堂々と中央に「震」の一字をデザインしたバッジ。「東京震災記念事業協会」なる団体の詳細は不明。
関東大震災後の復興に関する記念行事を担当した団体が功績者に送ったバッジであろうか。
1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災は、記録的な自然災害であるが、それによって当時の社会のゆがみが、様々な事件として吹き出した。
それはさておき、このバッジ。銀の素材に赤い七宝で、なかなか美しく仕上がっている。
左右にうねった「震」の字体に、なまずのヒゲを連想してしまうのは、私だけでしょうか。