徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 中央国術伊川分会幹部訓練班証章

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この週末、レンタルDVDで、ジェット・リー主演の「SPIRIT」を見た(笑)。
でもこれ、実は期待以上におもしろかった!ストーリーは単純だが、清末の混乱期を時代背景に、天津で活躍した武術家の栄光と挫折、そして再生と活躍を描いた作品。・・・とかなんとかいうよりもまあ、ジェット・リーのアクションは相変わらずスゴイ!ので楽しめる。
日本人武道家として中村獅童がでてくるのだが、こちらとしてはワイドショーを騒がせた不倫スキャンダルを思い出してしまって・・・いや、それは映画とは関係ない(笑)。いい役で出てます。
ラストサムライ」で悪役大臣?大村としてでてくる原田眞人がやっぱり悪役日本人として出ていて、いい味出してるよなあ、と。

映画は実在の霍元甲という格闘家をモデルにしたものらしいが、もちろん大幅に脚色はされてるんだろうから、どこまで史実かはよくわからない。しかし、彼が設立した武道組織「精武体育会」は今も実在する。

さて、中華民国に入ってからの中国武術がどうなったかというと、1928年、国民政府は中国武術の研究と武術家の育成のため、中央国術館を設立した。本部は南京に置かれて各地に分会が作られ、武術の振興が行われた。

このバッジは中央国術館の地方支部の証章である。伊川県は河南省洛陽市にある。
「術」という字に中国武術の武具、剣、刀、戟、槍が描かれている。

なんとなく「そのまんま」的な感じがするデザインが中国の徽章にしばしば見られるが、これもそうだよなあ・・・。