徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 「日中両国人民戦斗的団結万才」バッジ

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長野での聖火リレーは、今日午前、厳重な警戒態勢の中で行われ、ともあれ予定どおり終了した。
コースへの乱入者や、一部小競り合いなどもあったようだが、ロンドンやパリでの混乱を見て事前に準備できたせいか、極端なコースの短縮や、非公開のコース変更などの裏技を使うこともなく終了。・・・

私はテレビで中継を見ていたのだけど、うーん・・・普通ねえ、少なくとも日本では、平和・人権団体と右翼団体ってのは、基本的には対立関係にあって、お互いに嫌い合っているわけだけど、今日の長野では左右の奇妙な共同戦線(?)が成立しているのであった。

それにしても、沿道でいろんな旗が振られていたのが個人的にはおもしろかった。
まず、中国国旗(五星紅旗)や北京五輪の旗、対してチベットの旗(雪山獅子旗)、反北京五輪旗(手錠でできた五輪旗
さらには、平和の旗(虹の旗)、ウイグルの旗、日章旗に混じってなぜか海軍旗・・・そして、一番ワケの分からなかったのが、黄色に3本の赤線の入った南ベトナムの旗(笑)
かつての南ベトナム系難民でもいたのだろうかね?それにしても北京五輪聖火リレーで何をアピールしようと?

混乱を起こしながら、聖火は次に韓国に向かった。あちらでは果たしてどんな騒動が待っていることか。北朝鮮ではおそらく整然と歓迎されるんだろうけど。

さて、バッジだ。今日は五輪とは関係ないヤツを。
今日の一枚は、「日中両国人民戦斗的団結万才」。裏面には「日本 東京 1968」文化大革命バリバリの頃のモノである。
実はこのバッジは、以前北京で入手したモノだ。おそらく中国を訪れた友好団体のメンバーが記念に残していったモノであろう。どんな団体が作ったものかぜひ知りたいところだが、詳細は不明である。

直径35mmと、この種のバッジでは結構大きい。銅製で分厚いツクリのため、重厚な雰囲気の漂う一品だ。
「戦闘」→「戦斗」
「万歳」→「万才」
という略字表記がいかにも「運動」っぽくてカッコイイじゃん、とミーハーな私は思ってしまうのだが。

なお、これまでに紹介した日中友好関係バッジはこちら。
日本 はぐるま座訪中公演記念バッジ
日中両国人民戦闘的友誼万歳