チェコ北部の街テレジンは、第二次大戦中ナチスの強制収容所があったので有名な場所だ。今もその跡地が公開されている。
テレジンでは、収容されたユダヤ人など3万人以上が死に、8万人以上がここからアウシュビッツなどに送られたという。
テレジンでは、収容されたユダヤ人など3万人以上が死に、8万人以上がここからアウシュビッツなどに送られたという。
その記念バッジである。
1962の年号が何を意味するかよく分からないが、なにかしら記念イベントでもあった時に作られたバッジと思われる。
1962の年号が何を意味するかよく分からないが、なにかしら記念イベントでもあった時に作られたバッジと思われる。
鉄条網に囲まれた収容所で、囚人服を着た人間の拳が黒い空に向かって突き上げられている。全体に黒と灰色のモノトーンのバッジは、強制収容所の悲惨さを表しているようにも見える。
東欧を中心として、こうした強制収容所関係のバッジがいろいろ作られていて、なんともすごい。日本でも核兵器反対運動関係のバッジも多数作られてきたわけだが、ヨーロッパ各地にある強制収容所のほうが、私としては何とも恐ろしく陰鬱に感じてしまう。