徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 万世橋警察署の懇話会役員之章

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今日午後発生した秋葉原歩行者天国の通り魔事件。私は平和に1日ゴロゴロしていたのだが、ニュースを見ていて、すぐにこれが相当ひどい事件だということが分かった。

通り魔で、7人も殺害するというのはあんまり例がないんじゃないかと思う。日曜の昼の秋葉原といえば、買い物客でさぞやにぎわっていたことだろう。被害者の誰に、こんな事件に遭遇することは想像できようか・・・。

オタクの街として、秋葉原はすっかりメジャーな街になってしまった。それがこのような事件を招いてしまったのか。最近話題になった路上パフォーマーはすっかり取り締まられてしまっているようだが、ここを訪れる多くの人が持っていたカメラや携帯によって、犯行時の映像・画像が早くもネットにアップされた。
25歳の犯人も、そうなることは当然わかっていたはずである。ある意味、「劇場型犯罪」といえようか。

犯人は、万世橋警察署に連行、取り調べを受けている。秋葉原駅から見て、駅前ラジオ会館のすぐ向こう側だ。神田川にかかる万世橋を挟んで、旧交通博物館と向き合う位置にある。
怪我を負った警官や、取り押さえた警官もここの署員であったようだ。

うーむ・・・あまりの凶行に、つい熱心にニュースを見てしまった私だが、ふと「万世橋警察」のバッジがあることを思い出した。ずいぶん昔、手に入れたはずモノだったけど・・・と、気になって、探すこと約30分、やっと見つけ出したのがこれ。
あまりたいしたモノじゃないが、せっかくなので紹介することにする。

14弁の菊花紋に旭日章、その中央に「萬」の文字。純銀地に金メッキのバッジで、襟につけるネジ止め式だが、やや大きめで、分厚いツクリである。そのため、手に持つとけっこうズッシリ感がある。見た目にもなんだかいかにも偉そうな雰囲気が漂う。
裏面には、「万世橋警察懇話会役員之章」と、silverの刻印。つまり表の「萬」の字は、万世橋の萬である。

警察の懇話会というのは、よくわからないがネットで調べてみたら、要は地域の警察活動について意見交換や提言を行うための、地域の有識者や機関の代表者からなる組織のようである。今もあちこちの警察に置かれているようだ。
このバッジは、その役員がつけるバッジで、会合の時とかにつけていくのであろう。