徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 成都市紅代会胸章2枚 ~中国旅行編その7~

イメージ 1

成都の中心地に毛沢東の巨像が今も建っていることは知っていたが、まさにここがこの街の「ミニ天安門広場」として作られていたことは知らなかった。1966年に始まる文化大革命は、ここでも熾烈を極めた。
そう、あのベストセラーにもなった「ワイルド・スワン」に描かれる文革の舞台は、ここ成都であった。

それはともかく。
まあせっかく地方に来たのだから、やっぱりその地方のモノを手に入れたい。そんな気持ちで骨董市を眺めていた私の目にとまったのがこの紅衛兵の胸章だ。
以前、天津市の同じような胸章を紹介したことがあるので、そちらも参照して欲しい。
どこの地域にも似たような形式の胸章が作られたのだ。

上の一枚は革製で、裏面を見ると、「1970年11月」という発行時期と16歳の女の子の名がある。
下のはビニール製で、「1973年11月紅衛兵組織に加入」と書いてある。
70年代にはいると、文革勃発直後のような激しい紅衛兵運動はなくなるが、文革終結するまでは紅衛兵組織自体は存続することになる。
果たして彼らは、その後どのような人生を送ったのだろうか。


おまけ画像。赤ちゃんパンダ。かなり器用に木に登っていきました。
イメージ 2

(バッジとは関係ありません)