また角界の話題で恐縮だが、今度は琴欧州。ブルガリア出身でヨーロッパ人としては初めての大関に昇格。しかも、史上最速の大関昇格という記録つき。2mを超える身長と長い手足の持ち主で、ちょっと相撲取りらしからぬ体型だが、なかなか好感の持てる青年でもある。
さて、ブルガリアと言えば旧共産圏の東欧の国だが、戦後共産ブルガリアの初代首相となったのがゲオルギー・ディミトロフ。貧しい労働者家庭に生まれ、労働運動に参加、政治家として頭角を現わしていく。国際共産主義組織であるコミンテルンで執行委員会書記長となる。戦後はブルガリアでは建国の父となった。・・・死後、遺体はレーニン同様永久保存となるが、1989年、共産党体制崩壊により、ようやく火葬された。
今日の勲章は、恐らくこれまで紹介してきたどれよりも高価なもの。たぶん第2バージョンだと思われる。メダル本体は14金製らしい。ソ連のレーニン勲章に対応する、ブルガリアの最高級の勲章。デザインもレーニン勲章とそっくりだ。