だが、それでも当日は閲兵式や記念イベントなどが行われ、金正日総書記も姿を見せた。
その写真に私は注目した。
見て欲しい。報道写真に掲載された閲兵式の様子で、金正日総書記、金イルチョル人民武力相、金永春軍総参謀長、趙明禄国防委員会第一副委員長。金正日は、いつもの独特のジャケット姿だが、金日成バッジをつけていないことに注目したい。だが、となりの武力相は、元帥服にゴッテリと勲章をつけていて、その一番上に見えるのは党旗型の金日成バッジであると思われる。小さくて判然としないが、全体が赤いタイプのものに見える。
以前は金正日も金日成バッジをつけていたが、ここ2年ほどはつけなくなったようだ。金日成死去から10年を経過し、すでに次の体制に入ったことを示しているのかもしれない。
なお、金正日のとなりの武力相がびっしりつけている勲章類だが、上から金日成バッジ、共和国英雄メダル2個、金日成勲章2個、1級国旗勲章9個(!)、1級自由独立勲章2個、労働勲章(?)1個、と思われる(右胸のはよく見えない)。なにをすればこんなにいっぱい勲章がもらえるのやら・・・