徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ ブッシュ大統領&ビンラディンバッジ

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またあの日が・・・5年目の9月11日がやってきた。なんだか、アメリカにとってこの日は、日本の原爆記念日に相当する悲劇の日として定着していくのだろうかなあ。

そういえば、「チームアメリカ ワールドポリス」という、お下劣とギャグとパロディ満載の人形劇映画で(注:これ、サンダーバードっぽい人形劇映画だが、子供や彼女と一緒には絶対見ない方がよい。老婆心ながら)、
「情報では、911の100倍のテロが計画されているらしい」
「なんだって!ということは・・・91100か!」
とかなんとかいうギャグがあったが、ソレハサテオキ。

前にも書いたけど、あの日は私は北京にいた。ニュースを見ていなかったせいで、なにがあったのかは翌日、日本に帰ってきてからテレビで知った・・・どうりで北京空港が混乱していたわけだ。
もっとも、私はエコノミーチケットだったのが急きょ便を変更させられたせいでビジネスクラスになって、やあラッキーなこともあるものだ、などと能天気なことを考えていたのだが。

だが、その後の世界では能天気とはほど遠い、悲劇の拡大生産が行われていく。その先頭に立ったのは無論やられた側のアメリカである。あるニュースキャスターは、「アメリカの最も良い部分が破壊された」と語ったが、なんだかわかる気もする。
アフガニスタンイラクはもとより、「テロとの戦い」を前面に押し出してブッシュ政権は反アメリカ勢力に戦いを挑んだ。
その結果が今日ある。ブッシュの支持率はどうなったか。ヨーロッパで対イラク戦争にせっきょくてきに荷担した政治勢力がどうなったか。そして、世界は平和になったか。悲劇が大きかっただけに、考えるほど虚しい。

もういいや。世界の政治状況は別のヒトがいくらでも語ってくれるだろう。私はバッジを語ることにする。
ブッシュ大統領と、アルカイダ指導者ビンラディンのバッジ。背景が消されていて、2人が並んで記念写真でも撮っているように見える。これはアメリカのバッジだが、反ブッシュ派が作ったアンチブッシュキャンペーンバッジのようである。
「each one makes the oter look good」・・・ビンラディンがいるからブッシュが良く(頼もしく)見えるし、ブッシュがいるからビンラディンが良く(敵を倒すヒーロー)に見える。
言うなれば、「同じあなの狢」という感じか。

ビンラディンは、まだ捕まっていなかったな、そういえば。