徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

モンゴル

モンゴル 牧畜模範メダル

最近はすっかり日本モノばっかりで、「世界の徽章文化が云々」などといっているこのブログのスタンスもどうなんだとも思うが、別に誰のために運用しているブログというわけでもなく、何がどう偏ろうと気兼ねはする必要はないかもしれない。というより誰も見…

モンゴル モンゴル革命15周年記念バッジ

実に久しぶりの書き込み。なんとしても昨年来、社会人になって以来の忙しさを体験しているところで、中でも春先と秋は繁忙期なのでどうしようもない。心の余裕もないとブログなど手につかないもの。年末が押し迫った今はとりあえず一段落という感じでやっと…

モンゴル 蒙古連合自治政府 最高警察功労章

2005年からスタートした当ブログの、9回目の誕生日。奇しくも今日6月1日は「徽章の日」なのであった。 せっかくの日にチンケなバッジを持ち出してもつまらない。少し重みのある一品でも紹介しよう。 1939年、日中戦争の最中に、日本は内蒙古に「蒙古連合…

モンゴル スヘバートルとチョイバルサンの肖像バッジ

いきなりこのバッジを見せられて、この丸刈りの男たちが誰だかわかるかと問われても、即答できる人は少数派であろう。答えを教えられてもなお、誰それ?と思う人の方が多いかもしれない。が、バッジコレクターはそれでは務まらないのである。 モンゴル革命の…

モンゴル 特別労働者メダル(金、銀)

久しぶりに共産主義時代のモンゴルものを。 以前、特別労働者メダルというのを当ブログで紹介したことがあった。優れた労働者に贈られる表彰メダルである。モンゴルでありながら、武骨でソ連的なデザインが印象的なメダルだ。 実はこのメダルには3つのグレ…

モンゴル 戦闘名誉メダル

デザイン的にはとてもモンゴルらしいというか、イメージピッタリのメダル。知らない人でも、これがモンゴルのモノと簡単に想像できるのではないだろうか。 デザイン的にも印象的な上、かなりの数が作られており、モンゴルのメダルの中でも有名な部類にはいる…

モンゴル 労働勇敢赤旗勲章

どうも地味なバッジの紹介が続くと、ちょっとハデ目なものを取り上げたい気分になるというもの。 そころで、何となくまだ部屋の中が片付いておらず、なにをどこにしまったか把握しきれていない私。 だがまあコレクションをガチャガチャとかき回していて、再…

モンゴル 牧畜指導者章

社会主義になってもモンゴルという国の主要産業は遊牧業であって、それが国の文化の元にもなっており、そのためソ連や中国に挟まれながらどこか独特のムードのバッジが生み出されてきた、ような気がする。 今日のバッジは、モンゴルの牧畜指導者章。50~60年…

モンゴル 国民大会議議員章(1970~1990)

先日、モンゴルで総選挙結果を巡って大規模な暴動が発生、多数の死傷者が出て、非常事態宣言が発せられる事態となっている。 要は、野党の民主党が、大差をつけて勝利した与党の人民革命党に対して選挙の不正を訴え、抗議行動を行っていたら暴動に発展してし…

モンゴル ツェデンバル・バッジ

肖像バッジの話を続ける。 画像のバッジは、やっぱりなにも文字がないが、正体が判明しているもので、モンゴル人民革命党の指導者ツェデンバルのバッジである。 某サイトで、このバッジが金日成バッジと紹介されていたことがあって驚いたが、確かにまあ雰囲…

モンゴル チョイバルサンバッジ

私は肖像の入った政治運動関係のバッジが好きなので何となく集めているのだが、困ったことに何もヒントとなる文字が書かれていないと、いったい誰なのか分からないことも多々ある。 なんの説明もナシに、外国の政治指導者のバッジがあっとして、それが誰か分…

モンゴル 蒙古連合自治政府バッジ

モンゴルのメダルに続いて、こちらもモンゴル。ま、中国のカテゴリにしようかどうか迷うところでもあるけれど。 このバッジに描かれた、見慣れない旗。知らない人も多いだろうけど、1939年に現中国の内蒙古に日本のバックアップで成立した「蒙古連合自治政府…

モンゴル ハルハ川戦争(ノモンハン)勝利20周年記念メダル

コレクション整理をしていたら、たくさんのモンゴルバッジに目がとまった。うーん、改めて見ると、けっこういいものがあるなあ・・・ ということで今日は一転、モンゴルモノを。 もう70年近く昔の話だが、1939年、モンゴルの地で、日本・満州軍とモンゴル・ソ…

モンゴル 有功称号メダル

なんと訳していいのかよく分からないが、「有功称号」と、とりあえずこのようにしておく。 おそらく70~80年代の作。 モンゴル人民共和国時代、学術や芸術、文化、教育などの分野で顕著な功績を挙げた者に与えられたメダルである。制度自体はソ連に倣っ…

モンゴル 優秀消防員バッジ

日本の消防は基本的に市町村に所属する組織なわけだが(東京都は除く)、どういうわけかメダル類が大好きで、正装時などに彼らがつけているのを勲章と誤解している人もいるようだが、言うなればあれは各組織が独自に制定しているのであり、勲章のような国家…

モンゴル スヘバートルバッジ

今のところこれといって書くネタがあるわけでもないので、モンゴルバッジを続ける。 モンゴル人民革命党の指導者スヘバートルは、モンゴルの独立運動に大きな功績を上げながら、革命後わずか29歳で死去。 モンゴル革命の若き英雄は、モンゴルの最高勲章ス…

モンゴル 戦闘勇敢勲章(45~70年版)

先に紹介したモンゴルの戦闘勇敢勲章は70年以降の国章が用いられているが、こちらはその前のもの。中央の"ホースマン”の意匠が異なる。よく見れば下の銃と剣の形の細部が微妙に異なるものの、ほかは基本的に同じ。 騎乗して草原を駆ける牧夫と、それを取…

モンゴル 戦闘勇敢勲章(70年以降版)

最近、ちょっと地味系なバッジが続いたので、たまには派手目な勲章でも紹介しよう。 ずっと前に70年以降版のモンゴルの北極星勲章を紹介したが、それと同じ年代版の戦闘勇敢勲章である。裏面はピンバック式(スクリュー止めのタイプもある)。 全体の雰囲…

モンゴル 友好メダル

共産モンゴルにも数々の友好バッジがあったのだが、これは友好メダル。 上部に「友好」と書かれたメダルだが、モンゴル語はわからなくても、シェイクハンドの意匠を見ればだいたい何のメダルかは想像がつくのであった。 なんとなくいいかげんぽいデザインの…

モンゴル モンゴル国立大学バッジ

大晦日にふさわしいバッジを・・・と思うが、バッジというのはあまり季節感とは関係がないものが多く、どうも適当なものが見つからないので普段の延長としよう。 モンゴル国立大学のバッジである(卒業バッジの可能性もある)。モンゴル国立大学というのは、…

モンゴル 5か年計画バッジ3点

昨日は1971-1975年の5か年計画バッジを紹介したが、この5か年計画バッジは一連のシリーズとなっている。たまたま手元に3つの連続したバッジがあるので紹介しよう。 第5次、第6次、第7次のそれで、時代は1971-1985。デザインなどはほとんどまったく同じ…

モンゴル 5か年計画バッジ(1971-1975)

5か年計画というと、ソ連の工業化政策を思い出すが、おそらくこれはソ連のそれを模した1971~1975の第5次?5か年計画のバッジ。 一見、ソ連バッジか?とも見えてしまうが、中央を丸く囲む雷紋(いわゆるラーメンどんぶりのマーク)がいかにもモン…

モンゴル チョイバルサンバッジ

ソ連でいうところのオクチャブリャータ、少年組織(ピオネールの前の年齢)のモンゴル版組織バッジ。 このタイプには、スヘバートル版や国章(ソヨンボ)版など、時代によってさまざまな版がある。 まあチョイバルサンといえば、モンゴルにおける「ミニ・ス…

モンゴル 牧畜模範メダル

モンゴルでユニークなメダルといえば、やっぱり牧畜関係モノだろう。人民革命党による社会主義近代化が進められても、やはりモンゴルは遊牧の国である。 その昔、私はモンゴルから来た留学生と話をしたことがあったが、彼女は馬には難なく乗れても自転車には…

モンゴル 特別労働者メダル

モンゴルというと草原の国であり、遊牧の国であり、ユーラシアの覇者チンギスカーンの、馬頭琴の、馬乳酒の、ゲルの国である。最近は横綱朝青龍の出身国、というイメージも定着している。 まあどちらかというと牧歌的なイメージが先行する国ではあるが、19…

モンゴル 優秀警官メダル

モンゴルモノを紹介するのはひさしぶりな気がするが、別に他意はない。 盾型と上から下に垂直に貫く剣は、ソ連にも共通した形で、一目して警察・治安維持組織の関係であることがわかる。 中央の国章「ホースマン」は、下部に歯車と赤青のリボン付きで、19…

モンゴル ハルハ川戦争(ノモンハン事件)記念メダル

1939年にソ連・満州国境地帯で発生した、ソ連・モンゴル軍対日本・満州軍の武力衝突。 日本では「ノモンハン事件」として知られるが、モンゴルでは「ハルハ川(ハルヒンゴル)戦争」と呼ばれている。 この戦いは、日本では「事件」などと称されているが…

モンゴル モンゴル・キューバ友好バッジ

モンゴル製フレンドシップ・バッジ、中国に続いてはキューバ。 同じ社会主義国とはいえ、カリブ海の島国とアジアの草原の国モンゴルという組み合わせもなんだかすごい気がする。隣国のソ連や中国はともかく、キューバとモンゴルの組み合わせというのはすごく…

モンゴル モンゴル・中国友好バッジ

旗の話が出たついでに、フレンドシップ・バッジについて紹介しよう。 あんまり誰も指摘しないことなのだが、かつて旧社会主義国間でよく行われていた習慣に、バッジ交換というのがあったようだ。上は政府レベルから、下は国際スポーツ大会などのイベントまで…

モンゴル スヘバートル少年団バッジ(その2)

こちらはまた別バージョン。 スヘバートルの肖像が一体化されているもの。先のバッジとの違いは、作られた時代の違いと思われる。