徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 福岡市議員章

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2016年オリンピック開催地として、日本国内候補として争っていた東京都と福岡市。一時は福岡市の優勢が伝えられるも、結局は東京に決定。まあJOCとしては、名古屋、大阪の敗北がトラウマになっているのじゃないか。
名古屋や大阪でも負けたのに、福岡で勝負になるのか・・・と考えるJOC委員が多かったとしてもわからないでもない。最近の傾向を見ていると、世界の名だたる首都・大都市が候補として名を連ねている。開催地は、アテネの後は北京、ロンドンが続くのだ。それに続く開催地として、果して、福岡で世界で票がとれるのか、と。

まあそれはわかる。だが、東京となると、新味が薄れるのもまた事実。1964年の東京オリンピックは国家プロジェクトとしても大成功に終わったが、いまなぜ東京か、という点で斬新な魅力的コンセプトが打ち出されているとは言い難いように見える。

それにやっぱり福岡市といえば最近印象に強いのが、例の福岡市職員による飲酒運転死亡事故。幼い3人の子がなくなったという悲劇に加え、ひき逃げ・隠蔽工作などの悪質性がクローズアップされた。
オリンピック日本候補地の選定の直前で、まあこの事件が招致合戦にマイナスに働いたとは考えにくいが、いずれにせよ福岡市にしては二重のダメージだったろう・・・
新聞報道では、オリンピック招致運動で、福岡市は2億円を消費したと伝えられた。

まあ東京が2016年のオリンピック開催を勝ち取れるとは限らない、いやむしろ無理だろう。この程度の傷で済んだと言えばあきらめもつくだろうか。いや、無理だろうとは思うが。

バッジはおそらく昭和30年代の福岡市議員章。この頃の議員さんのバッジって、今よりもずっと立派な気がする。
ところで、中央に描かれたこの市章、なんだかわかりますか?
答えは「9つのフの字」なのだそうだ。フの字が9つで「福」。言われてよく見れば、あぁ~という感じ。ダジャレ系市章といえよう。