徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本

日本 衆議院秘書記章(昭和30年前後?)

衆議院秘書記章 あけましておめでとうございます。2021年となりました。 新型コロナウイルスが猖獗を極めているこの頃(といっても感染認知者数は日本ではまだ人口の1%にも遠く届かないのだが)、私は今のところ発症の自覚症状はなく、ということはおそら…

日本 大阪市議会議員章

大阪市議会議員章 大阪市を廃止し4つの特別区に再編するいわゆる「大阪都構想」の住民投票が昨日行われた。結果は否決。しかし、賛成692,996票、反対675,829票、わずか17,000票差であった。これで「大阪都構想」は、5年前に続いて2度目も僅差の否決となっ…

日本 ノモンハン事件戦利品? ~日本軍トレンチアート~

ノモンハン記念品(1938年) 「トレンチアート」という言葉を御存じだろうか。トレンチとはこの場合、塹壕のことで、戦場の兵士が暇つぶしに身近な材料で手作りした品々を指す。薬莢や銃弾、爆弾の破片などの戦場ならでは材料で、多くは素人工作の素朴なもの…

日本 社会主義協会バッジ

社会主義協会バッジ 今日は久しぶりに(?)イデオロギー系バッジでも紹介しよう。このブログは、ネタ不足もあってメディアに登場した最近のバッジなども取り上げてはいるが、本当は古いバッジを堪能したいがために、そもそも始めたものなのだ。 今回は「社…

日本 2020東京オリンピック・パラリンピックバッジ(聖火リレー)

2020東京オリンピック・パラリンピックバッジ(聖火リレー) なんでこんなことになってしまったのか・・・と落ち込むばかりの今日この頃。春以降ずっと続いているコロナ騒動、当初は軒並み会議などがなくなったおかげで業務負担も減ったなあとむしろ思っていた…

日本 全国大衆党 昭和5年度大会代議員章

全国大衆党昭和5年度大会代議員章 久しぶりに無産政党モノでもとりあげるか・・・とコレクションを眺めていてそんな気分になった。 1928年、無産政党の分裂状態を解消すべく、日本農民党や日本労農党、無産大衆党など7党が大同団結し結成されたのが日本大衆党…

日本 検察官記章・検察事務官記章

検察庁パンフレット「検察庁 真実を見つめ社会正義の実現のために犯罪に立ち向かう」より 国会では散々論戦が繰り広げられ、メディアでも大きく報じられ、最近ではSNS上でも話題をさらった東京高等検察庁検事長の定年延長問題。 どうなることかと思ってい…

日本 陸軍軍事功労徽章(軍事功労章)

昭和7年制定 陸軍軍事功労徽章 いい加減コロナネタにも飽きてきた。 以前、昭和16年制定の陸軍軍事功労徽章を紹介したことがあったが、最近その前身である昭和7年制定のもの入手したので今日はそれを紹介しよう。 この功労章は、昭和7年4月25日付け陸普台…

日本 (新・旧)日本医師会会員章

私の感覚としては、現在進行中のコロナウイルス騒動を身近なものとして実感したのは3月上旬くらいからであったろう。その時はまだ、東京オリンピックは予定通り何とか開催できるんじゃないかと思っていた。甘かったねえ・・・ 日に日に増えていく感染者数グラ…

日本 東京オリンピック聖火リレーバッジ

3月24日、ついに2020年の東京オリンピックの延期が正式に決まった。 これまでもオリンピックは戦争による中止という事態はあったが、延期という事態は初めてとなる。それもコロナウイルス病の蔓延による延期である。 まさかこんな事態になるとはだれが予測し…

2020年東京オリンピックのメダル発表!

まだまだ先と思っていた2020オリンピック東京大会まで、もう1年だ。来年の夏は、オリンピック一色になるだろう。ただでさえ、オリンピック期間中は独特の雰囲気がある。それが、約半世紀ぶりの日本開催である(ただし夏季大会)。 これから起きることを思え…

日本 参議院議員章

今年もまたバタバタとしている。というか、いつもバタバタしている。毎日もう、とにかくバタバタしている。 身に降りかかる火の粉を振り払うだけで精いっぱいという感じで、それ自体が本質のような錯覚さえ覚えるほどだ。 いや実はそうなのかな。 本質的な何…

日本 「剣璽等承継の儀」に見る日本の高位勲章

5月1日、宮中で新天皇即位に伴う剣璽等承継の儀が行われた。 私は見るともなしに外出先のテレビで見ていたのだが・・・ふと天皇陛下と秋篠宮殿下の勲章に目を惹かれた。 まず天皇陛下の肩から胸元にさがる金色の勲章は、わが国最高権威の勲章、「大勲位菊花章…

日本 大正大礼記念章(大正4年)

令和が幕を開けた。 平成の30年、思えばいろいろあったね。事件も災害もたくさんあった。しかし、近代日本始まって以来、初めて戦争のなかった時代でもあった。亡くなった私の祖父は、自分の生きた時代を振り返っては、「今がどんな時代だろうと、我々の時…

日本 大日本農会有功章3種(緑白綬、紅白綬、紫白綬)

過去、大日本農会の有功章を紹介してきたところだが、やっと紫白綬有功章が入手でき、3種がそろったので改めて紹介したい。 繰り返しとなるが、大日本農会について説明しよう。 大日本農会は、明治14年に設立された全国的な農業団体で、皇族を総裁に、「農…

日本 帝国愛蘭会徽章

選挙の時期になると決まって登場するのが胡蝶蘭。開店祝いなどでも飾られているのをよく見かける。 いかにも高価そうな雰囲気がめでたい場で必要とされているものか、妙な風習もあったものである。洋蘭栽培業者にとっては、選挙の年はカキイレ時だそうだ。 …

日本 愛知万博モリコロバッジ(2005年)

いやー、2025年大阪万博の開催が決定したね。 大阪の勝利は全く予想していなかったので、今日朝のニュースには正直、意外としか思えなかった。まあ万博には個人的に関心がないので、それ以上の感想もなく、まあ東京オリンピックが終わった2020年以降の大きな…

日本 帝国飛行協会 有功章

このブログでは様々なバッジを紹介しているが、やっぱり古いバッジを取り上げるのは楽しい。というわけで、今日は私の好きな一品を紹介しよう。 帝国飛行協会の有功章である。 創立は大正3年。現在の日本航空協会の前身であり、公式サイトによると、「民間…

日本 浅沼稲次郎デスマスク・バッジ

命日ということで、今日はぜひ紹介したいバッジがある。 一見して異様な雰囲気を漂わすバッジだ。黒地の正方形に目を閉じた男の立体的な肖像。 社会党委員長・浅沼稲次郎のデスマスク・バッジである。 1960年10月12日、日比谷公会堂。浅沼委員長の演説中に、…

日本 大日本水産会 有功章(?)

昨日、露領水産組合の功労章を紹介したので、今日は大日本水産会のモノを取り上げよう。 農・林・水産の第一次産業では、それぞれの分野でほぼ同時期に全国的な団体が組織された。 列記すると次のとおりとなる。( )内は現在の名称である。 大日本農会:明…

日本 露領水産組合 一級功労章

露領水産組合といってすんなり理解できる人がどれほどいるか知らないが、もちろん私はこりゃなんだと首をひねったクチである。 先月の「日英同盟メダル」の記事で日露戦争について少し触れた。 ポーツマス条約(日露講和条約、明治38年・1905年)の11条には…

日本 日英同盟記念メダル

ここ数日、吉村昭著「海の史劇」を読み返していた。ロシアバルチック艦隊の大航海と日本海海戦を中心に日露戦争を描いた大作である。 日露戦争を描いた小説といえば、司馬遼太郎の「坂の上の雲」が有名であるが、両作品の趣はかなり異なる。特に、バルチック…

日本 日本大学アメリカンフットボール部後援会バッジ

今年前半の大ニュースとなった日大アメフト部の「悪質タックル事件」、当初はここまで大問題に発展するとは誰しも思っていなかっただろう。 5月16日のことであった。試合中、日大側選手が、故意に関西大学側選手に負傷させた、という一見シンプルな事件だが…

日本 「朝日新聞打倒」バッジ

正直正体不明のバッジという他ないが・・・ 「朝日新聞打倒」というスローガンと中央の日の丸から、反朝日新聞の右派系団体のバッジと推定される。 だが、戸惑うのがその下の「国民文化大革命」。 なんなんだろうなあこれ。 文化大革命とあるからには、もちろん…

日本 泰明小学校卒業記念メダル(昭和10年)

昨年度末くらいだったか、マスコミで取り上げられて大きな話題となった「中央区立泰明小学校のアルマーニ制服」問題。先週にはこの新しい制服を着た新入生の入学式が行われた。 公立小学校にもかかわらず、高価な標準服(事実上の制服)を保護者など関係者へ…

日本 大日本蚕糸会有功章(1等~5等)

大日本蚕糸会有功章(上段左から1等、2等、3等、下段左から4等、5等) 日本の代表的産業である養蚕業を支えてきた大日本蚕糸会は、会員数も事業規模も大きかったようで、大そのバッジやメダルの類は豊富である。種類が豊富なだけでなく、この会の有功章…

日本 水泳体力章(体力章検定)

始まる前はいろいろと懸念材料の多かった平昌オリンピックも、始まってみればそれなりに世間も盛り上がったようで、私も楽しませてもらった。やっぱり日本選手が活躍すると世間の関心も感情移入の度合いも全然違うものだ。 しかし、スポーツの世界で世界平和…

日本 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会バッジ(埼玉版)

年の瀬を迎え、来年はきっと東京オリンピックの影響がもっと身近になっていることだろうと思う。 何しろ2020年の夏にはもう大会が始まるのである。 楽しいことばかりならいいが、きっとそうとばかりはならないだろうなあ・・・特に仕事関係では。 さて、10月28…

日本 献盃禁止バッジ

またまた久しぶりの投稿である。 久しぶりの割には大したネタではないのだが、ちょっとした発見があったので備忘録代わりに書いておこう。 今年もあと2週間あまり。忘年会シーズンで日々宴会に次ぐ宴会・・・という人もいるのではないか。 画像は、「献盃禁止…

日本 小池百合子愛用の「東京2020大会視覚障害者用エンブレムバッジ」と「TOKYOバッジ」

(最近の小池知事の画像。2種のバッジに注目。) このブログのアクセス解析によると、「小池百合子 オリンピックバッジ」という検索ワードでたどり着いている人が結構いるようなのだ。 過去に東京2020オリンピック・パラリンピックバッジの記事を載せている…