たまにはなんか変わった国のバッジでも紹介しようかなーと、さっきまでコレクションケースを漁っていた私。
しかしなあ・・・いつもながら困るのは、まあいろんな国のバッジがあるにはあっても、バッジの正体そのものが不明なのが多いことだ。
誰だかわからない人物肖像。読めないスローガン。意味不明の略称。・・・・
しかしなあ・・・いつもながら困るのは、まあいろんな国のバッジがあるにはあっても、バッジの正体そのものが不明なのが多いことだ。
誰だかわからない人物肖像。読めないスローガン。意味不明の略称。・・・・
だがまあ、だからといって無視するのも惜しまれる魅力的なバッジも少なくはない。ま、それじゃなきゃコレクションに加えようという気にはならないわけだが。
この画像のバッジもそんなコレクションのうちのひとつ。
大きめのバッジで、高さは50mm近い。銅製で、多色の七宝で彩色されている。
かろうじてわかることは、銃を持った兵士の掲げる旗から、レバノンのものらしい、ということである。赤白ストライプの中央に、レバノンの象徴である「レバノン杉」が描かれた旗だ。
旗や兵士の足下になにか書かれていて、たぶんスローガンなのだろうが、残念ながら意味は不明だ。
大きめのバッジで、高さは50mm近い。銅製で、多色の七宝で彩色されている。
かろうじてわかることは、銃を持った兵士の掲げる旗から、レバノンのものらしい、ということである。赤白ストライプの中央に、レバノンの象徴である「レバノン杉」が描かれた旗だ。
旗や兵士の足下になにか書かれていて、たぶんスローガンなのだろうが、残念ながら意味は不明だ。
で、これがなんのバッジかは正確なところはこのスローガンらしき文字を解読するほかないが、絵柄からいって、そしてバッジのツクリの古さから見て、レバノン独立にかかる記念バッジではないかと推測する。巨大な国旗を掲げた兵士の姿は、国民意識を高揚させるシンボルであろう。少なくとも、どう見ても70年代以降のレバノン内戦がらみのものとは思えない古いツクリである。
レバノンは第二次大戦中、欧米の政治的意向でフランスからの完全独立が果たされる。だが、宗教間対立やパレスチナ問題から、70年代から始まる内戦で、ひたすら国土は荒廃していくのである。
私は以前書いた当ブログで、中東のバッジには傑作が少ない、と嘆いたことがあるが、このバッジは数少ない例外である。
私は以前書いた当ブログで、中東のバッジには傑作が少ない、と嘆いたことがあるが、このバッジは数少ない例外である。
今回はやや画像を大きめにスキャンしてみた。
出来栄えの良さをつくづくと眺めてみていただきたいと思う。
出来栄えの良さをつくづくと眺めてみていただきたいと思う。