金日成バッジには色んな種類があって、後で機会があったらまとめて紹介しようかと思っていところだが、とりあえずこれは紹介しておこう。
一昔前、金日成バッジといったら丸型の、下に花模様の飾りのあるタイプがよく知られていたが、最近ではあのタイプのバッジはすっかり見かけなくなってしまった。代わりによく見られるようになったのが、この労働党旗型のバッジである。金日成死去後に作られたもので、従来の壮年期の肖像ではなく、親しげな笑顔を浮かべる老年の肖像である。この肖像のバッジにも数タイプあって、これはその中でもいちばん目にする機会が多い、全体が赤いバッジだ。つい先日も、6か国協議の北朝鮮代表がこれをつけていたのをテレビで確認した。
北朝鮮では、あらゆる勲章をおいて、最上部につけられる金日成バッジである。こういう例ってほかの国でもあるんだろうか。