中米に飛んだついでに、次はキューバのバッジでも紹介しよう。
キューバ建国の父、ホセ・マルティ(1853~1895)のバッジ。
恐らく生誕100周年記念(1953年)バッジと思われる。
現在でも国家の英雄であり、ハバナの国際空港にも「ホセ・マルティ国際空港」とその名を冠しているほか、市内には記念像や記念館が建てられている。
マルティは詩人でもあり、10代の頃から反スペイン独立運動に参加し、18歳にして逮捕、スペインに追放。キューバに戻ってからも革命活動に邁進し、奴隷制度反対運動や、反スペイン武装闘争に参加。1895年5月19日、43歳にしてスペイン軍との戦いで銃弾を受け、戦死したという。
ゲバラやカストロの革命にもその精神は受け継がれ、今も建国の父として尊敬を集めている。