徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 東宝映画「タッチ製作委員会」バッジ

イメージ 1

チョイバルサンのバッジの次に紹介するバッジとしていきなりこれかよという感じもしなくもないが・・・

生まれて初めて、映画のエキストラに参加したことがある。昨年の春のことだ。仕事関係でこの映画に携わった人から誘われてというのが真相なのだが。

何の映画かというと、昨年夏に公開された、あだち充原作の「タッチ」(笑)。
いや、私も原作はよく知っているのだが、なぜこれを今実写映画で・・・?と不思議であった。映画のマーケティングというのはどのように行われるものなのか、どうもナゾである。

2005年4月2日、場所は埼玉県営大宮公園野球場
「タッチ」といえば、あだち充の代表作で、アニメ化、ドラマ化もされ、ブームを起こした人気マンガだ。高校野球と、双子の兄弟と幼なじみの女の子を巡る恋の葛藤を描いたストーリー。
実は球場へは原作全巻を借りて持っていって読んでいたのだが、少年漫画誌に掲載されていたマンガにしては、少女マンガに勝るとも劣らぬ心理描写の細かさ。今読んでも結構おもしろいのであった。

さて、エキストラとして参加したのは、明青学園対須見工の、甲子園出場をかけた地区予選決勝戦・・・という場面(クライマックスだ)での、応援団・観客役。
いやしかし、4月2日といえばまだ寒い。しかし設定では「真夏」ということになっているので、「できるだけ暑そうな様子で」という演技指導。
カメラが回るときはジャンパーを脱いでTシャツ姿となり、タオルを頭に載せたり、うちわであおいだり。みんなと一緒にそれらしい風を装ってみるのであった。

応援コールもやった。
「ファイトファイトファイト明青、ファイトファイトファイト明青、めーいーせー、ファイト・・・」
というものだが、妙な変拍子で覚えにくく、非常にあわせづらいのであった。
しかしさんざん練習しただけに、いまもたまに「ファイトファイトファイト明青~」のリズムが耳によみがえってきて困る。

ちなみに、この日はヒロイン「朝倉南」役の長澤まさみは来ていなかった。
朝から始まったロケは夕方までかかった。しかし、思ったより飽きなかったし、おもしろかった。ベンチに座っていられるので楽だったし。私は結局「タッチ」全巻を読破した。

撮影が終了すると、エキストラ全員にバッジが配られた。「非売品でーす」とのこと。
残念ながらこの時もらったバッジは見あたらなくなってしまったが、後日、この映画と仕事関係のあった人から画像のバッジをもらった。
東宝映画作品 あだち充「タッチ」製作委員会」と裏面にある。
まあエキストラで参加しただけに、ありがたくもらったのだった。


そして昨年公開された「タッチ」は、劇場まで見に行った。
長澤まさみが、神宮球場(地区予選会場)に駆け込む。階段を駆け上がると、埼玉県営大宮球場の試合会場になってる、というのは思わず笑ったが、映画ってカットの切り貼りなのにそれを感じさせないのだなあと妙に感心したり。
あ、かすかに応援席に私がうつっていたのも確認できた。

映画自体は、実写版「タッチ」というより、思いっきり「長澤まさみ映画」でした・・・