なんだか必要以上にエラソーなメダルなのだが、戦前の大日本消防協会のメダルである。手に取るとわかるが、分厚いツクリと重量感。よく見ると、長目の裏足(留め金具)にはシリアルナンバーが刻印されている。
よく見ると、楕円のメダルの周囲は「消」の字で囲まれているのがわかる。
うーん、すごいデザインだ。身も蓋もないと言うか、見ようによってはちょっと可愛い・・・かもしれない。
実はメダル自体もエラソーな感じだが、箱もついていて、黒い漆塗りの箱で内張は紫色の絹とベルベット張り。
以前も戦後の消防メダルを紹介したが、どうもそのセンスは戦前から引き継いできているものとしか思えないのであった。