昨日、パレスチナ自治政府が国際連合への加盟申請を申請し、日本でも大きなニュースとなって報じられた。当然のことながら、イスラエルやイスラエルを支持するアメリカはこれに反対姿勢をとっているが、今年の入ってからの中東各国での民主化運動といい、中東の情勢が転換点を迎えつつある気がする。
こうして世界史というのは動いていくのだなあ。
こうして世界史というのは動いていくのだなあ。
というわけで、今日の一枚はイスラエル国旗のバッジ。下に書いてある文字(ヘブライ語)がなにかわからなかったが、イスラエル国章にある文字と同じことが判明。で、イスラエル国章について調べてみたら、まさにこの文字が「イスラエル」なのであった。
イスラエルの公用語である現代ヘブライ語は、死語となった古代ヘブライ文字から20世紀に入って言語として復活させたものである。失われた言葉さえ復活させ、公用語として成り立たせてしまう気合いは恐ろしいほどだ。20世紀シオニズム運動の本気度を感じさせる。
もっとも、パレスチナ解放運動の熱さもそれにひけを取っておらず、したがって流血の惨事は延々と続くばかりなのであった。