュースで流れていたが、さすがにオリンピックほどの報道はなかった。 それにしても、こんな競技までやってるの!?・・・というのがアジア大会。カバティの試合風景なんて、私は初めて見たよ。ドラゴ…

日本 大日本蚕糸会第二種紅綬功績章

現在、日本は大きな産業構造の転換期を迎えている。隆盛を誇った製造業は新興国パワーに対抗しきれず、輸出産業は止むことのない円高によって打撃を受けている。一体、これからの日本は、何でもってメシを食っていくのであろうか?日本は、留まることのない…

イギリス? 救世軍創立100周年記念バッジ(1965年)

今週末、さる軍の参謀総長が来日するというニュースを知っているだろうか。何のことかというと、実は救世軍の話。 日本の救世軍全国大会へ出席するためで、このたび参謀総長バリー・スワンソン中将と万国女性部会長スー・スワンソン中将が来日するのである。…

日本 「日中人民団結」バッジ(1968年)

もともとの事件自体はしょうもないのに、世界の主要国に名を連ねる2つの国の政府・国民まで騒動に巻き込んだ尖閣諸島漁船衝突事件。事態の沈静化を優先した日本と、これを政治的に利用しようとした中国。国内情報のコントロールに長け、事態利用の戦略で先…

イギリス ジョージ6世戴冠記念バッジ "The Only Illuminated Badge "(1937年)

画像は、1937年イギリス国王ジョージ6世の戴冠記念として作られたバッジ(CORONATION SOUVENIR LITBADGE)である。 1936年に即位したエドワード8世は、周囲の反対を押し切って、人妻であるアメリカ人ウォリス・シンプソンと熱愛。ついには即位1年余りでイ…

日本 海上保安庁バッジ

今日は朝から尖閣諸島における中国漁船衝突事件のビデオ画像流出のニュースで持ちきりだ。 ビデオをそもそも非公開扱いにしていたのがそもそもおかしい、世界に公開させたのは誠にアッパレな英雄的行為・・・と賞賛するムキもあるが、情報管理という点からすれ…

日本 週刊現代「日本の勲章大研究」

今日文化の日は秋の叙勲発表が行われる日。政府発表によると、4173人の叙勲が発表された。うち、女性が377人、民間人は1761人は近年増加傾向でともに最多という。 ノーベル賞受賞者2名がでたことで、今回は特に文化勲章のニュースも話題だ。 そんな叙勲シー…

アメリカ ロサンゼルス広島県人会バッジ

前回はアメリカのフリーメーソンバッジを紹介したところだが、アメリカには他にもいろんな結社がたくさんある。フリーメーソンを筆頭に、オッドフェローズ、ロータリークラブ、ピティアス騎士団、コロンブス騎士団、グレーンジ、レッドメンなどなど・・・。マフ…

アメリカ フリーメーソン 25年会員バッジ

最近、書店では、ベストセラーとなった「ダ・ヴィンチ・コード」の作者ダン・ブラウンの新作「ロスト・シンボル」が平積みになっている。うーむ、今度のテーマはフリーメーソンなのか・・・。 「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」はつい読んでしまった私だ…

日本 新潟県穀物検査所徽章

今日の天候は秋らしく大変快適であった。ふと、今年のあの異常な暑さは何だったのかと思いだしてしまう。盆を過ぎても猛暑は収まらず、それどころか9月までずっと猛暑日が続いたのだった。さすがに異常としかいいようがない。 熱中症で今年ほど多くの死者を…

日本 神道政治連盟徽章

このバッジ、新しいモノでツクリも安っぽいので見逃すところだったが、なにやらアヤシイ雰囲気を感じて裏面を見たら「神政連」の文字を発見。 「神道政治連盟」のバッジである。 神道政治連盟は、全国8万の神社を束ねる神社本庁を母体とする政治団体である…

日本 体力章(1940,1941年)

読売新聞のくらし欄で、「家庭面の一世紀 漫画と戦時生活」という連載をやっている。 ここで、1941年1月の読売新聞で掲載された4コマ漫画が紹介されている。「大和家の翼賛日記」というタイトルがスゴイ。 大和家でのお見合い。相手の青年が紹介される(セ…

作成国不明 エスペランティストバッジ

今日のニュースはチリ鉱山落盤事故の救助ネタで持ちきりだ。2か月以上地下深くの行動に閉じこめられた33人の労働者。ようやく救出坑から引き上げられる日がやってきたのだ。なんというドラマチックな展開だったことか。まるで映画を地でいくようだ。 今日昼…

中国 共和万歳(花銭)

今日は10月10日双十節。辛亥革命(1911年)の記念日。 せっかくなのでそれに因んだネタを・・・と探したものの適当なバッジが見あたらない。だからといって別のネタにするのも何なので、バッジ以外のモノを取り上げる。 清朝誕生から2百数十年。中国の大多数を占…

日本 東京帝国大学運動会メダル(大正6年)

前にも書いたように、日本の徽章製作の歴史を語る上で、「体育系」のバッジ・メダルというのは欠かせない存在である。各種大会記念やスポーツクラブメンバーのバッジは、徽章製作の黎明期、明治時代初期から作られてきた。ギリシャ・ローマ彫像を思わせるヨ…

中国 国慶節記念バッジ(1984年)

今年もやってきた中国の国慶節。 去年は建国60周年の節目だったので大々的に行われたが、今年はあまりニュースにもならなかったようだ。昨年9月に北京を訪れたとき、セキュリティチェックが面倒くさかったのを思い出した。天安門にも登れなかったしなあ。 …

中国 上海万博キャラ「海宝」ピンバッジ

ちょっと上海に行ってくる、と旅行前知り合いに言うと、決まって「ああ、万博行くの」と言われたものだ。 いや、別にそういうワケじゃないんだけど・・・とだんだん説明するのも面倒になってしまった。私だって、ホントは万博が終わってから行きたかったんだけ…

中国 孫文埋葬紀念メダル

上海の孫中山(孫文)文物館ではいろいろな品物が展示されていたので、中には「あ、これ同じのオレも持ってるなあ」というモノも。今日は孫中山文物館にもあったメダルを、私のコレクションから紹介しよう。 辛亥革命から11年あまり後、1925年3月12日、孫文…

中国 中国同盟会員章 ~上海孫中山文物館にて~

突然だが、上海に行ってきた。尖閣諸島の領有権問題は困ったものだが、昨今の円高はやはりありがたい。人民元の対ドルレートはじりじり上がっているが、それでも1万円を両替すれば750元近くになるのであった。 私の感覚からいって、これはかなりの高レート…

北朝鮮 アントニオ猪木に親善勲章一級を授与

菅内閣人事が発表されたり押尾学に判決が下ったり田代まさしが逮捕されたりする昨今、なんじゃこりゃ・・・と思ったのがこのニュース。 第12回平壌国際映画祭祝典に参加するため訪朝していたアントニオ猪木に、親善勲章第一級が授与されたというのだが、たちど…

日本 神戸山手学園(神戸山手女子高等学校)校章

日本のバッジでは学校関係バッジ、つまり校章などが大きな比重を占めていることは間違いないが、私はあまり興味を持っていない。 要は関心がないのだが、学校バッジを見つけても、それがどこのバッジかわからないことが実に多いのも大きな理由だ。校章それ自…

モンゴル 特別労働者メダル(金、銀)

久しぶりに共産主義時代のモンゴルものを。 以前、特別労働者メダルというのを当ブログで紹介したことがあった。優れた労働者に贈られる表彰メダルである。モンゴルでありながら、武骨でソ連的なデザインが印象的なメダルだ。 実はこのメダルには3つのグレ…

チュニジア チュニジア共産党?のピオネール?バッジ

入手したコレクションは何となく頭に入っているつもりでも、たまに見返すと、ああこんなのあったっけなあという気分になるときもある。 今日のバッジもそんな一枚で、正体もわからないまま、大して気にせずに放置していたものだ。 さて何のバッジか。上の方…

日本 生弓会メダル

古いバッジが大好きな私でも、古いバッジならなんでもいいかというと、そういうわけでもない。基本的に、体育系のバッジにはあまり関心のないのだが、それでもやっぱり魅力的なアイテムはあるもので、つい欲しくなる。 これもそのひとつで、 ヤジリ型をした…