徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

ウルグアイ 第8回ユネスコ総会バッジ

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今やすっかり世界遺産ブーム。なんだかしょっちゅう世界遺産番組をやっている気がする。単なる観光資源という軽薄なモノじゃなく、その価値を国際機関が認めているというところにアリガタミがあるような気がするがどうか。

気がつけば、日本の世界遺産も13件(文化遺産10,自然遺産3)もあるのだった。日本が世界遺産条約を批准したのは1992年と遅かったが、翌年にはまず姫路城や法隆寺屋久島、白神山地が登録。
うん、この辺までは私も覚えている。

だがその後、日本の世界遺産登録はあれよあれよという間に進んでいき、日光や厳島神社原爆ドーム琉球王国遺跡も世界遺産だと聞くと、アレそうだったっけ?と思う人が多いのではないか。13件、全部言える人がどれだけいるだろうか。

さらに、えーこんなのまで!?という世界遺産登録を目指す候補がたくさんあって、登録運動を展開している。
「富士山」とか「鎌倉寺院群」、なんていうのは条件を整えれば可能性がありそうな気もするが、「太陽の塔」、「高尾山」、「埼玉古墳群」というのはちょっとシブすぎる気も。あ、でも「松代大本営」なんてちょっとおもしろいかもな。

余談が過ぎたが、この世界遺産登録を行っているのが国連の一機関、ユネスコ(UNESCO)、国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)である。
ユネスコの正式名称言ってみろなんていわれても、みんな知らないよね?

このバッジは、1954年に南米ウルグアイの首都モンテビデオで開催された、ユネスコ第8回総会の記念品のようだ。
このバッジのおもしろさは、この総会において、バッジにも描かれているとおりのユネスコのシンボルマークが制定されたことである。

社団法人日本ユネスコ協会連盟のサイトによれば、「人類の英知を結集して創設されたUNESCOは、古代ギリシャ文明がもたらした精神的遺産に敬意を表し、英知のシンボルであるパルテノン神殿の正面の姿にUNESCOの6文字を配して標章をデザインされました。」
ははあ、パルテノン神殿だったのか。勉強になるなあ。