徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 スターリンバッジ

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今ロシアで行われているソチ冬期オリンピック。日本が記録的大雪に見舞われている中、ソチは春の陽気だというのだから皮肉だ。雪ではなく雨が降っている映像も映っていたが、それでも冬のオリンピックも何とかなっちゃうもんだね。

ソチは保養地として有名だが、1920~30年代にスターリンによる基盤整備が行われたことで大きく発展したという。スターリンはこの地を気に入り、別荘を構えている。この別荘は今も残っており、観光名所として人気が高いそうだ。ソチを訪れるなら、確かに見てみたい気がする。
ロシアでは、スターリンの評価は今も大きく分かれている。残忍な独裁者か、祖国を侵略から守ったタフな指導者か。しかし、考えてみれば今回ソチでオリンピックが開催されるのも、歴史を辿ればスターリンあってこそのこととなるのだろう。

さて、そのスターリンバッジだが、これまでにも当ブログで数々紹介してきた。中国はスターリンバッジの宝庫である。
今回のスターリンバッジは、銀製でやや薄造りなタイプ。裏面には「国営上海金店90銀」の刻印がある。この刻印のある他のバッジから、50年代初め頃の作と推測される。
肖像の出来は、他の中国製スターリンバッジに比べてもなかなか優れている。