徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 検察官記章・検察事務官記章

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検察庁パンフレット「検察庁 真実を見つめ社会正義の実現のために犯罪に立ち向かう」より

国会では散々論戦が繰り広げられ、メディアでも大きく報じられ、最近ではSNS上でも話題をさらった東京高等検察庁検事長の定年延長問題

どうなることかと思っていたら、当事者による賭けマージャン疑惑発覚でいきなり辞任で、この件終了。これにはさすがに驚いた。

賭博疑惑もさることながら、コロナ自粛中の麻雀だったというのも大きく響いたのだろう。いやー、コロナ騒動もどこでどう影響するか分かったものではない。

実は個人的には、別に人を殺したわけでもなく、このくらいのスキャンダルなら、無視して正面突破で予定通り行くのかと当初思っていたのだが、微罪とはいえ恥ずかしすぎる事件ではあった。世論の批判に耐えきれないとみて辞任に至ったようだ。

というわけで、今回は検察官と事務官のバッジを紹介する。私のコレクション中にはこんなものはないので、イラスト画像のみ。

検察官が活躍するドラマなどによるものか、この検察官記章はかなり有名なようである。 別名は、「秋霜烈日バッジ」という。

 

検察庁サイトには、次のようなQ&Aが掲載されている。

Q 検察官の付けているバッチ(検察官記章)のデザインはなんですか。


  検察官のバッチの形は,紅色の旭日に菊の白い花弁と金色の葉があしらってあり,昭和25年に定められました。その形が霜と日差しの組合せに似ていることから,厳正な検事の職務とその理想像とが相まって「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)のバッチ」と呼ばれているようです。
  「秋霜烈日」とは,秋におりる霜と夏の厳しい日差しのことで刑罰や志操の厳しさにたとえられています。

なお、裏面には「検察官」の文字とシリアルナンバーが打たれているらしい。

この種のバッジとしては遠目にも目立つデザインといっていい。一方事務官のほうは五三の桐紋に「検察」の文字、しかもなぜか茶色一色。

 

しかし、検察庁パンフレットにある「真実を見つめ社会正義の実現のために犯罪に立ち向かいます」と、今回の賭けマージャンとのあまりの差に、一体なんと言ったらよいのか・・・という気分になった。