徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ 社会主義労働者党バッジ

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最近、欧米関係バッジの紹介が少ないのに気がついたので、今日の一枚はコレ。

個人的にシンボルマークが好きなアメリカの社会主義政党「SLP(Socialist Labor Party)」のバッジ。労働者のたくましさを表現した筋骨隆々の腕。振り上げたハンマーは、社会建設かはたまた旧社会粉砕の象徴なのか。
SLPは、1876年に成立したアメリカでは最も古いマルクス主義社会主義政党で、このシンボルにも時代の雰囲気を感じることができる。

SLPのバッジはすでに何点か持っているが、このバッジは小さいながら特に造形がよい良品。襟元につければ腕とハンマーが浮き上がって見え、よく目立つこと必至だ。
裏面には14kt(=14k)の刻印があり、14金製というのもうれしい。手に持ってみると、かすかに金の重みを感じる。
アメリカでも、やっぱり昔のバッジはいいなあ・・・。

ところで、これまで見てきたSLPバッジで気になっているのが、ハンマーの形状がどれも微妙に違っていることだ。この画像のハンマーは、一方がタガネ状に尖っているが、ボールピンハンマー(片側が半球状)型だったり、木槌型だったり、かなり幅がある。

一体どれが正しいのか。
公式サイト(http ://www.slp.org/)で確認してみると・・・うーん? なんというハンマーなのか、片側が広く反対側が小さくすぼんだ形状をしている。木槌ではないように見える。公式サイトの画像である以上、一応これが正式のカタチなのだろう。
昔はその辺が徹底されていなかったのだろうか。SLPバッジを探せば、まだまだ違った形のハンマーが出てきそうな予感だ。

【関連の既出項目】
ボールピンハンマー型
木槌型