徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国

中国 毛沢東・スターリンバッジ(銀・金バッジ)

毛沢東・スターリンバッジ(1950年代製) ニュースを見ていて、あの天安門事件(六四事件)からもう32年もたったのかと感慨深い気持ちになった。あの頃、中国で民主化運動に参加した学生たちももはや中高年。中国共産党時代の終わりも近いと予言するムキも…

中国 上海猟友会

今や日本で猟友会というと「害獣駆除に携わる人」のイメージが強いが、本来はそうではない。 今日のバッジは、「上海猟友会」の会員章であろう。日本国内で入手したもので、戦前、現地にいた日本人の持ち物だと思われる。害獣駆除どころか、イギリス上流階級…

満州 律師会連合会徽章(=弁護士徽章)

早いものでまた一年の最後の日を迎えた。いつしか私もこうして歳をとっていき、いずれ「早いもので人生の最後の日を迎えて・・・」などとマヌケな感想を抱きつつ一生を終わるのかもしれないなあ。 さて、大晦日くらいは多少、おもしろいバッジを紹介してみたい…

中国 人民解放軍型「毛沢東バッジ」

久しぶりに毛沢東バッジでも紹介しよう。 文化大革命期における毛沢東バッジの種類はまさに数限りなく、毛沢東肖像をテーマにしたさまざまなバッジが作られた。そのいくつかはこのブログでも紹介してきたところである。 星の数ほどあるその毛沢東バッジの中…

中国 抗美援朝保家衛国バッジ(朝鮮戦争)

北朝鮮の挑発的な核・ミサイル開発に、世界中が引っ掻き回されている。結局のところ、世界の大国すら無視できず、アメリカさえも直接交渉すべきではないかという意見も出てくるようでは、ある意味瀬戸際外交もここに極まったとも思える。 中国も最大の影響国…

中国 国慶節運動大会記念バッジ(1952年)

ニュースでふと見たら、そうか今日は10月1日、中国の国慶節だったかと気がついた。 中国の建国記念日(国慶節)は1949年10月1日。昔は、中華人民共和国を中華民国と区別して「新中国」という言い方もあったが、もうとっくに還暦も過ぎたわけだ。今後はもう少…

中国 原爆バッジ

オバマ大統領の広島訪問は、今日メディアで大々的に報じられた。日米それぞれに政治的思惑があったろうが、無事に実現して何よりと思う。何より、被爆地広島の人たちには特別な感慨を持って迎えられたようだ。アメリカにもアメリカの立場というものがある。…

中国 一致抗日バッジ(在米華僑)

今日は終戦記念日。70年目の節目とあって、例年になく様々な関連ニュースが流れている。せっかくなので、戦争に関するモノを紹介しよう。 今では太平洋を挟んで、シビアな軍事的な駆け引きと、反面活発な貿易を続けるアメリカと中国の両大国。だが、大戦中の…

中国 清朝黄龍旗バッジ

日本人としては、「大清帝国」というと大昔のことのように感じてしまうが、大正元年がちょうど中華民国元年なのだから、日本の明治時代は中国ではまだ清朝だったのだ。 日本も中国も、帝国主義むき出しの列強諸国とぶつかり合い、変革を余儀なくされていく。…

中国 湖北省内河航輪管理局徽章

ひどい事故もあったもので、中国の長江で旅客船「東方之星」号が転覆、400名以上の乗員乗客はほとんどが死んだと見られる。事故直後は、船内に取り残された人の反応があるという報道もあったものの、救助することはできなかった。 救助を信じつつ助からなか…

中国 中国国民党フィリピンルソン支部党員章

海洋進出が目立つ中国は、東方では日本、南方では東南アジア諸国と軋轢を強めている。おそらく、日本との尖閣諸島問題よりも、南沙諸島(スプラトリー諸島)問題の方が深刻だろう。戦後、実際に中国とベトナムの間で軍事衝突まで発生している。しかも、その…

中国 淮海戦役記念章(1949年)

日本との戦いが終わって、中国は国共内戦内戦に突入した。1945年から1949年の共産党による建国宣言まで、激しい内戦は4年以上継続した(実際には、建国宣言後も各地で共産党と国民党の戦いは続いた)。 当初、兵力にも装備にも勝る国民党軍が優勢だったが、…

中国 スターリンバッジ

今ロシアで行われているソチ冬期オリンピック。日本が記録的大雪に見舞われている中、ソチは春の陽気だというのだから皮肉だ。雪ではなく雨が降っている映像も映っていたが、それでも冬のオリンピックも何とかなっちゃうもんだね。 ソチは保養地として有名だ…

中国 中華戒煙節倹総会バッジ(反アヘン運動)

健康や社会への飲酒による害を追放する禁酒同盟のバッジを紹介したばかりだが、かつて中国ではさらに深刻な問題があった。アヘン問題である。 清朝中期、国際貿易の不均衡を是正するため、イギリスなど帝国主義国家は中国へアヘンを輸出。この結果、中国では…

中国 毛沢東・林彪バッジ(文化大革命)

失脚が伝えられていた北朝鮮のナンバー2、張成沢(チャン・ソンテク)が先日処刑されたという衝撃的なニュースが飛び込んできた。処刑は今月12日に執行され、機関銃による射殺であったともいう。 北朝鮮メディアでは、張成沢の悪行の数々を暴露、「犬にも劣…

中国 国慶節・建国10周年記念バッジ(1959年)

中国のバッジが続きますが悪しからず。 なんといっても、今日は中国の国慶節(建国記念日)。「新中国」と言われてきた中国も還暦を過ぎ、、満64歳になったわけだ。来年からは、もう前期高齢者の仲間入りだ。 テレビで北京の様子を映していたが、どうにも大…

中国 天津市労働模範奨章(1959年)

振り返ってみてみると、ずいぶんいろんな中国のバッジ類を紹介してきたような気がしていたが、労働模範章はまだたったの2つしか登場していないことに気がついた。 せっかくなので、他にネタもないことだし、今日はこれでいこう。 画像は、私がまだまだコレ…

中国 淮河治水記念章

先日の台風18号は、初めは大したことなさそうだと思っていたのが日本列島接近に伴って勢力を拡大したのと、東海地方直撃コースをとったことから思わぬ災害を引き起こした。特に近畿北陸地方では大雨による河川氾濫が続出、家屋、農地の被害は甚大なものと…

中国 孫文バッジ

ふと自分のブログを振り返ってみると、これまでずいぶんいろんなバッジを紹介してきたつもりだったのが、意外に私の好きな中国の孫文バッジが少ないのに気がついた。ということで、今日は孫文バッジでも紹介してみよう。 比較的小型のカンバッジタイプ。「中…

中国 純金製毛沢東バッジ(現代モノ)

なぜこんなものを買ったのか、かすかに記憶に残っている。年末の北京、恒例の中国への買い出し旅行が終わって明日はもう帰国となった日、王府井のあたりの宝飾品店で飾られているのを見つけて買ったのだった。 それが画像の純金製の毛沢東バッジだ。 確かあ…

中国 紅衛兵毛沢東バッジ「首都紅衛兵革命造反展覧会」

NHKドキュメンタリー「毛沢東の遺産~激論 二極化する中国~」の録画を今日見ていた。 番組では、鄭州市の毛沢東を巡る問題を議論するサロンが取り上げられる。歴史問題、政治も問題を語り合うサロン、その存在自体がスゴイ。北京や上海などにもあるのかもし…

中国 中国放送協会 放送記念章

実は困ったことに、ここ数日、自宅PCがネットがつながらなかった。それもなんの前触れもなく、突然に。 さて困った。ケーブルのトラブル? システムの異常? ルータの故障?・・・試行錯誤すること数日、プロバイダーのサポートセンターに問い合わせると、「…

中国 (文革期)上海民兵章

中国文化大革命で、悪名高い「四人組」。中国語では「四人帮」、英語では「Gang of Four」という呼称がついていて身もフタもない。 彼らはみな「上海組」でもある。特に、上海の工場労働者から党副主席まで登りつめた王洪文を筆頭に、上海に基盤を持っていた…

中国 (文革期)臨川県上山下郷知識青年代表会 出席証

日本で中国関連の報道が増えてくると、当然、中国の歴史について基本的理解は不可欠である。しかし、とりわけ今の日本人にとって、理解しずらいのは、文化大革命についてではないかと思っている。断片的な解説だけで、とてもイメージがつかめるものではない。…

中国 釣魚島(尖閣諸島)バッジ

ここ数年は中国に行く回数がめっきり減ったが、以前はもっと頻繁に行っていたので、やはり中国の反日感情は気がかりだった。小泉首相の靖国参拝問題で、中国で反日活動が活発化したときを思い出す。私が接する中国人は普通に接してくれたし、直接困った目に…

中国 「抗日救国」バッジ

中国でことあるごとに発生する反日活動。今回のも、またアレが始まったか、ぐらいに考えていたのだけど、どうもいつもよりもヤバイ感じ。 この状況を踏まえて、日本でも強硬な意見が目立ち始めた気がするが、今や中国は日本の最大の貿易相手国。果たしてどう…

中国 満州赤十字会社員章

中国では土日休みの週休2日制が定着して久しいので、おかげで土曜日ともなると反日デモ、というのが最近のの定番らしい。 まったく、領土問題というのは、白黒つけようとすると結局戦争に訴えるしか手はないのかと思う今日この頃。 尖閣諸島に領土問題は存…

中国 「毛主席は永遠に不滅です」逝去バッジ

共産主義政党であることを辞めて開発独裁政党となった中国共産党。おかげで、「必勝無敗の」「永遠に輝きを放つ」とさんざん喧伝されていたはずの毛沢東思想もすっかりどこへやら。まあ、世の中ってのはえてしてそんなもの。去る者は日々に疎し。生きている…

中国 2008北京オリンピックマスコットバッジ

気がつけば、ロンドンオリンピックまであと2週間を切った。今のところ全くオリンピック開幕ムードを感じられないが、まあ始まれば始まったでそれなりに盛り上がってはくるのだろう。 さて、オリンピックといえば、必ず登場するのがマスコットキャラクター。…

中国 雷鋒同志バッジ

そんな中国で、ちょっとした「最美現象」が流行っていると、テレビでやっていた。ちょっとした美談がマスコミやネットで大きく取り上げられているのだという。 大ケガを負いながら乗客を無事助けたバス運転手、子供を交通事故から救った教師、ホームレスの子…