壮絶な災害報道を連日見聞きしすぎたためか、パーッと遊びに行くのも、デモ行進で労働者の権利を訴えるのも、何となくはばかられる心境になってしまう日本のゴールデンウイークである。
もっとも、私に限って言えば、今日も家でゴロゴロしているうちに夜になってしまったのは震災のせいもなんでもなくて、例年のゴールデンウイークの姿。幸運をかみしめるべきだろう。
もっとも、私に限って言えば、今日も家でゴロゴロしているうちに夜になってしまったのは震災のせいもなんでもなくて、例年のゴールデンウイークの姿。幸運をかみしめるべきだろう。
今日はせっかくのメーデーなので、メーデーバッジを紹介しよう。
世界中で数多くのメーデーバッジが作られてきたが、やはり古いモノほど味わい深い名品が多い。
画像のバッジは、裏面の刻印から、ウイーンのメーカー製であることがわかる。1928年の作である。
腕まくりしたたくましい腕は、労働者の強さを表現している。肩を並べた男女の労働者はまったく対等で、そこに性差別の陰はない。
世界中で数多くのメーデーバッジが作られてきたが、やはり古いモノほど味わい深い名品が多い。
画像のバッジは、裏面の刻印から、ウイーンのメーカー製であることがわかる。1928年の作である。
腕まくりしたたくましい腕は、労働者の強さを表現している。肩を並べた男女の労働者はまったく対等で、そこに性差別の陰はない。
人間の描き方といい、服のひだの表現といい、小さいバッジながら素晴らしい造形力。左下の方に見える文字は彫刻家の名前であろうか。
単なるイベントバッジとはいえ、ヨーロッパ徽章文化の香り漂う一品だ。残念ながら、今ではヨーロッパでも豊かな徽章文化を感じさせる作品は減る一方である。
単なるイベントバッジとはいえ、ヨーロッパ徽章文化の香り漂う一品だ。残念ながら、今ではヨーロッパでも豊かな徽章文化を感じさせる作品は減る一方である。