徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

ブルガリア エスペラント100周年・ザメンホフバッジ

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今か今か・・・と待ち続けた発表があった。
そう!
前にも書いたけど、来年横浜で開催される、第92回エスペラント世界大会のシンボルマーク発表だ!

無駄と知りつつ、締め切りギリギリで応募したのが昨年11月末。あれから3か月。
2月末までにホームページで公開されるということだったので、先週から見てたんだけど、やっと昨日発表された。
http://www.k4.dion.ne.jp/~uk2007/japane/simbolmarko.htm

うーん・・・私のよりは確かにアカヌケてるなあ。ああ、やっぱり負けだ。残念。
まあ、採用作にケチをつけるわけじゃないけど、やっぱりエスペラントのシンボル「緑星」はどこかに入れて欲しかった気がするなー、っと。
まあ応募したときから、ああこれじゃダメだよ・・・と思っていたので今さらガッカリはしないけど、発表を見るのがちょっとだけドキドキしたのは事実。
あ、大会ボランティアも募集してるなあ。ちょっといいな、これ。

というわけで、今日は久しぶりにエスペラントバッジを。
それも、エスペラントの生みの親であるドクター・ザメンホフのバッジだ。
メダルの上部は、エスペラントのシンボルカラーである緑色に彩色されている。

メダル裏面には「1887-1987 ESPERANTO ☆ 1907-1987 BULGARA ESPERANTISTA ASOCIO」とある。
つまり、エスペラント誕生(1887年)から100周年記念の年に作られたバッジだ。それも、1907年に成立したブルガリアエスペランティスト協会が作ったもの。
というわけで、来年開催される横浜大会は、エスペラント誕生から120周年の年でもあり、ザメンホフ死去90周年の年でもある。

ザメンホフの肖像を描いたバッジというのは、私が持っている中ではこれしかないが、この人の風貌はなかなかいい。

せっかくなので、ザメンホフ先生の言葉を引用する。

「・・・エスペランチストは、人類にとって極めて重要な事業のために戦っている。それは、空想的なところなど少しもなく、因習にとらわれている人々がどんなに反対し、いわゆる賢者達がどんなに嘲笑しようとも、遅かれ早かれ実現しなければならず、必ず実現される事業なのだ。夜の後に朝が来るのが確かであるように、時の長短こそあっても、エスペラントは国際的交流のための共通の使用に遅かれ早かれ採用されるだろう。・・・(中略)エスペランチストの戦いは、これからもなお長い間続くだろう。これからもなお長い間青二才の連中がエスペランチストに石や泥を投げつけ、愚劣な駄洒落の種にすることだろう。だが、来るべきものは遅かれ早かれやって来るのだ。」

ずいぶん久しぶりに彼の文章を読んだが、まったく揺るぎのない信念に改めて圧倒されてしまった。
なんと実践的で高邁な思想なのだろう。ついつい引き込まれてしばし彼の文を読みふけってしまった。

迫害に負けるな。嘲笑に耐えよ。人類の将来は、みんなのものだ。

ううっ、ザメンホフ先生!
やっぱりアンタはオレのヒーローだ・・・