徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

ポーランド 元政治犯組織バッジ

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先週、テレビでNHK総合をつけっぱなしにしていたら、「アウシュビッツ」というBBCのドキュメンタリーをやっていて、つい見てしまった。
私は気が弱いので、こういうのが正直言って怖くて怖くて、しかたがない。夜中に悪夢を見そうで・・・が、番組で紹介されていた最新の研究調査に基づく情報は充実していてわかりやすく、特に絶滅収容所の成り立ちの経緯や、様々なエピソードも興味深く、結局シリーズ5回中半分くらいは見た。

今は人類の負の遺産として、世界遺産にも登録されているポーランドアウシュビッツだが、収容されたのはユダヤ人だけではなく、ソ連兵捕虜、ロマ(ジプシー)、ポーランド政治犯など、様々な人が対象となった。

これは、ポーランドの元政治犯収容者の組織のバッジである(もちろんアウシュビッツとは限らない)。囚人服カラーの青と白のストライプ、鉄条網と有刺鉄線の意匠、囚人(Prisoner)のイニシャル「P」。PZBWPが何の略かは不明。ワルシャワ製で、裏に刻印がある。
迫害のシンボルを盛り込んだバッジを胸にした人たちに思いをはせずにはおれない。ある意味、凄まじい。