もっともヨーロッパ左派の担ぐ毛沢東は、今や単なるシンボルなのだろう。いまだにマジモンのマオイストがそうそうウィーンの街角あたりを闊歩しているとは、正直ちょっと思えない。中国共産党中央ですら、口で唱えることはあっても、マオイズムを信じていないのだから、まあそれが当然だ。
もっとも、アジアや南米など発展途上国では今も活発に活動しているが・・・
もっとも、アジアや南米など発展途上国では今も活発に活動しているが・・・
が、いまから30年ばかり前には、バリバリのマオイストが世界のあちこちを闊歩していた。
このバッジの、ボブ・アヴァキアンもそのひとり。アメリカ最大の毛沢東主義グループアメリカ革命共産党(Revolutionary Communist Party、1975年設立)の指導者である。
驚いたことに、1979年に鄧小平が訪米した際、ホワイトハウスで鄧小平に対する抗議行動を起こして刑事起訴され、以来西ヨーロッパに移る。
このバッジの、ボブ・アヴァキアンもそのひとり。アメリカ最大の毛沢東主義グループアメリカ革命共産党(Revolutionary Communist Party、1975年設立)の指導者である。
驚いたことに、1979年に鄧小平が訪米した際、ホワイトハウスで鄧小平に対する抗議行動を起こして刑事起訴され、以来西ヨーロッパに移る。
しかし、四人組も打倒されて文革が幕を下ろし、鄧小平路線が本格化し改革開放が始まった1979年の時点で毛沢東主義の観点から鄧小平を批判しようというアメリカ人がいた(!!)わけだ。実に奇特なことというほかない。
このバッジは、ボブ・アヴァキアンの釈放を訴えるキャンペーンバッジ。
「毛沢東容疑者(アヴァキアンらのこと)を釈放せよ!」「ボブ・アヴァキアンの不法逮捕をやめろ!」とある。革命共産党グループの作ったバッジであろう。
しかしなんとも野性的な面構えの男ではある(というかちょっと怖い)。
「毛沢東容疑者(アヴァキアンらのこと)を釈放せよ!」「ボブ・アヴァキアンの不法逮捕をやめろ!」とある。革命共産党グループの作ったバッジであろう。
しかしなんとも野性的な面構えの男ではある(というかちょっと怖い)。
ああ。それにしても世界って広いのだなあ・・・