徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 国民新党バッジ(党員章)

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2009年の衆議院総選挙で大勝利を収め、歴史的な政権交代を成し遂げた民主党。選挙戦では、政策目標をマニフェストとして訴えた末の勝利であった。発表当時からすでに「こんなマニフェストが本当時実現できるのか」と私も内心疑問に思っていたのが、その疑問があまりにも的中しすぎたのには逆に驚くしかない。
民主党のカラ手形=マニフェストはともかくとして、今後の日本の将来を考えるとやはり消費税率引き上げはやむを得ないのではないかという気分にもなってくる。
だいたい、国民のほとんどが無党派層なのだから、民主党などなくなろうとどうなろうと大きな問題ではないのだ。誰が遂行するかはどうでもいいので、政策の中身こそが重要なのだ。消費税法案成立とともに民主党が消えたとて、将来の日本のためになるのなら、本望ではないか。
分裂騒動をわびる必要などない。どうせ民主党がなくなったところでそれを惜しむ人などごくわずかなんだから。

さて、そんな民主党と一応連立政権を組んでいるのが国民新党である。小泉総理時代、郵政民営化に反発して自民党を飛び出した人たちのグループである。こちらも消費税率引き上げ問題ではある意味民主党の以上にもめ、絶対反対の亀井静香は仲間から党代表をはずされてしまった。連立政権とは難しいモノだ。

今日の一枚は、党員数などを考えればけっこうレアだと思うのだが、国民新党のバッジ(党員章)である。
「人」の字をデザイン化したわかりやすいマーク。知らない人も多いだろう。
ところで、「人という字は支え合ってできている」などという程度の低い妄説を信じている人がけっこういて困るが、漢字の成り立ちから見れば、「自分の足でしっかり立つ」のが人という字なのである。
このデザインを見ていると国民新党の人って、ひょっとして「支え合って、人となる」の説を信じているんじゃ・・・とちょっと心配になる。
黄色とオレンジの配色といい、丸みがかった全体の形といい、最近の政党シンボルはみんなソフトになってきたなあと感じる。
国政進出をもくろむ大阪維新の会は、一体どんなバッジを作ってくれるんだろうか。ちょっと気になる。


【関連の既出項目】
民主党バッジ