徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 孔子誕生二千五百年記念バッジ

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表面には、「会員章 孔聖肖像」、裏面には「恭祝降生二千五百年 孔聖会会員章」とある。
肖像は、もちろん孔子の肖像である。なんだかヒゲだらけでシワだらけでちょっとコワイ肖像だ。こんな顔だったっけな・・・と思い出してみるが、まあ孔子を崇める人たちがつくったものなんだから、それなりに根拠があるのだろう。
孔子の生誕2500年を祝う儒教団体のバッジである。孔子は西暦で紀元前551年の生まれというから、これは1949年の製作であろうか。微妙な時期だな・・・1949年だとしたら、この年の10月1日には、中国共産党主席の毛沢東により、中華人民共和国の成立が宣言されたのだ。中国共産党は、もちろん儒教大ッ嫌いで敵視していたので、孔子様万歳!の組織がそのまま存在できたかどうかというとちょっと疑問だ。

そして、実は今日、9月28日は孔子の誕生日とされている。2556回目の誕生日だ。今ではもちろん、大陸でも孔子を崇めたってなんらお咎めはない。まあおおっぴらに共産党員がやっていたら、組織の上の方から苦言を呈されるかもしれないけど(そもそも、そんな人には共産党員になる資格はないといえる)。

まあ、それはともかく。ハッピーバースデー、孔子