徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

北朝鮮 10月10日の金正日

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10月10日は、朝鮮労働党の設立記念日でもある。しかも今年は60年目の節目の年で、25年ぶりの党大会も開催される。・・・で、何かおもしろい情報がないかと国際ニュースを注視していたが、なんだか特に目新しい情報もなし。注目の後継者についてもなんの動きも見られない。結局、今回は何の新発表もないだろうという見方まで出る始末。つまんないなー。
だが、それでも当日は閲兵式や記念イベントなどが行われ、金正日総書記も姿を見せた。
その写真に私は注目した。

見て欲しい。報道写真に掲載された閲兵式の様子で、金正日総書記、金イルチョル人民武力相、金永春軍総参謀長、趙明禄国防委員会第一副委員長。金正日は、いつもの独特のジャケット姿だが、金日成バッジをつけていないことに注目したい。だが、となりの武力相は、元帥服にゴッテリと勲章をつけていて、その一番上に見えるのは党旗型の金日成バッジであると思われる。小さくて判然としないが、全体が赤いタイプのものに見える。
以前は金正日金日成バッジをつけていたが、ここ2年ほどはつけなくなったようだ。金日成死去から10年を経過し、すでに次の体制に入ったことを示しているのかもしれない。

なお、金正日のとなりの武力相がびっしりつけている勲章類だが、上から金日成バッジ、共和国英雄メダル2個、金日成勲章2個、1級国旗勲章9個(!)、1級自由独立勲章2個、労働勲章(?)1個、と思われる(右胸のはよく見えない)。なにをすればこんなにいっぱい勲章がもらえるのやら・・・