ジェイムス・コノリーは、アイルランド市民軍を率いてイギリス軍と戦い、最後はイギリス軍に逮捕されて銃殺刑を受けたアイルランドの闘士である。
この人物はアイルランド生まれではない。北アイルランド出身の両親をもつエジンバラ生まれ。家庭は貧しく、イギリス軍に参加するが、アイルランドに駐在中イギリスによるアイルランド人に対する虐待ともいえる扱いを目の当たりにし、生涯変わることのないイギリス軍への反感を抱き続けたという。のち、アイルランド労働者組織のリーダーを経て、アイルランド共和軍のリーダーとなる。・・・
このバッジは、古いものではなく、最近作られたもの。今もコノリーがアイルランドの英雄となっていることを示している。
ＩＲＡ（アイルランド共和軍）は、北アイルランドのイギリスからの分離とアイルランドへ統一を目標に、爆弾テロなどを行ったが、現在は停戦合意に至った。
２００５年７月、イスラム原理主義グループと見られる組織による爆弾テロが、ロンドン中心部で発生したことは記憶に新しい。往事のＩＲＡテロを思い出した人も多かったのではないか。
