徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 救世軍バッジ

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年末といえば風物詩とも言えるのが救世軍の社会鍋。近年、街で見かけると募金に協力してきた私だが、今年はタイミングが悪かったのか、見ていないのだった。

当ブログではこれまで何回か救世軍関係のバッジを紹介してきたが、イギリス発祥にして万国本営(全世界本部のこと)をロンドンに構えるこの団体のバッジは、当然のことながらヨーロッパに多いのである。

しかし、救世軍は全世界に軍国(国単位の支部のこと。例えば日本では「日本軍国」という)を持つワールドワイドな団体であって、各地で独自にバッジを製作している。

プロテスタント系なためかどうかは知らないが、シンボルマークは全世界共通でも、そこに入れる文字は各国の言語を採用しているのも特徴だ。
画像は、最近やっと手に入れた日本の救世軍バッジである。おそらく戦前のモノと推定している。
シールド型のエンブレムの中に、王冠と星形のシンボルを上下に入れ、中央に斜めに「救世軍」の文字。
本場イギリスのモノとパターンはまったく一緒共通。(トラックバック参照)

「Salvation Army」を「救世軍」と訳したのが誰か知らないが、語感も含めて、私は巧みな訳だと感心しているところなのだ。