徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

イギリス 救世軍(The salvation army)バッジ

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12月17日から、映画「キング・コング」が公開されたのでさっそく観てきた。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズがおもしろかったので、同じピーター・ジャクソン監督作品ということで関心を持ったからだ。
公開直後なので、あんまりネタバレなことは書かないようにしましょう・・・。

舞台は1933年、世界恐慌後のニューヨーク。その冒頭のシーン!職を失った貧しい労働者に、街角でスープの配給を行う救世軍が登場する(これから観ようと思ってる人は見逃さないでくださいね!赤と青がシンボルマークの制服、ほんの一瞬です)。
つい思わず、おっ・・・と口の中で声をあげてしまった。巨大ゴリラよりも先に私の心をつかんだシーンだ(笑)。

救世軍」・・・英名"The Salvation Army"。日本でも社会鍋で有名だが、150年近い歴史を持つれっきとしたキリスト教プロテスタント系の宗教団体だ。
神保町周辺をうろつきたがる人にはおなじみのはず。岩波ホールのすぐ近くに「救世軍本営」と書かれたビルがそびえている。

不思議なキリスト教団体もあったもので、組織や用語がすべて軍隊式!
まず制服(個人的には、昔のタイプのほうが好きだ)があって、信者は「兵士」、教会は「小隊」、牧師は「士官」と言われる。さらに、神学校は「士官学校」、賛美歌は「軍歌」、といった調子で徹底している。

そんな救世軍のバッジをひとつ紹介する。
ごくごく小さいバッジで、救世軍の旗(軍旗という)と、The Salvation Armyと書かれている。
青は神の清さ、赤はイエス・キリストの血、黄は聖霊の炎を表すという。

救世軍は興味深いので、そのうちまた改めて紹介したいと思う。