あんまり意識しない人が多いけど、もちろんモンゴルも戦勝国のひとつである。１９３９年８月のノモンハン事件（日本側呼称）＝ハルハ河戦争（モンゴル側呼称）では、満州国・モンゴル国境を巡って武力衝突が勃発。ソ連・モンゴル軍と満州・日本軍は第二次大戦の前哨戦ともいえる戦闘を繰り広げた。
そんなわけで、けっしてモンゴルにとっても戦争終結は他人事ではなく、こうしたメダルも作られたわけである。
メダルには、「我々の勝利」と書かれているらしい。上部の綬の部分のツクリはモンゴルのメダルに独特のツクリとなっている。赤・青・赤のカラーは国旗、メダル本体中央のシンボルはソヨンボというモンゴルの伝統的なシンボルで、共産主義時代も、現在も使われているものである。
